家のリフォームローンについて
リフォームローンを検討していると、いろいろな選択肢があり、どこに頼むか悩むことも多いですよね。ここでは、リフォームローンについての基本的な情報と、ローン選びに役立つポイントをご紹介します。
リフォームローンとは?
リフォームローンは、一般的に無担保で借り入れを行うローンです。つまり、抵当権などの担保を必要とせず、比較的簡単に借りられるのが特徴です。リフォームを行う際に、手持ちの資金が足りない場合や、資金計画が整わない場合に役立ちます。
リフォームローンの金利とは?
リフォームローンの金利は、借り入れた額に対して支払う利子のことです。金利の設定は、ローンの条件や借り入れ先によって異なります。リフォームローンの金利は、選択肢によって大きく変わるため、比較して最適なプランを選ぶことが重要です。
リフォームローンと住宅ローンの比較
リフォームローンと住宅ローンには、いくつかの違いがあります。それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合ったローンを選ぶことが大切です。
リフォームローン
メリット
担保が不要: 担保なしで借り入れが可能なので、手続きが簡単で比較的審査に通りやすいです。
手続きが簡単: 審査結果が出るまでの期間が短いのが特徴です。
デメリット
金利が高い: 年3~5%程度と、一般的に高めです。
返済期間が短い: 最長10~15年と、比較的短期間での返済が求められます。
借入額が少ない: 借り入れ可能額は50~500万円程度に制限されています。
住宅ローン
メリット
金利が安い: 固定金利で年1~2%程度と、リフォームローンよりも低金利です。
返済期間が長い: 最長30~35年と、長期間の返済が可能です。
借入額が多い: 借り入れ可能額は500万円~5000万円程度と幅広いです。
デメリット
担保が必要: 担保として抵当権の設定が必要で、手続きが面倒で審査も厳しいです。
手続きが複雑: 審査結果が出るまでに時間がかかる場合があります。
リフォームローンの金利相場
リフォームローンの金利は、公的融資と民間融資で異なります。それぞれの特徴を理解して、最適なプランを選びましょう。
公的融資
公的融資は、比較的低金利で安心ですが、融資限度額には制限があります。例えば、基本的には1000万円まで借り入れが可能で、財形住宅融資であれば最高4000万円まで借り入れが可能です。
民間融資
民間融資は、担保型と無担保型に分かれます。
担保型
借入可能額: 1,000万円~1億円
借入期間: 最長35年
無担保型
借入可能額: 500万円~1,000万円
借入期間: 最長10~15年
リフォームローンの審査基準
リフォームローンの審査では、以下の基準が考慮されます。
職業と年収: 安定した職業に就いているか、年収がどのくらいあるのかが審査に影響します。
勤務年数: 一定の勤務年数が求められることがあります。
返済負担率: 元金+利息の割合が高すぎないかが確認されます。
団体信用生命保険: 保険に加入できるかどうかも審査基準に含まれます。
リフォームローンの審査に落ちる理由
リフォームローンの審査に通らない理由として、以下の要因が考えられます。
返済負担率が高い: 借り入れ額が年収に対して見合わない場合、返済困難と判断されることがあります。例えば、年収250万円未満の場合は25%以内、年収400万円以上の場合は35%以内とされています。
職業の安定性: 正社員で勤続年数が1年〜2年以上、年収が約200万円〜300万円といった基準が求められることがあります。
健康状態: 一部のリフォームローンでは、団体信用生命保険への加入が必要です。健康状態が悪いと保険に加入できず、ローンの契約が難しくなることがあります。契約は満60歳~70歳までに行い、満70歳~80歳で完済できることが条件です。
リフォームローンを通りやすくする方法
リフォームローンの審査を通りやすくするためには、以下の点に注意しましょう。
返済負担率の管理: 現在のローンをすべて完済し、リフォームローンだけでなく、他のローンも返済負担割合が約3割以下に抑えることが重要です。
収入証明の用意: パートやアルバイトの場合、収入証明書(源泉徴収票)を用意し、勤続年数を維持しておくことが求められます。
有担保型の選択: 担保にできる不動産がある場合、有担保型のリフォームローンを選ぶことで審査が通りやすくなります。
リフォーム1000万円のローンシミュレーション
1000万円のリフォームローンを3年間で返済する場合の月々の返済額のシミュレーションは以下の通りです。ボーナスなしの条件で試算しています。
銀行名 | イオン銀行 | SBIネット銀行 | 三菱東京UFJ銀行 | みずほ銀行 | りそな銀行 | 千葉銀行 | 横浜銀行 | 京都銀行 |
金利 | 固定2.5% | 固定3.475% | 変動2.875% | 変動3.975% | 固定4.475% | 変動2.7% | 変動2.8% | 変動2.675% |
月々の返済額 | 288,613 円 | 292,910 円 | 290,261 円 | 295,128 円 | 297,357 円 | 289,491 円 | 289,931 円 | 289,381 円 |
返済総額 | 10,390,068 円 | 10,544,760 円 | 10,449,396 円 | 10,624,608 円 | 10,704,852 円 | 10,421,676 円 | 10,437,516 円 | 10,417,716 円 |
各銀行の金利による月々の返済額は約288,613円から297,357円までとなり、返済総額は約10,417,716円から10,704,852円となります。
リフォーム費用の控除・減税について
リフォームローンを活用してリフォームを行った場合、税制面での優遇が受けられることがあります。例えば、リフォームによって「住宅ローン減税」の対象になることがあります。減税を受けるためには、リフォームの内容や支出額に応じて条件を満たす必要があります。
住宅ローン減税
住宅ローン減税では、リフォームによって「一定の基準」を満たすことで、年間の税額が一定額減額される制度です。具体的な条件や減税額については、税理士や税務署に確認することをおすすめします。
『全てがわかる!』
リフォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
↓↓↓
参考:リフォームの費用と価格の相場は?