天井の断熱のリフォーム費用は?「グラスウール敷き込み」「発泡ウレタン吹付け」の相場や「通気口・換気扇・小窓」の設置もご紹介

天井(屋根裏)断熱は、材料費+施工費で約13万〜50万円が目安。屋根そのものではなく天井面に断熱材を入れるため、短工期・低コストで冷暖房効率を高められます。一般的なグラスウールは費用対効果に優れ、発泡ウレタン吹付けは隙間を埋めて高気密に。いずれも換気口や気密・防湿処理が重要で、屋根裏を居室利用する場合は換気扇や小窓の追加も検討を。DIYなら材料費を抑えられますが、施工精度次第で効果が大きく変動するため、長期性能を重視するならプロ施工が安心です。

  • 最終更新日:2025年9月6日
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      目次

      天井の断熱リフォームする費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      130,000円〜500,000円

      天井の断熱リフォームする費用の相場ですが、「施工費用」「材料費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      天井(屋根裏)の断熱リフォームについて

      天井の断熱リフォーム

      天井裏の断熱リフォームは、比較的コストを抑えながら住宅の断熱性能を向上させることができる工事です。屋根そのものではなく、天井部分に断熱材を施工するため、施工範囲が限定され工期も短く済むことが多いのが特徴です。特に平屋住宅や屋根裏を居住空間として利用しない家では、天井断熱は効率的な方法として選ばれています。

      ただし、断熱リフォームを検討する際には「適した断熱材の種類」「施工における注意点」「屋根裏部屋を使う場合の対策」などを理解しておくことが重要です。

      天井断熱に適した断熱材

      天井断熱で最も一般的に使われるのはグラスウールです。ガラスを繊維状にした軽量素材で、耐久性・耐火性に優れているため、天井施工には非常に適しています。発泡ウレタンは軽いイメージがありますが、実際には固形化するとグラスウールより重量があり、天井にはあまり向きません。

      グラスウールを使った施工の特徴

      天井の骨組みの間にグラスウールを敷き詰める方法が主流です。施工性に優れており、比較的低コストで導入できるのが大きな利点です。

      天井のグラスウール

      メリット:費用が安い、耐久性・耐火性がある
      デメリット:水分に弱く、配管や梁が複雑な場所では施工が難しい

      天井断熱リフォームの注意点

      天井断熱を行うと気密性が高まり、外気の影響を受けにくくなる一方で、空気の循環が悪くなることがあります。換気が不十分なまま気密性だけが高まると、湿気がこもりやすく、カビや結露の原因になる恐れがあります。そのため、通気口や換気口を確保することが必須です。

      また、屋根裏部屋を居住空間として利用する場合はさらに注意が必要です。天井断熱をしたうえで屋根裏を部屋にすると、下の階と屋根裏の間が「断熱材で挟まれた空間」になり、屋根からの熱がこもってしまいます。この状態では真夏にはサウナのように室温が上がり、快適に過ごすのは難しくなります。対策としては、換気扇・小窓・通気口の設置が欠かせません。

      天井断熱リフォームの種類と特徴

      工法の種類特徴メリットデメリット適している住宅
      天井断熱(グラスウール施工)天井の骨組みにグラスウールを敷き詰める費用が安く、耐久性・耐火性が高い水に弱い/複雑な配管部分の施工が難しい平屋や屋根裏を使わない住宅
      天井断熱(発泡ウレタン吹付け)天井裏に直接ウレタンを吹き付ける隙間なく断熱でき、気密性が高い重量がありコストも高い高気密住宅/寒冷地

      栗林暁監修者のコメント
      天井断熱リフォームは、比較的低コストで導入しやすく、冷暖房効率を改善できる有効な方法です。特にグラスウールを使った天井断熱は、平屋や屋根裏を活用しない住宅にとってコストパフォーマンスの高い選択肢といえます。ただし、気密性が高まることで湿気がこもるリスクがあるため、換気対策は欠かせません。屋根裏を居住空間として利用する場合は、断熱と同時に換気システムを組み合わせることで快適な環境を実現できます。
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      天井の断熱リフォーム費用と内訳

      女性

      天井の断熱リフォームは、施工方法や使用する断熱材によって費用が大きく変わります。さらに、通気口や換気扇、小窓の設置といったオプション工事や、既存の断熱材を撤去する費用が追加される場合もあります。ここでは、代表的な工法ごとの費用相場と内訳を詳しく見ていきます。

      グラスウールによる天井断熱の費用

      ●費用相場:約4,000円〜30,000円/㎡

      天井断熱で最も一般的に使われるのがグラスウールです。軽量かつ耐火性に優れており、コスト面でも導入しやすいのが特徴です。費用相場は 1㎡あたり約4,000円〜30,000円 と幅があります。これは、厚みや施工方法、下地補修の有無によって金額が変わるためです。比較的低コストで施工できる一方、施工精度が仕上がりに大きく影響するため、経験豊富な業者に依頼することが重要です。

      発泡ウレタン吹付けによる天井断熱の費用

      ●費用相場:約3,000円〜5,000円/㎡

      発泡ウレタンを天井裏に吹き付けて施工する方法は、細かな隙間にも充填でき、気密性を高めやすい工法です。費用相場は 1㎡あたり約3,000円〜5,000円 と、比較的リーズナブルな価格帯です。ただし、施工には専用の機材が必要で、仕上がりの品質は施工業者の技術に左右されやすい点に注意が必要です。

      【天井断熱リフォーム(内装):10〜50坪】

      規模面積(㎡)グラスウール
      4,000〜30,000円/㎡
      発泡ウレタン吹付け
      3,000〜5,000円/㎡
      10坪33.0132,000〜990,000円99,000〜165,000円
      20坪66.0264,000〜1,980,000円198,000〜330,000円
      30坪99.0396,000〜2,970,000円297,000〜495,000円
      40坪132.0528,000〜3,960,000円396,000〜660,000円
      50坪165.0660,000〜4,950,000円495,000〜825,000円

      ※ グラスウールの幅が大きい理由:厚み・密度・気流止めや下地補修の有無で単価が大きく変動するためです。
      ※ 実際の見積りは天井裏の状況(配管・ダクト・梁の納まり)や断熱厚、気密処理のレベルで上下します。

      天井断熱とあわせて行うオプション工事には以下のようなものがあります。

      通気口の設置:約20,000円〜30,000円
      換気扇の設置:約50,000円〜80,000円
      小窓の設置:約100,000円〜150,000円

      これらの追加工事は、断熱性能を維持しながら湿気対策を行うために重要です。特に気密性が高まる断熱工事では、カビや結露防止のために換気設備を整えることが推奨されます。

      断熱塗料を併用する場合の費用

      天井断熱の効果をさらに高める方法として、屋根の外側に断熱塗料を塗布する工事があります。費用相場は 1㎡あたり約4,000円〜6,000円 で、施工には足場が必要となり、足場代は 1㎡あたり約700円〜1,200円 かかります。外壁塗装や屋根塗装のタイミングと合わせて実施すると効率的です。

      屋根塗装の遮熱塗料の費用と価格の相場は?

      天井の断熱材撤去の費用

      既存の断熱材が劣化している場合や新たに施工し直す場合には、撤去工事が必要になります。一般的な100㎡程度の住宅では、

      解体費用:約60,000円〜70,000円
      撤去費用:約30,000円〜40,000円

      合計で 約90,000円〜110,000円 が相場です。

      撤去は見落とされがちですが、古い断熱材を残したまま新しい断熱材を重ねるとカビや結露の原因になるため、慎重に検討する必要があります。

      栗林暁監修者のコメント
      天井の断熱リフォームは、工法や使用する断熱材によって費用や効果に幅があります。グラスウールは費用を抑えながら導入できる一方、施工の丁寧さが仕上がりを左右します。発泡ウレタン吹付けは比較的安価で気密性を確保しやすいものの、施工技術に依存するため業者選びが重要です。また、オプション工事や既存断熱材の撤去費用を見落とすと、最終的な総額が予算を超えてしまうこともあります。

      リフォームを検討する際には「断熱性能」「湿気対策」「長期的な光熱費削減」をトータルで考え、必要に応じて断熱塗料や換気設備を組み合わせることが大切です。最終的には、住宅の構造や住んでいる地域の気候に合わせて最適な方法を選ぶことが、快適な住環境を実現する近道となります。
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      グラスウールの天井断熱はDIYできる?プロと比較!

      DIY

      住宅の断熱性能を高める方法として人気があるのが「天井断熱リフォーム」です。中でも最も一般的に使われる断熱材がグラスウール。軽量で耐火性があり、価格も比較的安いことから多くの住宅に採用されています。
      では、このグラスウールによる天井断熱は「DIYで施工できるのか?」「プロに依頼するのとでは何が違うのか?」を、費用や効果、注意点を交えて詳しく解説します。

      グラスウール天井断熱のDIYは可能?

      結論から言うと、グラスウールによる天井断熱はDIY可能です。ホームセンターやネット通販で手軽に購入でき、材料費も抑えられます。

      DIYの費用目安(30坪=約99㎡の場合)

      マットエース

      グラスウール断熱材(マットエースなど):約35,000円
      ベニヤ板:約30,000円

      合計:約65,000円前後(材料費のみ)

      プロ施工に比べると圧倒的に安く済みます。

      プロに依頼する場合

      専門業者に依頼すると、断熱材の施工だけでなく気密処理・防湿施工もセットで行われます。仕上がりの品質や長期的な性能の安定性ではプロ施工に大きなメリットがあります。

      ●プロ施工の費用相場(30坪=約99㎡の場合)

      グラスウール施工:約396,000〜792,000円(4,000〜8,000円/㎡)
      発泡ウレタン吹付け:約297,000〜495,000円(3,000〜5,000円/㎡)

      DIYの約10倍近い費用ですが、気密性・防湿性の確実さ、施工保証などを含めれば納得感があります。

      DIYとプロの比較表

      項目DIY(グラスウール+ベニヤ板)プロ施工(断熱工事)
      費用目安約65,000円(30坪)約40〜80万円(30坪)
      施工難易度高い(隙間なく施工する必要あり)プロの技術で確実
      断熱効果施工精度次第で効果が変動高く安定して効果を発揮
      耐久性結露・カビのリスクあり防湿処理も含めて安心
      メリット費用が安い/DIYに挑戦できる快適性・省エネ性能が長期的に安定
      デメリット施工ミスで効果半減/自己責任費用が高額

      栗林暁監修者のコメント
      グラスウールの天井断熱は、DIYでも施工可能であり、初期費用を大幅に抑えられる魅力があります。しかし、断熱性能は「施工の精度」に大きく依存するため、隙間や防湿処理を誤ると逆にカビや結露を招くリスクもあります。

      一方で、プロ施工は高額ですが、長期的な断熱効果や快適性、施工保証を考えれば安心感があり、省エネ効果で将来的な光熱費削減につながります。

      「短期的にコストを抑えるか」「長期的な性能と安心を重視するか」で判断するのが賢明です。

      天井の断熱リフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      天井の断熱リフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      天井の断熱リフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      天井の断熱リフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で天井の断熱を行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      『全てがわかる!』
      断熱のリフォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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      参考:断熱のリフォームの費用と価格の相場は?






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