窓の防火対策リフォームの費用の相場

材料費用+施工費用=
30,000円〜600,000円
窓の防火対策リフォームの費用の相場ですが、防火対策にはタイプがあり「防火ガラス」「防火シャッター」の2つの種類があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
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窓の防火対策のリフォームについて

住宅や建物の安全性を確保するうえで、窓の防火性能は非常に重要です。火災が発生すると、最も弱点になりやすいのが「窓ガラス」です。高温に晒されると通常のガラスは割れてしまい、その破片が飛び散るだけでなく、そこから炎や煙が一気に侵入して延焼の原因となります。こうした被害を防ぐために採用されるのが 防火ガラス や 防火シャッター です。
近年では、建築基準法によって防火地域や準防火地域に建つ建物には、防火性能を有する建材の使用が義務付けられており、窓についても「防火設備」として認定されたガラスやサッシを設置する必要があります。そのため、防火ガラスや防火シャッターのリフォームは、単に安心を得るだけでなく、法律に適合させるためにも欠かせない工事といえます。
防火ガラスの種類と特徴
防火ガラスには大きく分けて 「網入りガラス」 と 「防耐火ガラス」 の2種類があり、それぞれに性能や特徴があります。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 主な用途 |
---|---|---|---|---|
網入りガラス | ガラス内部に金属ワイヤーを挟み込み、火災時に割れても破片が飛散しにくい | ・破片が飛び散らず安全性が高い ・比較的安価 | ・経年劣化でワイヤーが錆びる可能性 ・網目が視界を遮りデザイン性に欠ける | 学校、公共施設、集合住宅の廊下窓など |
防耐火ガラス | 特殊加工を施した強化ガラス。通常の強化ガラスの2倍以上の強度を持ち、破損時は粒子状に粉砕 | ・高い耐熱性と強度 ・透明度が高くデザイン性に優れる | ・コストが高め ・施工には専門知識が必要 | 住宅の居室窓、商業施設、店舗のショーウィンドウなど |
従来は「網入りガラス」が主流でしたが、デザイン性や視界の確保が求められる現代住宅では「防耐火ガラス」へのニーズが高まっています。特に大きな窓やリビングの掃き出し窓には、防耐火ガラスのほうが景観性・快適性を損なわないため人気です。
防火シャッターとは?

さらに火災リスクを軽減するために用いられるのが 防火シャッター です。防火シャッターは、窓や開口部に設置し、火災時に炎や煙の侵入を遮断する設備です。
建築基準法第2条や関連する告示では、防火地域や準防火地域に建築される一定規模以上の建物では「防火設備」や「特定防火設備」の設置が義務付けられており、防火シャッターや防火ガラスがその対象になります。特に共同住宅や商業施設では、防火区画を形成するためにシャッターの設置が必須となるケースが多いです。
防火シャッターには手動式と電動式があり、火災報知器と連動して自動で閉鎖するタイプもあります。さらに、防火だけでなく台風や強風時の飛来物、さらには防犯対策としても効果を発揮するため「防災・防犯を兼ねた設備」として導入されることも増えています。
【防火シャッターのメリットとデメリット】
防火シャッターの設置は多くのメリットをもたらしますが、日常的な使い勝手やコスト面も考慮する必要があります。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
防火性能 | 外部からの火や煙の侵入を防ぎ、建物の延焼を遅らせる | – |
防災性能 | 台風や強風時の飛来物からガラスを保護 | – |
防犯性能 | 不審者の侵入防止に有効 | – |
利便性 | – | 手動式は開閉が面倒。高齢者には不向き |
コスト | – | 電動式は導入コストが高い |
防火地域・準防火地域においては、防火設備(網入りガラスや防耐火ガラス)を設置しなければならない。これを怠ると、検査済証が下りない、違法建築物となるなどのリスクがある。
防火認定製品の使用義務
「国土交通大臣認定」の防火設備を使用する必要があります。認定外のガラスやサッシを設置した場合、防火性能を満たさないだけでなく、火災保険の適用外となる可能性もあります。
用途地域や建物用途による制限
住宅、集合住宅、商業施設など建物の用途によっても求められる防火性能が異なります。特に共同住宅や店舗では、区画ごとに防火区画を形成する義務があり、防火シャッターの設置が不可欠になるケースがあります。
・網入りガラス → コストを抑えつつ基本的な防火性能を確保
・防耐火ガラス → 高い透明性とデザイン性を重視する住宅や商業施設に最適
・防火シャッター → 火災だけでなく台風・防犯対策まで兼ねたい方におすすめ
リフォームを検討する際には、建築基準法の規制や認定製品の確認を必ず行い、信頼できる専門業者に相談することが大切です。
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防火ガラスリフォームの費用相場と内訳

防火ガラスのリフォーム費用は、ガラスの種類・窓のサイズ・施工方法によって大きく変動します。一般的には1枚あたり3万円〜15万円程度が目安ですが、大型窓や特殊仕様になるとさらに高額になるケースもあります。
防火ガラスの種類別の費用相場
種類 | サイズ(例) | 本体価格 | 施工費用 | 合計費用相場 |
---|---|---|---|---|
網入りガラス | 腰高窓(120cm×170cm) | 約20,000円〜40,000円 | 約10,000円〜20,000円 | 約30,000円〜60,000円 |
網入りガラス | 掃き出し窓(180cm×170cm) | 約40,000円〜70,000円 | 約20,000円〜30,000円 | 約60,000円〜100,000円 |
防耐火ガラス | 腰高窓(120cm×170cm) | 約50,000円〜100,000円 | 約20,000円〜30,000円 | 約70,000円〜130,000円 |
防耐火ガラス | 掃き出し窓(180cm×170cm) | 約80,000円〜120,000円 | 約30,000円〜40,000円 | 約110,000円〜160,000円 |
網入りガラスは比較的安価ですが、視認性やデザイン性に劣る点がデメリット。一方で、防耐火ガラスはコストが高めですが、高い透明度と断熱性を兼ね備えています。
防火シャッターの費用相場
防火ガラスと併用されることが多い防火シャッターは、サイズや仕様によって費用が変わります。
種類 | 特徴 | 費用相場 |
---|---|---|
手動式防火シャッター | 比較的安価で導入できるが、開閉に手間がかかる | 約170,000円〜300,000円 |
電動式防火シャッター | ワンタッチ操作や自動閉鎖機能付き。利便性が高い | 約200,000円〜400,000円 |
防火窓+シャッター一体型 | デザイン性・機能性に優れるが高額 | 約300,000円〜600,000円 |
シャッターは「防火+防犯+防災(台風や飛来物対策)」の効果も得られるため、長期的にはコストパフォーマンスの高い選択肢といえます。
補助金で費用を抑える方法
防火ガラスや防火シャッターの設置は、省エネ・耐久性・安全性を高めるリフォームとして、国や自治体の補助金制度が適用されるケースがあります。
自治体によっては、住宅の防火性能向上を目的とした助成金があります。上限は10万円〜50万円程度。
長期優良住宅化リフォーム推進事業(国土交通省)
断熱性・耐久性・防火性能を高めるリフォームに利用可能。補助額は最大100万円〜250万円。
こどもエコすまい支援事業
子育て世帯・若年夫婦世帯を対象に、省エネや安全性能を高める工事に補助金を交付。最大30万円〜45万円が上限。
自治体の防災リフォーム補助金
耐震改修や防災対策と合わせて、防火ガラスや防火シャッターの設置が対象になることもあります。
防火ガラスリフォームは、火災時の延焼防止だけでなく、住まいの安全性や安心感を大きく向上させる投資です。
リフォームを検討する際は、まず現場調査と見積もりを取り、補助金の対象になるかどうかも確認することが重要です。
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窓の防火対策リフォーム業者はどこに頼むのが正解?

業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。
特化した専門業者
リフォーム業者には、それぞれ得意な分野や専門領域があります。専門工事に特化している業者を選ぶことで、施工品質が高く、工事もスムーズに進みやすくなります。
一方で、専門外の業者に依頼してしまうと、「施工の質が悪い」「仕上がりに不満がある」といったトラブルにつながる可能性があります。また、大手リフォーム会社やホームセンターなどは、自社では施工せず下請け業者に発注するケースが多く、中間マージンが加算されて費用が割高になることもあります。
以下は、依頼先の種類ごとの特徴と中間マージンの目安をまとめた表です。
特徴 | 中間マージン発生率 | 例 | |
---|---|---|---|
メーカー | 費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。 | 約2割〜4割 | 積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん LIXIL・YKK AP・三協アルミ・不二サッシ |
家電量販店 | 家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。 | 約1割〜4割 | エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機 |
ホームセンター | 一部店舗では施工を受け付けているが、外注になることが多く質にばらつきあり | 約1割〜4割 | コーナン・カインズホーム・ロイヤルホームセンター・ビバホーム・コメリ |
建築事務所・設計事務所 | おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。 | 約1割〜4割 | — |
工務店 | 大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。 | 約1割〜2割 | — |
リフォーム会社 | 流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。 | 約0.5割〜2割 | — |
サッシ業者(特化した専門業者) | 窓をメインに工事をしているので安心で安価。 | 0%(直接依頼) | 地元の業者・個人業者など |
※比較的小規模なリフォームであれば、特化した専門業者に直接依頼するのが最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
リフォームはどこに頼むのが正解!?2割以上『損』しないための業者選びの方法実績が豊富
実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。
アフターサービス
アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。
瑕疵保険加入会社
瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。
窓の防火対策リフォームを激安・格安でするには?

窓の防火対策リフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。
全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?
窓の防火対策リフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは?
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
窓の防火対策リフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で窓の防火対策リフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
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参考:窓のリフォームの費用と価格の相場は?