土地購入の諸費用や税金の内訳は?「諸費用のシミュレーション」や「計算方法」もご紹介

土地購入では、代金のほかに仲介手数料(売買価格の3%+6万円+消費税)、登記費用と登録免許税(固定資産評価額×原則2%/軽減あり)、測量・表示登記(20万〜50万円)、ローン関連費用(数万円〜)、印紙税、場合によっては農地転用・地目変更、古家解体やインフラ引込(100万円超も)など多くの諸費用が発生します。目安は土地価格の5〜10%ですが、条件次第で1割超になることも。試算では1,000万円→約1,127万円、1,500万円→約1,663万円、2,000万円→約2,200万円と総額が膨らみます。購入前に「土地代+10%」程度の余裕を見込み、評価額ベースの税金(不動産取得税・登録免許税)や毎年の固定資産税も踏まえて、見積もりと資金計画を固めましょう。

  • 最終更新日:2025年9月19日
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      目次

      土地購入の費用・諸費用の内訳

      土地購入の費用・諸費用の内訳

      マイホームを建てるために土地を購入する際、単に土地の代金だけを準備すればよいわけではありません。実際には、購入に伴って発生する仲介手数料や登記費用、測量費、各種税金など多くの諸費用が必要になります。これらは土地価格のおよそ 5%〜10%程度 が目安とされており、土地代金と合わせて計画的に準備しておくことが大切です。

      土地購入時にかかる主な費用の相場

      土地購入時に発生する諸費用は多岐にわたりますが、代表的なものを整理すると次のようになります。

      項目内容費用相場
      仲介手数料不動産会社に支払う紹介料売買価格の3%+6万円
      登記費用所有権移転登記など、司法書士への依頼費用約5万〜10万円+登録免許税
      測量費・表示登記費用境界を明確にする測量、登記申請の費用20万〜50万円程度(規模による)
      ローン関係費用金融機関に支払うローン事務手数料、抵当権設定登記費用数万円〜10万円程度
      農地転用費用農地を宅地にするための許可申請や地目変更行政書士代行10万〜20万円+地目変更登記3万〜4万円
      その他印紙税、各種証明書の発行手数料など数百円〜数万円

      仲介手数料

      土地を不動産会社を通じて購入する場合、仲介手数料が発生します。金額は法律で上限が定められており、通常は 売買価格の3%+6万円 が基準です。例えば2,000万円の土地を購入した場合、仲介手数料は66万円程度となります。仲介手数料は大きな出費となるため、事前に必ず見積もりを確認しておくことが重要です。

      登記費用と登録免許税

      土地購入後は、所有者を変更するための登記が必要です。司法書士に依頼する場合、報酬として 5万円〜10万円程度 が一般的です。さらに、登記には「登録免許税」が課されます。これは土地の固定資産評価額に基づいて計算され、通常は 評価額 × 2% が課税額となります。評価額が高いほど税額も上がるため、実際の購入価格だけでなく評価額も事前に確認しておく必要があります。

      測量費・表示登記費用

      購入する土地の境界が不明確な場合、土地家屋調査士に依頼して確定測量を行います。これにより、将来の隣地トラブルを避けることができます。費用は土地の広さや境界の状況によって変わりますが、一般的に 20万〜50万円程度 かかることが多いです。また、登記簿に土地の現況を反映させる表示登記費用も必要です。

      ローン手数料

      金融機関から住宅ローンを借りる場合、ローンの事務手数料や抵当権設定のための登記費用がかかります。金融機関によって異なりますが、数万円から10万円程度が一般的です。ローン利用者にとっては必ず発生する費用であるため、事前に確認しておきましょう。

      農地転用と地目変更

      もし購入する土地が農地の場合、そのままでは住宅を建てることができません。宅地に転用するためには「農地転用」の手続きを行い、行政書士に依頼する場合は 10万〜20万円 程度がかかります。さらに、地目を「宅地」に変更するために土地家屋調査士へ依頼する必要があり、費用は1筆あたり 3万〜4万円 が相場です。

      古家の解体やインフラ整備費用

      土地に古い建物がある場合は解体工事が必要です。木造住宅であれば坪単価3万〜6万円程度が目安で、延床面積が広いほど費用は高額になります。また、水道・ガス・電気などのインフラが未整備の場合は、引き込み工事や浄化槽設置費用が必要で、場合によっては 100万円以上 かかることもあります。

      土地購入にかかる税金

      土地を購入する際には、税金もいくつか発生します。代表的なものは以下の通りです。

      税金の種類内容計算方法・相場
      消費税土地代金そのものには非課税。ただし、仲介手数料など諸費用には課税10%
      印紙税不動産売買契約書に貼付する印紙代契約金額1,000万〜5,000万円なら1万円
      固定資産税所有後に毎年発生する税金評価額 × 1.4%(住宅用地は軽減あり)
      不動産取得税土地取得時に課税される都道府県税(評価額 × 1/2)× 3%
      登録免許税所有権移転登記に必要評価額 × 2%(軽減で1.5%や0.5%になる場合も)

      岡田仁監修者のコメント
      土地購入には、本体価格以外にも多くの諸費用や税金が発生します。相場としては土地価格の5%〜10%程度が必要とされ、内訳には仲介手数料、登記費用、測量費、ローン関係費用、農地転用費用などが含まれます。さらに税金として不動産取得税や登録免許税、固定資産税などが発生し、思った以上に初期費用がかかるのが実情です。

      理想の家づくりを実現するためには、これらの諸費用をしっかり把握した上で資金計画を立てることが欠かせません。
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      土地価格ごとの費用シミュレーション(1000万・1500万・2000万)

      土地購入には土地代金だけでなく、仲介手数料・登記費用・登録免許税・不動産取得税など様々な諸費用が発生します。以下に代表的な費用を整理しました。

      【費用シミュレーション】

      費用項目土地価格1000万円土地価格1500万円土地価格2000万円
      土地代金10,000,000円15,000,000円20,000,000円
      仲介手数料(3%+6万+消費税)約396,000円約561,000円約726,000円
      登記費用(司法書士報酬など)約80,000円約80,000円約80,000円
      登録免許税(評価額×2%と仮定)約200,000円約300,000円約400,000円
      測量費・表示登記費用約300,000円約300,000円約300,000円
      ローン関連費用約100,000円約100,000円約100,000円
      印紙税(契約金額に応じる)5,000円10,000円10,000円
      不動産取得税(評価額×1/2×3%)約150,000円約225,000円約300,000円
      固定資産税精算金(日割り)約30,000円約40,000円約50,000円
      その他諸費用(証明書・交通費など)約10,000円約10,000円約10,000円

      【想定合計額】

      土地価格1000万円の場合
       土地代金:10,000,000円
       諸費用合計:約1,271,000円
       総額:約11,271,000円(約1127万円)

      土地価格1500万円の場合
       土地代金:15,000,000円
       諸費用合計:約1,626,000円
       総額:約16,626,000円(約1663万円)

      土地価格2000万円の場合
       土地代金:20,000,000円
       諸費用合計:約2,001,000円
       総額:約22,001,000円(約2200万円)
      土地価格が上がるほど諸費用も増える
       仲介手数料・登録免許税・不動産取得税は土地価格や評価額に比例するため、金額が大きいほど諸費用も高くなります。

      諸費用はおおむね土地代金の5〜10%
       今回の試算でも、1000万円なら約12.7%、1500万円なら約10.8%、2000万円なら約10.0%程度でした。

      資金計画では「土地代金+諸費用」をセットで考える必要がある
       例えば土地2000万円を想定しているなら、最低でも総額2200万円前後は必要と見込んでおくのが安心です。

      岡田仁監修者のコメント
      土地購入にかかる費用は「土地代金」だけでは完結せず、必ず数十万〜数百万円の諸費用が追加で必要になります。特に登録免許税や仲介手数料は価格に比例して増えるため、想定以上の出費になるケースが多いのが実情です。
      そのため「土地代金=予算上限」と考えるのではなく、土地価格+10%程度の余裕を持たせた資金計画を立てておくことが重要です。また、測量費や境界確定費用などは土地ごとの状況によって増減するため、購入前に不動産会社や司法書士に見積もりを依頼すると安心できます。
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