樹脂サッシの交換のリフォーム費用は?アルミサッシからのカバー工法の変更相場や補助金シミュレーションもご紹介

窓の断熱性・防音性を大きく左右するサッシのリフォームは、住まいの快適性や光熱費に直結する重要な工事です。近年は高い断熱性能を誇る「樹脂サッシ」が注目を集めていますが、交換費用はサイズや施工方法によって大きく変わり、正しい知識がないと予算オーバーや施工後の後悔につながることもあります。
本記事では、樹脂サッシ交換リフォームの費用相場(材料費+施工費)、施工方法ごとの特徴、補助金制度を活用した費用シミュレーションに加え、DIYでの注意点や業者選びのポイントまで詳しく解説。これからリフォームを検討する方が「失敗しないために知っておくべき基礎知識」をまとめました。

  • 最終更新日:2025年8月17日
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      目次

      樹脂サッシの交換のリフォーム費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      180,000円〜550,000円

      樹脂サッシの交換のリフォーム費用の相場ですが、「本体価格の費用」「施工の費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      樹脂サッシのリフォームとは?失敗や後悔しないために知っておきたい基礎知識

      樹脂サッシ

      樹脂サッシは、近年の住宅リフォームで人気が高まっている窓サッシの一つです。主に塩化ビニール樹脂(PVC)を素材としており、私たちが日常的に使っているプラスチック製の調理器具や家具などにも使われている、身近で耐久性の高い素材です。従来のアルミサッシに比べて断熱性・防音性に優れ、省エネ性を高められる点から、新築やリフォーム問わず多く採用されています。
      ただし、メリットだけでなくデメリットも存在するため、事前に両方を理解しておくことが大切です。

      樹脂サッシのメリット

      樹脂サッシの一番の魅力は、優れた断熱性能です。樹脂は熱を伝えにくい素材であるため、窓際の冷気や結露を大幅に軽減できます。これにより、冷暖房効率が向上し、光熱費の節約にもつながります。さらに、気密性が高いため外部の騒音を遮断し、室内の静けさを保つ防音性・遮音性にも優れています。デザインバリエーションも豊富で、カラーや形状の選択肢が増え、外観やインテリアに合わせたリフォームが可能です。

      樹脂サッシのデメリット

      一方でデメリットとしては、素材の強度を確保するために厚みを持たせる必要があるため、窓枠に重厚感や圧迫感が出やすいという点が挙げられます。また、価格面でもアルミサッシに比べて1.5倍程度高いことが多く、初期費用がかさみます。そのため、コスト重視でリフォームを検討している場合は注意が必要です。

      【樹脂サッシの特徴を比較】

      以下の表は、樹脂サッシと一般的なアルミサッシの違いをまとめたものです。

      項目樹脂サッシアルミサッシ
      素材塩化ビニール樹脂(PVC)アルミニウム
      断熱性能高い(熱を伝えにくい)低い(熱を伝えやすい)
      遮音・防音性優れている普通
      結露防止発生しにくい発生しやすい
      耐久性紫外線や経年劣化にやや弱いサビに強く耐久性は高い
      デザイン性カラーバリエーション豊富金属感が強くバリエーションは少ない
      価格アルミの約1.5倍比較的安価
      圧迫感厚みを持たせるため出やすいスリムで軽快な印象

      どちらも一長一短があるため、地域の気候・住まいのデザイン・予算に応じて選ぶことが大切です。特に寒冷地や省エネ住宅には樹脂サッシ、温暖地やコスト重視の住宅にはアルミサッシ、という棲み分けが一般的です。

      樹脂サッシメーカー比較

      樹脂サッシと一口に言っても、メーカーごとに強みが異なるため、目的や住宅環境に合わせて選ぶことが大切です。以下に、重視するポイント別のおすすめメーカーを整理しました。

      メーカー特徴デザイン性断熱性能価格帯(目安)保証・サポート
      LIXIL(リクシル)国内最大手。アルミ+樹脂複合サッシ「サーモスシリーズ」が有名。デザイン性が高く、戸建・マンションどちらにも対応。豊富(カラー・形状バリエーション多い)高性能(複層ガラス標準)中価格帯(1窓あたり約5万〜20万円)10年保証あり、全国施工ネットワーク
      YKK AP断熱性に特化した「APWシリーズ」が人気。寒冷地住宅での採用率が非常に高い。シンプル・モダン非常に高い(樹脂フル仕様もあり)中〜やや高価格帯(1窓あたり約6万〜25万円)延長保証制度あり、メンテナンス拠点も充実
      三協アルミデザインに強み。木調色や高級感のある仕上げが得意。樹脂複合サッシで断熱と意匠を両立。高級感・木目調豊富高性能(二重サッシ対応もあり)中価格帯(1窓あたり約6万〜20万円)カスタマーサポートが充実
      シャノン(エクセルシャノン)樹脂サッシ専門メーカー。フル樹脂構造で断熱性能が非常に高い。寒冷地仕様の高性能住宅で評価が高い。シンプルだが住宅用に最適化最高クラス(熱貫流率1.0W/m²K以下も可能)中〜高価格帯(1窓あたり約7万〜30万円)技術サポートが手厚い
      旭硝子(AGC)サッシ単体というより、ガラス+サッシ一体の高断熱窓商品を展開。ガラス性能で優位性。ガラスデザインに強み高性能(Low-Eガラス標準)中価格帯ガラス保証が長い

      断熱性能を最優先するなら → YKK AP・シャノン

      寒冷地や省エネ性能を徹底したい住宅では、断熱性の高さが最も重要になります。
      YKK APの「APWシリーズ」は国内でもトップクラスの断熱性能を誇り、特に「APW430」はフル樹脂仕様で熱貫流率1.0W/m²K以下を実現できるモデルもあり、北海道や東北などの厳しい冬でも快適な室温を保ちやすくなります。
      一方、樹脂サッシ専門メーカーであるシャノンは、寒冷地で長年採用されてきた実績があり、断熱・気密性能ともに非常に優れています。省エネリフォームやZEH住宅を目指す方におすすめです。

      デザイン性を重視するなら → LIXIL・三協アルミ

      外観やインテリアとの調和を意識するなら、デザインバリエーションの豊富さで選ぶのがおすすめです。
      LIXILはカラーや形状のラインナップが豊富で、和風からモダン、洋風まで幅広い住宅に合わせられます。三協アルミは木目調や高級感のある質感に強みがあり、ナチュラルな雰囲気や重厚感を演出したい方に人気です。
      デザイン性を重視したい方には、この2社の樹脂サッシが最適です。

      コストパフォーマンスを重視するなら → LIXIL

      価格と性能のバランスを取りたい方にはLIXILが最適です。
      アルミと樹脂を組み合わせた複合サッシ「サーモスシリーズ」は、断熱性能を確保しつつコストも抑えられるため、多くの戸建て住宅やマンションリフォームに採用されています。窓数が多い住宅でも予算オーバーしにくく、バランスの良い選択肢といえます。

      寒冷地で本格的な断熱を実現するなら → シャノン・YKK AP(APW430など)

      北海道や東北などの寒冷地で快適に暮らすためには、窓の断熱性能が欠かせません。
      シャノンのフル樹脂サッシやYKK APの「APW430」は、国内最高クラスの断熱性を誇り、外気温が氷点下でも結露や冷気の侵入を大幅に抑えることが可能です。暖房費削減にもつながり、長期的な光熱費節約効果が期待できます。

      樹脂サッシリフォームで利用できる補助金制度

      樹脂サッシの導入は断熱性能や省エネ性能を大きく向上させるため、国や自治体の補助金制度の対象となっています。代表的な3つの制度を以下にご紹介します。

      ●既存住宅における断熱リフォーム支援事業(環境省管轄)
      この制度は、マンションや集合住宅の省エネ化を目的とした補助金で、CO₂排出削減を支援する事業です。対象となるのはマンションや集合賃貸住宅の所有者・管理組合であり、使用する製品は省エネ効果が15%以上の高性能建材に限られます。
      補助額は工事費の3分の1以内で、上限は1戸あたり15万円です。

      ●こどもみらい住宅支援事業(国土交通省管轄)
      子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、省エネ性能の高い住宅リフォームや新築を支援する制度です。リフォームする住宅の所有者が対象で、必ず「こどもみらい住宅事業者」と契約する必要があります。
      補助額は通常のリフォームで上限30万円ですが、「子育て世帯」「若者夫婦世帯」の場合は上限45万円まで引き上げられます。

      ●長期優良住宅化リフォーム推進事業(国土交通省管轄)
      こちらは、省エネ性能や耐久性を高めた住宅にリフォームする際に活用できる制度です。補助の対象は3つのタイプに分かれます。

      評価基準型:部分的に耐震性や省エネ性能が改善された場合(最大100万円
      認定長期優良住宅型:長期優良住宅として認定を受けた場合(最大200万円
      高度省エネルギー型:さらに高い省エネ性能を実現した場合(最大250万円

      また、三世代同居改修を行う場合には最大50万円/戸の加算が可能です。

      【補助金を使った場合の費用シミュレーション】

      窓のサイズ通常価格(工事費込み)補助金額(例)実質負担額
      小窓(幅60cm × 高さ80cm程度)約60,000円〜100,000円20,000円前後約40,000円〜80,000円
      中窓(幅120cm × 高さ100cm程度)約100,000円〜180,000円40,000円前後約60,000円〜140,000円
      掃き出し窓(幅170cm × 高さ200cm程度)約180,000円〜300,000円60,000円〜80,000円約120,000円〜220,000円

      ※金額は目安です。実際の費用や補助金額は製品の断熱性能・地域・年度ごとの制度内容によって変動します。

      栗林暁監修者のコメント
      樹脂サッシは、断熱性・遮音性・結露防止など住宅性能を大きく向上させるメリットの多い建材です。デザインも豊富で快適な住環境づくりに貢献しますが、アルミサッシに比べて価格が高い、窓枠が厚く圧迫感が出やすいといったデメリットもあります。
      ただし、補助金制度を上手に活用することで費用負担を大幅に軽減できるため、制度内容をよく理解し、最適なプランを選ぶことが後悔しないリフォームの第一歩です。
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      樹脂サッシの交換リフォーム費用と内訳

      窓の断熱性や防音性を大きく左右する「サッシ」は、リフォームにおいて非常に重要なポイントです。特に樹脂サッシは、アルミサッシに比べて断熱性や遮音性に優れており、快適な住環境づくりに欠かせない存在です。
      しかし交換工事の方法や窓のサイズによって、費用には大きな差が出ます。ここでは、樹脂サッシの交換費用の相場と施工方法ごとの特徴を詳しくご紹介します。

      樹脂サッシの交換費用の基本構成

      樹脂サッシのリフォーム費用は大きく分けて 「本体価格」+「施工費用」 で構成されます。

      本体価格約80,000円〜600,000円
       (サイズ・性能・デザインによって幅が大きい)
      施工費用約15,000円〜160,000円
       (施工方法や工事内容によって変動)

      総額費用約95,000円〜760,000円

      樹脂サッシの価格は「窓のサイズ」や「性能グレード」「デザイン仕様」によって大きく変動します。

      サイズの違い
       小窓と掃き出し窓では必要な材料の量が大きく異なるため、費用も3〜5倍近く差が出ます。

      ガラスの種類・性能
       通常の複層ガラス(二重ガラス)か、Low-Eガラスやトリプルガラスかによって断熱・遮音性能が変わり、それに比例して価格も上昇します。

      フレームの仕様
       スリムフレーム、高断熱樹脂スペーサー、防火仕様など、追加性能を持つものはコストが高めになります。

      メーカー・シリーズの違い
       YKK APの「APW430」やシャノンの「トリプル樹脂窓」など、ハイグレードシリーズは断熱性能が高い分、価格帯も上振れします。

      つまり、「本体価格80,000円台の小窓」と「600,000円近い大型掃き出し窓」では、サイズと性能の差による価格開きがある、というのが理由です。

      施工費用は「はつり工法」か「カバー工法」かによって大きく異なるため、どちらの工法を選ぶかが予算に直結します。

      施工方法別の費用と特徴

      はつり工法

      「はつり工法」とは、既存の窓枠からサッシやガラスをすべて撤去し、新しいサッシを取り付ける方法です。
      窓のサイズを「大きく」または「小さく」変更したい場合や、既存枠が劣化している場合に用いられます。
      工期は半日〜1日ほどかかり、解体・補修・新設まで行うため、費用はやや高めになります。

      窓の種類施行のみの費用目安
      掃き出し窓(幅170cm×高さ180cm)約120,000円〜160,000円
      腰高窓(幅170cm×高さ120cm)約100,000円〜140,000円
      小窓(幅70cm×高さ90cm)約80,000円〜120,000円

      はつり工法ではサッシ周りの補修や撤去・処分費用、さらに内装や外装の補修まで含まれるのが一般的です。そのため、単純に「窓の交換だけ」よりも工程が多く、費用も高くなります。
      ただし、下地から新しくするため仕上がりの自由度が高く、耐久性やデザイン性を重視する方にはおすすめです。

      カバー工法

      「カバー工法」は、既存の窓枠を残したまま、その上に新しいサッシを取り付ける工法です。
      既存枠を撤去する必要がないため、工期は約2〜3時間と短く済み、費用も抑えられるのが大きなメリットです。

      窓の種類施行のみの費用目安
      掃き出し窓(幅170cm×高さ180cm)約25,000円〜40,000円
      腰高窓(幅170cm×高さ120cm)約20,000円〜30,000円
      小窓(幅70cm×高さ90cm)約15,000円〜20,000円

      ただし、既存の窓枠の下地が劣化していたり、腐食が進んでいる場合は施工できないケースもあります。また、既存枠の上から覆うため、窓の開口部がやや狭くなるというデメリットもあります。

      【樹脂サッシ交換に関するよくある質問(Q&A)】

      古い枠が傷んだサッシでも「カバー工法」は可能でしょうか?
      既存の枠に歪みや大きな腐食がなければ、カバー工法での施工が可能です。
      ただし、アルミ枠が著しく傷んでいる場合や変形している場合は、カバー工法では対応できず、枠ごと交換する「はつり工法」が必要になります。施工前に専門業者による現地調査を受けるのがおすすめです。
      アルミサッシから樹脂サッシへ変更する場合、カバー工法で施工可能でしょうか?
      はい、可能です。カバー工法は既存のアルミ枠の上から新しい樹脂サッシをかぶせる施工方法のため、壁や外壁を壊さずに断熱性の高い樹脂サッシへリフォームできます。
      ただし、カバー工法では窓枠が一回り小さくなる点と、既存枠の状態によっては施工できないケースもあるため、現場状況の確認が必要です。
      カバー工法は補助金を活用できますか?
      A. はい、多くの場合で活用可能です。国の「先進的窓リノベ事業」や自治体の省エネリフォーム補助金の対象に含まれるケースがあります。特に、樹脂サッシは断熱性能が高いため、省エネ改修として補助金の対象になりやすいです。
      補助額は窓のサイズや断熱性能等級によって異なるため、申請前に対象製品かどうかを確認しておくと安心です。

      窓の居室別リフォーム費用例

      LDK(リビング・ダイニング・キッチン)

      採光性を重視し、掃き出し窓+腰高窓が基本構成。場合によっては小窓を追加するケースもあります。

      想定構成カバー工法はつり工法
      掃き出し×1+腰高×1(計2窓)約365,000〜970,000円約540,000〜1,200,000円
      掃き出し×1+腰高×1+小窓×1(計3窓)約460,000〜1,140,000円約700,000〜1,470,000円

      寝室・子ども部屋

      腰高窓がメインで、補助的に小窓を1つ追加する場合もあります。

      想定構成カバー工法はつり工法
      腰高×1(計1窓)約140,000〜330,000円約220,000〜440,000円
      腰高×1+小窓×1(計2窓)約235,000〜500,000円約380,000〜710,000円

      浴室・トイレ

      最近は換気設備が主流で窓なしが増えていますが、小窓1つを設けるケースもあります。

      想定構成カバー工法はつり工法
      窓なし0円0円
      小窓×1(計1窓)約95,000〜170,000円約160,000〜270,000円

      栗林暁監修者のコメント
      樹脂サッシは、断熱・防音・結露防止などの性能で圧倒的に有利です。
      ただし「どのグレードを選ぶか」「どの工法を選ぶか」で費用に数十万〜数百万単位の差が出ます。長期的に見れば冷暖房費の削減効果も大きく、初期投資が多少高くても元が取れるケースが多いといえます。
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      DIYで樹脂サッシを交換・塗装?それとも二重窓を設置するべきか?

      樹脂サッシは住宅の快適性を大きく左右する重要な建材ですが、「古くなったからDIYで交換してみよう」と考えるのは非常に危険です。サッシ交換は、窓枠やガラスの取り外し・取り付け、建物との接合部分の補修、防水・気密処理まで含まれる大掛かりな工事です。誤った施工は「窓が開閉できない」「雨漏りが発生する」「断熱性能が落ちる」といった不具合につながるだけでなく、ガラス破損によるケガの危険もあります。
      そのため、樹脂サッシそのものの交換はDIYではなく、必ず専門業者に依頼するのが基本です。

      DIYでの塗装はおすすめできる?

      「サッシの色を変えたい」「古くなったので塗装してリフレッシュしたい」と考える方もいますが、樹脂サッシへの塗装はプロでも難易度が高いといわれています。サッシ部分は摩擦や開閉による動きが多く、塗料がすぐに剥がれてしまうのが大きな問題です。

      ・下地処理(研磨・脱脂)をしっかり行わないとすぐ剥げる
      ・塗装しても開閉時に擦れて塗膜がはがれる
      ・均一に仕上げるのが難しく、かえって見た目が悪くなることも

      プロに依頼する場合でも、費用は 約600〜1,000円/㎡ が相場ですが、それでも長持ちしにくいため、根本的な解決策にはなりません。

      ⇛よって、樹脂サッシを塗装でどうにかするのは基本的におすすめできません。

      二重窓の設置はDIYでも可能?

      一方で、樹脂サッシを活かしつつ性能をアップする方法として「二重窓(内窓)の設置」があります。こちらは既存のサッシを残したまま、室内側にもう一枚窓を追加する方法です。

      規格サイズの窓であれば、DIYが得意な方なら比較的簡単に取り付けられます。基本的な作業は以下の通りです。

      1. 既存サッシの内側に枠を設置する
      2. ネジでしっかり固定する
      3. 新しい二重窓をはめ込む

      特に注意が必要なのは サイズ計測 で、1mmでも誤差があると窓がうまく収まらず、気密性・断熱性が確保できません。

      栗林暁監修者のコメント
      樹脂サッシを「DIYで交換」するのは非常に危険でおすすめできません。また、塗装も技術的に難しく、仕上がりや耐久性の面で満足いく結果を得るのは難しいです。
      それに対して二重窓の設置は、DIY初心者でも挑戦しやすく、断熱・防音・結露防止といった効果を得やすいため、コストを抑えつつ性能を高めたい方に最適な選択肢といえるでしょう。

      樹脂サッシの交換業者の選ぶポイントは?どこに頼むのが安い?

      業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。

      特化した専門業者

      リフォーム業者には、それぞれ得意な分野や専門領域があります。専門工事に特化している業者を選ぶことで、施工品質が高く、工事もスムーズに進みやすくなります。

      一方で、専門外の業者に依頼してしまうと、「施工の質が悪い」「仕上がりに不満がある」といったトラブルにつながる可能性があります。また、大手リフォーム会社やホームセンターなどは、自社では施工せず下請け業者に発注するケースが多く、中間マージンが加算されて費用が割高になることもあります。

      以下は、依頼先の種類ごとの特徴と中間マージンの目安をまとめた表です。

       特徴中間マージン発生率
      メーカー費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。約2割〜4割積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん
      LIXIL・YKK AP・三協アルミ・不二サッシ
      家電量販店家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。約1割〜4割エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機
      ホームセンター一部店舗では施工を受け付けているが、外注になることが多く質にばらつきあり約1割〜4割コーナン・カインズホーム・ロイヤルホームセンター・ビバホーム・コメリ
      建築事務所・設計事務所おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。約1割〜4割
      工務店大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。約1割〜2割
      リフォーム会社流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。約0.5割〜2割
      サッシ業者(特化した専門業者窓をメインに工事をしているので安心で安価。0%(直接依頼)地元の業者・個人業者など

      比較的小規模なリフォームであれば、特化した専門業者に直接依頼するのが最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です

      リフォームはどこに頼むのが正解!?2割以上『損』しないための業者選びの方法

      実績が豊富

      実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。

      アフターサービス

      アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。

      瑕疵保険加入会社

      瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。

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      樹脂サッシに交換するリフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      樹脂サッシに交換するリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      樹脂サッシに交換するリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      樹脂サッシに交換するリフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で樹脂サッシに交換するリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

      一括見積もり無料サービスで安く樹脂サッシに交換するリフォームをできる優良業者を探す!

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      『全てがわかる!』
      窓のリフォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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      参考:
      窓のリフォームの費用と価格の相場は?






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