ホームセンターの洗面所リフォームは安い?

洗面所は毎日使う生活空間で、洗面化粧台の交換から床(クッションフロア)・壁(クロス)・照明・コンセント・給排水の見直しまで、工事の幅が広いリフォーム領域です。検討時に多くの人が気になるのが「ホームセンターで頼むと安いのか?」という点。ホームセンターは住設機器や内装材を広く扱い、洗面化粧台の販売から現地調査・設置工事・内装工事まで一括対応できますが、費用やサービス内容はリフォーム会社やメーカー直営、専門業者とどう違うのでしょうか。
依頼先ごとのリフォーム費用比較
洗面所リフォームは依頼先によって費用やサービスが大きく異なります。ホームセンターは比較的リーズナブルで手配が簡単な傾向がありますが、リフォーム会社やメーカー直営、専門業者と比べるとそれぞれ特徴があります。
依頼先 | 費用相場(税込・本体+工事の総額目安) | 特徴 |
---|---|---|
ホームセンター | 約8〜28万円 | 店頭・ネットで製品選択可。施工は外注が多く、保証は店舗規定で簡易的なことも。内装セット割がある場合あり。 |
リフォーム会社 | 約12〜45万円 | 床CF・壁クロス・照明・収納などまとめ提案が得意。現場管理込みで安心だが中間コストでやや高め。 |
メーカー(LIXIL・TOTO・Panasonic など) | 約15〜50万円 | 純正パーツで品質・保証が厚い。フルスライド・タッチレス水栓・くもり止めミラーなど上位仕様で高コストになりやすい。 |
専門業者(設備・内装・大工) | 約7.5〜26万円 | 中間コストが少なく割安。止水・排水位置の調整、下地補修など現場対応が柔軟。スケジュールは要調整。 |
比較の結果、もっとも安くなりやすいのは専門業者への直接依頼です。ただし、ホームセンターは「買い物ついでに相談〜発注まで完結できる手軽さ」と、ポイント還元などのメリットがあるのも事実です。
洗面所リフォームの主な内容と費用
洗面所リフォームは「化粧台本体の交換」「本体+内装セット」「フルリフォーム(照明・収納・コンセント増設など)」に大別できます。選ぶサイズ(600/750/900mm)や三面鏡・タッチレス水栓・くもり止めなどの機能仕様、給排水の移設有無で費用と使い勝手が変わります。
リフォーム内容 | 特徴 | 費用相場(税込・本体+工事) |
---|---|---|
化粧台本体交換(600〜900mm) | 最短半日。既設位置に据え替え。三面鏡・LED・タッチレス水栓などの有無で価格差。 | 約8〜22万円 |
本体+内装セット(床CF・壁クロス) | 見た目の刷新効果が高い人気プラン。幅広やトール収納の追加で使い勝手向上。 | 約13〜30万円 |
フルリフォーム(照明・収納・電気/給排水調整含む) | コンセント増設・壁下地補強・洗濯パン交換なども同時対応。工期は1〜2日が目安。 | 約18〜45万円 |
コスト重視なら本体交換、見た目と清掃性・収納力を高めたいなら本体+内装セット、使い勝手を総合的に改善したいならフルリフォームが有力です。上位仕様(タッチレス水栓、くもり止めヒーター、人工大理石カウンター、引き出しフルスライド)を選ぶと概ね+3〜10万円程度の上振れを見込みます。
ホームセンターに依頼するメリット
ホームセンターは製品選びから採寸・工事手配・決済までワンストップで完結。店舗で実物の質感や色柄を確認でき、最新モデルの展示も多いため安心感があります。交換自体は半日〜1日が目安(本体のみ)。内装同時施工でも1〜2日で完了するケースが一般的です。
また、ポイント還元やキャンペーン値引きが適用されることもあり、結果的にリフォーム会社より安く収まるケースがあります。
一方で、施工は外注が多いため、職人の技量やアフター体制にばらつきが出る可能性があります。保証内容(期間・範囲)、電気・給排水の調整費、下地補修、既設品の処分費まで見積もりで必ず確認しましょう。タッチレス水栓や三面鏡のオプション追加費用も事前確認が安心です。
一括見積もりサイトを使えばさらにお得に
ホームセンターの見積もりだけで決めず、一括見積もりサイトで設備業者・内装業者・大工・リフォーム会社の相見積もりを取るのがおすすめです。価格だけでなく、工事範囲(電気・給排水・下地補修・内装)や保証、工期を横並びで比較できます。
洗面化粧台単体は補助金対象外のことが多いものの、バリアフリー改修(出入口拡幅・手すり・段差解消)や介護保険住宅改修、自治体の住まい改善助成などと組み合わせれば支援が受けられる場合があります。相見積もりなら、こうした制度に詳しい事業者も見つけやすくなります。
まとめ
ホームセンターの洗面所リフォームは、手軽さと価格メリットが魅力。一方で、施工品質や保証を重視するならリフォーム会社・メーカー直営、コスト最重視なら専門業者への直接依頼が有力です。
まずはホームセンターを含めて複数社から見積もりを取り、価格・工事範囲・保証を比較しましょう。最適な組み合わせを選べば、最安かつ安心の工事を実現しやすくなります。
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