屋根付き駐車場にするリフォーム(後付け・交換・修理)の費用は?1台〜3台用までの相場をご紹介

屋根付き駐車場にリフォームすると、車を雨や紫外線から守れるだけでなく、住まい全体の外観や利便性も向上します。費用相場は 約20万円〜72万円 が目安で、設置するカーポートの種類(片側支持・両側支持など)、台数、オプション機能(耐雪・UVカットなど)、さらには施工条件によって大きく変わります。

また、既存カーポートの修理や屋根材交換なら数万円から対応可能で、DIYで単管パイプを使えば約5万円前後で簡易的な屋根を設置することも可能です。この記事では、屋根付き駐車場にするためのリフォーム費用の相場と内訳を詳しく解説し、プロ施工とDIYの違い、さらに建ぺい率や固定資産税の注意点までご紹介します。

  • 最終更新日:2025年8月29日
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      目次

      屋根付き駐車場にするリフォーム費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      200,000円〜720,000円

      屋根付き駐車場のリフォーム費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      屋根付き駐車場にする工事について

      駐車場の屋根

      駐車場に屋根を設置するリフォームは、車を守るだけでなく、生活の快適性や住まい全体の印象を変える大きなポイントになります。工事を検討する際には、まず駐車場の屋根のメリットとデメリットを理解し、さらに屋根の種類や設置条件、建ぺい率や固定資産税などの基礎知識を把握しておくことが重要です。

      カーポートの特徴と魅力

      駐車場の屋根といえば、もっとも代表的なのが「カーポート」です。
      カーポートは柱と屋根だけで構成された比較的シンプルな構造ですが、設計段階から風や雪に耐えられるように強度が確保されており、見た目もスタイリッシュな商品が多く揃っています。最近では「単なる駐車スペース」ではなく、外観のアクセントとしておしゃれさを演出する目的で設置されるケースも増えています。

      カーポートのメリット

      カーポートのメリットは生活の利便性に直結します。例えば、直射日光による紫外線ダメージから車を守り、ボディや内装の劣化を抑える効果が期待できます。雨の日には濡れずに乗り降りでき、夏場は車内温度の上昇を防ぎ、冬場は霜や雪を避けられる点も大きな魅力です。また、デザイン性の高い製品を選べば、住まい全体の印象を引き締める「外構デザインアイテム」としても役立ちます。

      カーポートのデメリット

      一方で、カーポートにも注意すべき点があります。屋根を支えるための柱が通路を妨げることがあり、駐車や出入りがやや窮屈になることもあります。経年劣化が進んだ場合、強風や台風時に屋根が飛ぶリスクがある点も無視できません。また、屋根をつけることで圧迫感を感じたり、ガレージのように完全に囲まれていないため防犯性が低いという面もあります。これらを踏まえた上で導入を検討することが大切です。

      駐車場の屋根の種類

      駐車場の屋根は、支え方やデザインによって大きく3種類に分けられます。それぞれの特徴を理解して、敷地や駐車台数に合わせた選択をしましょう。

      種類構造の特徴駐車可能台数向いている敷地条件

      片側支持タイプ
      片側の柱と梁で屋根を支えるシンプルな構造。主に1〜2台(縦列駐車)。敷地が細長い、片側に建物や塀がある場合。
      背面支持タイプのカーポート
      背面支持タイプ
      背面に柱を設置して屋根を支える形式。横並びで1〜2台。奥行きが浅く横幅のある敷地。
      両側支持タイプのカーポート
      両側支持タイプ
      両側に柱を設けて安定性を確保。2〜3台の横並び駐車が可能。広い敷地、複数台所有の家庭に適している。

      片側支持タイプは狭い敷地でも設置できるため都市部に人気があり、両側支持タイプは安定性が高く、ゆったりとした駐車スペースを確保したい方におすすめです。

      建ぺい率と確認申請のポイント

      駐車場に屋根を設置する場合、「建ぺい率」に注意が必要です。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合を指し、次の計算式で求められます。

      建ぺい率 = (建築面積 ÷ 敷地面積) × 100

      屋根の面積が10㎡を超える場合は、自治体に「確認申請」を行う必要があります。特に防火地域や準防火地域に該当する場合は、申請が必須です。逆に10㎡以下の屋根であれば、多くの地域で申請は不要となります。ただし条件は自治体ごとに異なるため、必ず事前に確認することをおすすめします。

      申請には建築図面や構造計算書など専門的な資料が必要となるため、多くの場合リフォーム会社や工務店に代行を依頼します。その際の費用は約15万〜20万円が目安です。

      駐車場の屋根と固定資産税

      「屋根をつけると固定資産税がかかるのでは?」と心配される方も多いですが、カーポートは基本的に課税対象にはなりません。固定資産税が課されるのは、次の条件をすべて満たす場合です。

      屋根だけでなく、3方向以上が壁などで囲われている。
      コンクリート基礎で地面に完全に固定されている。
      恒久的な建物として認められる構造である。

      カーポートは屋根と柱のみで構成されるため、一般的には課税対象外となります。この点も屋根付き駐車場の大きなメリットといえるでしょう。

      栗林暁監修者のコメント
      駐車場に屋根を設けることで、車を守るだけでなく、生活の快適性や家の外観の印象を高める効果があります。ただし、設置にはデメリットや建ぺい率、申請の有無など注意点も存在します。片側支持、背面支持、両側支持といった種類の違いを理解し、敷地条件や駐車台数に合った最適なプランを選ぶことが成功のポイントです。
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      屋根付き駐車場にするリフォーム費用と内訳

      女性

      駐車場や車庫、ガレージに屋根を設置するリフォームは、愛車を紫外線や雨風から守り、快適な暮らしを実現するために人気があります。その費用には、大きく分けて「屋根を新しく後付けする費用」と「既存の屋根を修理・交換する費用」の2つがあります。まずはカーポート本体の価格を基準に考え、オプションや施工費用を加えた総額を把握することが大切です。

      カーポート本体の価格

      カーポートの本体価格は、設置できる台数や構造によって変わります。もっとも一般的なのは1台から2台用の片側支持タイプや背面支持タイプで、比較的リーズナブルに導入可能です。一方、3台まで停められる両側支持タイプは柱が両側にあり安定感がある分、価格も高めになります。

      カーポートの種類停められる台数本体価格の目安
      片側支持タイプ/背面支持タイプ1〜2台約150,000円〜300,000円
      両側支持タイプ1〜3台約300,000円〜600,000円

      片側支持タイプは敷地が狭い住宅地に向いており、両側支持タイプは広い敷地で複数台を停めたい家庭におすすめです。

      【屋根材・オプションによる費用の違い】

      屋根付き駐車場を設置する際は、本体価格に加えて「耐候性」や「機能性」のオプションを選ぶかどうかで費用が大きく変動します。特に雪の多い地域や強風が吹く地域では、耐雪・耐風性能を高めるためのオプションが欠かせません。

      オプション内容追加費用の目安
      積雪50cm対応約1,000円
      積雪100cm対応約30,000円
      積雪150cm対応約80,000円
      積雪200cm対応約140,000円
      UVカット性能約150,000円
      遮熱性能約20,000円
      支柱の強度アップ約20,000円

      例えば、積雪の多い地域では「積雪100〜200cmタイプ」を選ぶケースが多く、紫外線対策を重視する方にはUVカットタイプが人気です。

      後付け設置にかかる施工費用

      本体価格とは別に、カーポートを設置する際には施工費用がかかります。片側支持・背面支持タイプは工事が比較的簡単で費用も抑えられる一方、両側支持タイプは基礎工事や柱の数が多いため施工費もやや高めです。

      カーポートの種類施工費用の目安
      片側支持・背面支持タイプ約50,000円〜80,000円
      両側支持タイプ約80,000円〜120,000円

      これに本体価格を加えると、総額の目安は 約200,000円〜720,000円 ほどとなります。設置条件によっては基礎工事や土間コンクリートの追加工事費が必要になる場合もあるため、事前に見積もりを確認しておくと安心です。

      修理・交換にかかる費用

      すでにカーポートを設置している場合、屋根材やフレームの劣化による修理費用も想定しておく必要があります。屋根パネルは経年劣化や台風被害で割れることがあり、1枚単位での交換が可能です。また、アルミ製の枠が破損した場合も修理対応できます。

      修理内容費用の目安
      屋根パネルの修理・交換(1枚)約8,000円〜15,000円
      アルミ枠の修理・交換約15,000円〜30,000円

      小規模な修理であれば数万円で対応可能ですが、広範囲に破損している場合や強度に不安がある場合は、部分修理よりも本体交換を検討した方が結果的にコストを抑えられるケースもあります。

      栗林暁監修者のコメント
      屋根付き駐車場のリフォーム費用は、本体価格にオプション、そして施工費用を加えた総額で考える必要があります。目安としては、20万円前後のシンプルな片側支持タイプから、70万円前後の高耐候性・両側支持タイプまで幅広く選択肢があります。さらに既存カーポートの修理であれば数万円程度で済む場合もあるため、目的や予算に応じた最適なプランを選ぶことが大切です。
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      駐車場に単管パイプで屋根をDIYする場合の費用とプロ施工との比較

      DIY

      「駐車場に屋根をつけたいけれど、できれば費用を抑えたい」
      そんなときに検討されるのが、単管パイプを使ったDIYによる簡易屋根づくりです。ホームセンターやネット通販で材料を購入すれば、自分で組み立てることは不可能ではありません。ただし、実際にかかる費用や、プロに依頼する場合との違いを理解しておく必要があります。ここでは、DIYとプロ施工の費用を比較しながら、その内訳を詳しく見ていきます。

      単管パイプでDIYする場合に必要な材料費

      単管パイプで駐車場の屋根を作る場合、基本的に必要となるのは 単管パイプ・固定用の単管ブロック・屋根材となる防水シート の3点です。これらを組み合わせれば、簡易的なカーポートのような屋根を作ることができます。

      単管パイプ

      商品名:単管パイプ 3m

      価格:約3,000円

      単管ブロック

      商品名:単管ブロック

      価格:約5,000円

      万能防水シート

      商品名:防水シート

      価格:約9,000円

      これらを必要本数・必要枚数そろえると、総額で約53,000円程度で収まります。

      つまり、材料さえ揃えれば 5〜6万円以内で駐車場に簡易的な屋根を作れる計算になります。

      DIYとプロ施工の費用比較

      では、同じ「両側支持タイプ」の屋根をプロの業者に依頼した場合、どれほどの差があるのでしょうか。

      DIYの費用:約53,000円(材料費のみ)
      プロ施工の費用:約380,000円〜720,000円

      この金額差を比べると、最安の業者でも約32万円の差額、高い業者では約67万円もの差額が出ることになります。

      栗林暁監修者のコメント
      単管パイプを使ったDIYの駐車場屋根は、5万円程度で材料を揃えられるため、費用を大幅に抑えたい人には魅力的な選択肢です。一方で、プロに依頼すると38万円〜72万円と高額にはなりますが、耐久性や見た目の完成度、災害時の安心感は大きく変わります。

      「短期間の仮設的な屋根が欲しい」「とにかく安く抑えたい」ならDIY。
      「長期的に安心して使いたい」「外観も重視したい」ならプロ施工。

      このように目的に応じて選ぶのが最適といえるでしょう。

      屋根付き駐車場にするリフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      屋根付き駐車場にするリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      屋根付き駐車場にするリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      屋根付き駐車場のリフォームにする安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で屋根付き駐車場のリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      参考:駐車場のリフォームする費用と価格と相場は?






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