窓を小さくするリフォーム(はつり工法・カバー工法)の費用相場は?

窓を小さくするリフォームは、断熱性や防犯性を高めたい方に人気の工事です。大きな窓は開放感や採光性に優れる一方で、冷暖房効率の低下や防犯リスクにつながることもあります。そのため、近年では窓を小さくして快適で安心な住環境をつくりたいというニーズが増えています。

費用の相場は 約10万円〜48万円 と幅広く、「材料費」と「施工費」を含めた総額で算出されます。工法には「はつり工法」と「カバー工法」があり、選ぶ方法によって費用も工期も異なります。また、施工する場所が1階か2階かによっても、足場の有無などから費用差が生じます。

この記事では、窓を小さくするリフォームの費用相場や内訳、工法ごとの違いに加え、依頼する業者の選び方まで詳しく解説します。これからリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • 最終更新日:2025年8月18日
    監修者:
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      目次

      窓を小さくするリフォームの費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      100,000円〜480,000円

      窓を小さくするリフォームの費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      窓を小さくするリフォームについて

      小さい窓

      窓を小さくするリフォームは、住宅の快適性や安全性を向上させる方法のひとつです。大きな窓は開放感や採光性に優れる一方で、断熱性や防犯性の面で不安が残る場合があります。そのため、近年では「窓を小さくして住まいをより安心で快適にしたい」と考える方が増えています。

      リフォームに取りかかる前に、まずは窓を小さくするメリットとデメリット、さらに選べる窓の種類について理解しておくことが大切です。

      窓を小さくするメリット

      窓を小さくする最大の利点は、断熱性能の向上です。窓は住宅の中で最も熱の出入りが大きい部分であり、サイズを小さくすることで冬場は暖房効率が高まり、夏場は冷房効果が持続しやすくなります。その結果、冷暖房にかかる光熱費の削減につながり、省エネ住宅としての性能も高めることができます。

      また、防犯性の向上も大きなメリットです。大きな窓は空き巣の侵入口となるリスクがありますが、小さい窓は人が出入りしにくいため、防犯効果を期待できます。さらに、窓を小さくすることで外からの視線を遮りやすくなり、プライバシーの確保にも役立ちます。

      加えて、壁面スペースが広がるため、その分家具や収納を設置しやすくなり、間取りの自由度が増す点も見逃せません。リビングや寝室など、家具配置に悩んでいた空間がより効率的に使えるようになります。

      窓を小さくするデメリット

      一方で、窓を小さくすることでいくつかのデメリットも生じます。最も大きな影響は採光量の減少です。自然光の取り込みが少なくなると、日中でも照明に頼る場面が増え、部屋が暗く感じられることもあります。また、窓の開口面積が小さくなることで通風性能が低下し、換気がしづらくなる場合があります。

      さらに、大きな窓がもたらしていた開放感の喪失も懸念されます。視界が狭まり、部屋全体が閉塞的に感じることもあるでしょう。そして、リフォームそのものにかかる費用も無視できません。窓を小さくする工事は、単純なガラス交換ではなく壁の造作工事を伴うため、外壁や内装の補修費用も必要になります。そのため、コストは通常の窓交換よりも高額になる傾向があります。

      小さい窓の種類と特徴

      窓を小さくリフォームする際には、設置する窓の種類を選ぶ必要があります。防犯性やデザイン性、採光・通風性能など、目的に応じて最適なタイプを選ぶことが大切です。

      以下に代表的な小窓の種類を表で整理しました。

      窓の種類価格目安特徴・メリットデメリット
      引き違い窓
      引き違い窓
      約20,000円〜30,000円最も一般的なタイプで、使い勝手が良くコストも安い。日本住宅で多用される。デザイン性は平凡で、防犯性は他の窓よりやや劣る。
      縦すべり出し窓
      縦すべり出し窓
      約10,000円〜20,000円サッシを軸に90度開くため通風性に優れる。小さくても換気効果が高い。外に張り出すため外構や雨の日の使い勝手に注意。
      内倒し窓
      内倒し窓
      約15,000円〜25,000円下部を支点に上部が室内に倒れる。外から開けられず、防犯性に優れる。掃除がしにくい、中間開閉ができず換気効率が低い。
      上げ下げ窓
      上げ下げ窓
      約15,000円〜25,000円アメリカや寒冷地で多い。上下にスライドして開閉。ダブルハングは通風性も高い。日本では流通が少なく、デザインが限定的。
      ルーバー窓
      ルーバー窓(ジャロジー窓)
      約30,000円〜40,000円羽根状のガラスを角度調整して採光・換気可能。デザイン性が高い。防犯性が低く、気密性にやや劣る。
      フィックス窓
      フィックス窓(はめ殺し窓)
      約8,000円〜10,000円採光専用で開閉不可。デザイン性が高く、光を取り込む用途に最適。通風できないため換気性能はゼロ。

      栗林暁監修者のコメント
      窓を小さくするリフォームは、断熱性や防犯性、プライバシー確保といったメリットがある一方で、採光や通風の低下といったデメリットもあります。さらに、費用は単純な窓交換よりも高くなるため、慎重な検討が必要です。

      設置する小窓の種類によって機能や費用が異なるため、どのような目的で窓を小さくするのかを明確にしたうえで選ぶことが大切です。採光性を重視するならフィックス窓、防犯性を求めるなら内倒し窓、通風を確保したいなら縦すべり出し窓といったように、目的に合わせたリフォームを行うことで、住まいの快適性と安心を両立できます。
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      窓を小さくするリフォームの費用と内訳

      窓を小さくするリフォームは、住まいのデザイン性を変えるだけでなく、断熱性・防犯性・プライバシー性を高めることができる有効なリフォームです。ただし単純な窓交換とは異なり、壁を一部解体して新しい窓枠を造作したり、外壁・内装の補修が必要になるため、工事の規模は比較的大きくなり、費用も高めになります。

      窓を小さくする方法には大きく分けて 「はつり工法」「カバー工法」 の2種類があり、どちらを選ぶかによって費用や仕上がりが異なります。

      ●はつり工法とは
      既存の窓やサッシを取り外したうえで、周囲の壁を解体して新たに造作し直し、小さい窓を設置する工法です。外壁・内装の補修も伴うため大掛かりになりますが、大きな窓を極端に小さくしたい場合やデザインを大幅に変えたい場合に有効です。施工自由度が高く、仕上がりも自然ですが、工期と費用はカバー工法より高くなります。

      ●カバー工法とは
      既存のサッシを残したまま、その内側や外側に新しいサッシを取り付けてサイズを縮小する工法です。壁を大きく壊す必要がないため、工期が短く、費用も比較的安価なのがメリットです。ただし、サッシを重ねる形になるため断熱性能やデザイン性はやや劣り、窓を少し小さくする程度のリフォームに向いています

      【はつり工法とカバー工法の比較表】

      項目はつり工法カバー工法
      工事内容壁や窓枠を解体・造作し直して新しい窓を設置既存サッシに新しいサッシを重ねて設置
      費用相場約220,000円〜480,000円約100,000円前後
      工期3日〜1週間程度半日〜1日程度
      仕上がり自然で自由度が高く大きな変更が可能枠幅がやや狭くなる、デザイン制約あり
      向いているケース大きな窓を大幅に小さくしたい場合少しだけ窓サイズを小さくしたい場合

      カバー工法で窓を小さくする費用相場

      ●カバー工法で窓を小さくする費用相場:約100,000円前後

      カバー工法で窓を小さくする場合、壁を壊さず既存サッシを利用するため、費用は比較的安価です。相場は約100,000円前後となり、工期も短いため、気軽に取り入れやすい方法といえます。ただし、あくまで「窓を少し小さくしたい場合」に適しており、大幅なサイズ変更には不向きです。

      はつり工法で窓を小さくする費用相場

      一方、大きな窓を極端に小さくする場合や、外観のデザインを大きく変更したい場合は「はつり工法」を選ぶことになります。壁を解体し造作し直す必要があるため、費用はカバー工法よりも高額になります。

      1階の窓リフォーム費用

      ●1階の窓を小さくする費用相場:約220,000円〜380,000円(補修範囲が広い場合は+約50,000円)

      1階の窓リフォームでは、まず既存の窓枠部分の壁を解体するところから工事が始まります。その後、新しい小さい窓に合わせて壁を造作し、外壁・内装の補修工事を行ったうえで窓を取り付ける流れです。

      この一連の工事にかかる費用は 約70,000円〜130,000円 が目安です。ただし、壁の補修範囲が広がる場合には追加で 約50,000円前後 の費用がかかるケースもあります。たとえば、外壁材の張り替えが必要になったり、内装クロスの大幅な貼り替えが必要になったりすると、その分費用が上乗せされます。

      2階の窓リフォーム費用

      ●2階の窓を小さくする費用相場:約270,000円〜480,000円

      2階の窓を小さくするリフォームは、1階と同様に壁の解体・造作・補修・窓設置の工程を踏みますが、大きな違いは足場の設置が必要になることです。安全に作業を行うために足場を組む必要があり、その費用として 約50,000円〜100,000円 が追加で発生します。

      その結果、2階の窓を小さくするリフォームの総額は 約120,000円〜230,000円 が相場となります。1階よりも施工費が高くなるのは、この足場代が大きく影響しているためです。

      はつり工法で窓を小さくする場合の費用を、項目別に整理すると次のようになります。

      項目内容費用目安
      壁解体費用既存窓周辺の壁を撤去する費用約10,000円〜30,000円
      壁造作費用新しい窓枠に合わせて壁を造作する工事約150,000円〜250,000円
      補修工事費用外壁材や内装クロスの補修約20,000円〜50,000円
      諸経費廃材処分費・人件費など約10,000円〜20,000円
      足場設置費用(2階以上)安全作業のための足場組立約50,000円〜100,000円

      栗林暁監修者のコメント
      窓を小さくするリフォームには カバー工法はつり工法 の2種類があり、目的や予算によって選ぶべき工法は異なります。

      カバー工法:小さなサイズ調整向け、費用は約10万円前後。
      はつり工法:大きな窓を大幅に小さくしたい場合に必須。費用は1階で約22〜38万円、2階で約27〜48万円。

      工事内容が大掛かりになるほど費用は高くなりますが、断熱性・防犯性・プライバシー性の向上といったメリットを得られるため、目的に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。見積もりを依頼する際には、複数の業者を比較し、施工実績の豊富な専門業者を選ぶと安心です。
      窓・玄関リフォームどこに頼めばいいの?
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      窓を小さくするリフォーム業者の選ぶポイントは?どこに頼むのが安い?

      業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。

      特化した専門業者

      リフォーム業者には、それぞれ得意な分野や専門領域があります。専門工事に特化している業者を選ぶことで、施工品質が高く、工事もスムーズに進みやすくなります。

      一方で、専門外の業者に依頼してしまうと、「施工の質が悪い」「仕上がりに不満がある」といったトラブルにつながる可能性があります。また、大手リフォーム会社やホームセンターなどは、自社では施工せず下請け業者に発注するケースが多く、中間マージンが加算されて費用が割高になることもあります。

      以下は、依頼先の種類ごとの特徴と中間マージンの目安をまとめた表です。

       特徴中間マージン発生率
      メーカー費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。約2割〜4割積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん
      LIXIL・YKK AP・三協アルミ・不二サッシ
      家電量販店家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。約1割〜4割エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機
      ホームセンター一部店舗では施工を受け付けているが、外注になることが多く質にばらつきあり約1割〜4割コーナン・カインズホーム・ロイヤルホームセンター・ビバホーム・コメリ
      建築事務所・設計事務所おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。約1割〜4割
      工務店大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。約1割〜2割
      リフォーム会社流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。約0.5割〜2割
      サッシ・大工業者(特化した専門業者窓・内装をメインに工事をしているので安心で安価。0%(直接依頼)地元の業者・個人業者など

      比較的小規模なリフォームであれば、特化した専門業者に直接依頼するのが最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です

      リフォームはどこに頼むのが正解!?2割以上『損』しないための業者選びの方法

      実績が豊富

      実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。

      アフターサービス

      アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。

      瑕疵保険加入会社

      瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。

      窓を小さくするリフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      窓の小さくするリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      窓の小さくするリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      窓の小さくするリフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で窓の小さくするリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      窓のリフォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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      参考:
      窓のリフォームの費用と価格の相場は?






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