ローコスト住宅の土地代込み相場はどのくらい?

ローコスト住宅を検討する際に必ず直面するのが、「土地代を含めるといくらになるのか」という疑問です。建物だけであれば1,000万円前後で平屋やコンパクトな2階建てを建てられるケースもありますが、土地代を含めると地域によって大きな差が生まれます。
例えば、30坪の住宅を建てると仮定すると、建物(上物)が約1,000万円、土地代は地方や立地によって600万円〜5,000万円ほど必要です。結果として、土地込みでの相場は1,600万円〜5,600万円が目安となります。
地方別ローコスト住宅の土地代相場
土地代はエリアによって大きく異なります。都市部に近づくほど坪単価は高くなり、逆に地方や郊外では比較的安価に土地を取得できます。
地方 | 公示地価平均(㎡) | 坪単価平均 |
---|---|---|
北陸地方 | 約54,079円 | 約17.8万円 |
四国地方 | 約63,517円 | 約21.0万円 |
東北地方 | 約67,205円 | 約22.2万円 |
中国地方 | 約89,019円 | 約29.4万円 |
九州地方 | 約106,736円 | 約35.3万円 |
中部地方 | 約125,716円 | 約41.6万円 |
関西地方 | 約209,631円 | 約69.3万円 |
関東甲信越 | 約419,302円 | 約138.6万円 |
首都圏 | 約452,402円 | 約149.6万円 |
関東地方 | 約460,454円 | 約152.2万円 |
この表からも分かる通り、同じ30坪の土地でも北陸地方なら約510万円で購入できるのに対し、首都圏では4,500万円以上必要になることもあります。結果的に「建物よりも土地代の比重が大きい」ことがローコスト住宅の総予算を左右します。
1000万円で土地込みの家は建てられるのか?
「土地込み1000万円で新築は可能ですか?」という質問は非常に多いですが、現実的には大きな制約が伴います。
例えば、北陸地方で坪単価17万円、30坪の土地を購入すると約510万円。残りの予算はわずか490万円となり、この金額で建てられるのは水回りがない小屋やログハウス規模の建物に限られます。
間取りもワンルーム程度が中心で、常住用の住宅としては難しく、セカンドハウスや趣味の拠点として利用するケースが現実的です。つまり、土地込みで1000万円に抑えるのは「住む家」ではなく「滞在する建物」の発想に近いといえるでしょう。
土地代込みで建てられる平屋・2階建ての規模と間取り
家づくりを考えるときに重要になるのが「土地代と建物代のバランス」です。建物だけをローコストで建てるのは比較的容易ですが、土地込みで計算すると総額は大きく変わります。特に都市部と地方では土地単価が数倍も違うため、同じ予算でも建てられる家の大きさや間取りに大きな差が出てきます。そこでここでは、土地代込みで1500万円・2000万円・2500万円・3000万円の場合に建てられる平屋や2階建ての規模や間取りをシミュレーションし、どのような住まいが実現できるのかを具体的に解説していきます。
1500万円の場合

土地と建物を合わせて1500万円以内に抑える場合、土地代を500万〜600万円程度に収め、建物に使えるのはおよそ800万〜1000万円が上限となります。
この規模で建てられるのは 20〜25坪の平屋またはコンパクトな2階建て。
平屋であれば2LDK(LDK+寝室+子ども部屋1つ)、2階建てなら1階にLDKと水回り、2階に2部屋を確保した2LDK程度が現実的です。シンプルな外観と標準仕様の設備で、ローコスト重視のプランとなります。
2000万円の場合

土地代を700万〜800万円程度に抑えれば、建物に1200万円前後を充てられます。
この予算なら 25〜30坪程度の規模が可能で、間取りは平屋であれば3LDK(LDK+寝室+子ども部屋2つ)、2階建てなら4LDKも視野に入ります。
平屋は家族がワンフロアで暮らせる安心感があり、シニア世帯にも向いています。2階建ては都市部や狭小地で土地を有効に使えるため、庭や駐車場を確保しつつ部屋数を増やしたいファミリーにおすすめです。
2500万円の場合

土地に1000万円前後を充てても、建物に1500万円程度を投じることができます。
この価格帯になると 30〜35坪の規模が現実的で、平屋ならゆとりある3LDK〜4LDK、2階建てなら5LDKの大きな家も建てられます。
平屋ではウッドデッキや中庭を設けるなど、デザイン面でも自由度が広がります。2階建ては1階に広いLDK+和室、2階に寝室と子ども部屋3つを確保できるため、二世帯同居にも対応できる規模感になります。
3000万円の場合

土地に1200万〜1500万円をかけたとしても、建物に1500万〜1800万円を充てられるため、35〜40坪規模の住宅が建てられます。
平屋なら贅沢な4LDK+広いLDK+収納スペースを持つ大空間プラン、2階建てなら二世帯住宅仕様や大型5LDK〜6LDKも可能です。
内装や外装もグレードを上げやすく、断熱性や耐震性に優れた仕様を選べるので、長期的な資産価値を考える世帯に適しています。
ポイントは「土地にどれだけ予算を割くか」と「建物の間取りや性能にどこまでこだわるか」。このバランスを考えることで、理想のローコスト住宅を実現できます。
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土地探しから建築までの流れと期間
土地込みで家を建てるには、「土地探し」「購入手続き」「建物建築」の3ステップを踏みます。特に土地探しは想像以上に時間がかかり、全体のスケジュールに大きく影響します。
まず「どんな立地に住みたいか」を固め、利便性や予算、周辺環境の条件を整理します。この検討段階に1〜3ヶ月、インターネットや不動産会社を通じた情報収集に2〜6ヶ月かかるのが一般的です。
資金計画と不動産会社選び(約1〜2ヶ月)
購入候補地が見つかれば、住宅ローンや自己資金を含めた資金計画を立てます。その後、不動産会社を決める流れになります。
売買契約と引き渡し(約1〜2ヶ月)
売主との契約や登記手続き、諸費用の支払いを経て土地の引き渡しが行われます。
結果的に、土地探しから購入完了までの期間は6ヶ月〜1年程度が目安となり、建物の着工に入る前に時間が必要になります。
・地方なら1,600万円台から実現可能だが、都市部では5,000万円を超えるケースも珍しくない。
・土地込み1,000万円では常住用住宅は難しく、ログハウスや小屋レベルが中心。
・土地探しには平均して半年〜1年かかるため、早めの準備が重要。
大切なのは「どの地域に建てたいか」を早めに決め、土地代と建物代のバランスを見極めることです。
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ローコスト住宅・土地探しを安くするには相見積もりをハウスメーカーや工務店から取ろう!

ローコスト住宅・土地探しの激安にするコツやポイントは、相見積もりを取り、ハウスメーカーや工務店の見積もりを比較することです。
ローコスト住宅を依頼できる会社は、ハウスメーカー・工務店・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは?
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
ローコスト住宅・土地を安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用でローコスト住宅・土地を行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
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ローコスト住宅の費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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参考:ローコスト住宅の費用と価格の相場は?