ホームセンターの勝手口ドアの交換リフォームは安い?

勝手口ドアは毎日開閉する外部建具で、片開きや採風タイプ(上げ下げ・スリット)、地域によっては引き戸タイプもあります。交換やレイアウト変更を検討したときに多くの人が気になるのが「ホームセンターで頼むと安いのか?」という点です。ホームセンターは建材や金物を幅広く扱い、勝手口ドアの販売から設置工事まで一括対応できますが、費用やサービス内容はリフォーム会社やメーカー直営、専門業者とどう違うのでしょうか。
依頼先ごとの交換費用比較
勝手口ドアの交換は依頼先によって費用やサービスが大きく異なります。ホームセンターは比較的リーズナブルで手配が簡単な傾向がありますが、リフォーム会社やメーカー直営、専門業者と比べるとそれぞれ特徴があります。
依頼先 | 費用相場(税込・建具+工事の総額目安) | 特徴 |
---|---|---|
ホームセンター | 約9〜22万円 | 店頭・ネットで製品選択可。施工は外注が多く、保証は店舗規定で簡易的なことも。 |
リフォーム会社 | 約10〜26万円 | 外壁・内装復旧や他工事とまとめて提案可。中間マージンで費用はやや高めになりがち。 |
メーカー(LIXIL・DAIKEN・YKK APなど) | 約12〜30万円 | 純正建具で品質・保証が厚い。特注サイズや断熱・採風・防火仕様の対応も可能だが費用は高め。 |
専門業者(建具・サッシ・大工・外装) | 約8.5〜21万円 | 中間コストが少なく割安。枠補修や開口調整、カバー工法など現場対応が柔軟。 |
比較の結果、もっとも安くなりやすいのは「専門業者への直接依頼」です。ただし、ホームセンターは「買い物ついでに相談〜発注まで完結できる手軽さ」が大きなメリットといえます。
勝手口ドアの種類と費用
勝手口ドアには「片開き」「採風タイプ(上げ下げ・スリット)」「引き戸」などのタイプがあり、選ぶ種類や枠の状態(カバー工法か枠ごと交換か)、さらに断熱・防火・採光・スマートロックといった仕様の有無で費用と使い勝手が変わります。
種類 | 特徴 | 費用相場(税込・建具+工事) |
---|---|---|
片開き(非断熱〜断熱) | 最も一般的。既存枠を活かすカバー工法なら短工期。断熱・採光の有無で価格差。 | 約9〜22万円 |
採風タイプ(上げ下げ・スリット) | 鍵をかけたまま換気可。網戸一体やLow-E複層ガラス選択可。人気の高い仕様。 | 約13〜24万円 |
引き戸(地域・間取り次第) | 開閉に前後スペース不要。レールや下地補強、敷居段差の処理が必要な場合あり。 | 約14〜26万円 |
コスト重視なら片開き、通風性や防犯面を両立したいなら採風タイプ、動線や省スペース性を重視するなら引き戸が有力です。一般にカバー工法のほうが、枠ごと交換よりも早く・安く仕上がります。防火指定エリアでは防火設備(認定品)の選定が必要になり、費用は概ね+3〜8万円程度上振れします。
ホームセンターに依頼するメリット
ホームセンターは製品選びから採寸・工事手配・決済までワンストップで完結。店舗で実物の質感や色柄を確認でき、断熱や採風、スマートロックなどの最新モデルも揃っているため安心感があります。交換自体は半日〜1日の短工期になるケースが多いです。
また、ポイント還元やキャンペーン値引きが適用されることもあり、結果的にリフォーム会社より安く収まるケースがあります。
一方で、施工は外注が多いため、職人の技量やアフター体制にばらつきが出る可能性があります。保証内容(期間・範囲)や枠補修の有無、ガラス仕様(Low-E・複層)、処分費まで見積もりで必ず確認しましょう。スマートロックや2ロック等の防犯オプション追加費用も事前に確認が安心です。
一括見積もりサイトを使えばさらにお得に
ホームセンターの見積もりだけで決めず、一括見積もりサイトで建具店・サッシ業者・大工・リフォーム会社の相見積もりを取るのがおすすめです。価格だけでなく、工事範囲(枠・下地・外壁や内装の復旧)や保証、工期を横並びで比較できます。
ドア単体は補助金対象外のことが多いものの、バリアフリー改修(段差解消・有効開口拡大)や介護保険住宅改修、自治体の住まい改善助成などと組み合わせれば支援が受けられる場合があります。相見積もりなら、こうした制度に詳しい事業者も見つけやすくなります。
まとめ
ホームセンターの勝手口ドア交換は、手軽さと価格メリットが魅力。一方で、施工品質や保証を重視するならメーカー直営、コスト最重視なら専門業者への直接依頼が有力です。
まずはホームセンターを含めて複数社から見積もりを取り、価格・工事範囲・保証を比較しましょう。最適な組み合わせを選べば、最安かつ安心の工事を実現しやすくなります。
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