バリアフリーリフォームの費用相場は?「実質費用シミュレーション」や「申請手順」「必要な書類リスト」もご紹介

自宅のバリアフリー化にかかる費用は、内容や規模により 約1万円〜100万円 が目安。手すり設置や段差解消、玄関・キッチン・浴室・トイレの改修など主要工事の相場を整理し、上限20万円・自己負担1〜2割(8〜9割償還) の補助金制度の使い方、申請手順と必要書類をわかりやすく解説します。DIYは原則対象外、マンションは管理規約の確認が必須。小規模から大規模まで、費用を抑えて安全・快適な住まいを実現するための実践ポイントをまとめました。

  • 最終更新日:2025年9月26日
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      目次

      家の住宅バリアフリーリフォームの費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      10,000円〜1,000,000円

      家の住宅バリアフリーリフォームの費用の相場の目安ですが、バリアフリーの費用には、「バリアフリーの手すりの費用」「床のバリアフリーの費用」「玄関のバリアフリーの費用」「バリアフリーの設備の費用」「キッチンのバリアフリーの費用」「お風呂・浴室のバリアフリーの費用」「トイレのバリアフリーの費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社・バリアフリー業者に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      自宅のバリアフリー工事と補助金制度について

      バリアフリー

      自宅をバリアフリー化する工事を行う前に、まず知っておきたいのが補助金制度です。バリアフリー化のリフォームは、介護が必要な方や高齢者が安心して生活できる住環境を整えるために行われます。そのため、国や自治体からは一定の条件を満たすことで助成金が支給され、費用の負担を軽減できる仕組みが整っています。ここでは、対象者や自己負担額の仕組み、DIYでの可否、マンションでの注意点などを詳しく解説します。

      介護バリアフリー化のリフォームにおける補助金制度

      バリアフリー化のリフォーム工事では、要介護・要支援者がいる家庭や、50歳以上の高齢者と同居している家庭、さらに障害者と認定されている方と一緒に暮らす家庭などが補助金の対象となります。これは、身体機能の低下や障害によって日常生活に不便を感じる方々が、安心して生活できるようにすることを目的としているためです。

      給付を受ける流れとしては、まず工事費用を一旦自費で支払い、その後に市区町村へ申請を行います。申請が認められると、上限20万円までの工事について、8割または9割が払い戻される仕組みです。つまり、実質的には1割または2割の自己負担で済むことになります。

      バリアフリー工事で対象となるリフォームの種類

      補助金が対象となる工事には、主に以下のようなものがあります。これらは高齢者や要介護者がつまずきや転倒を防ぎ、快適に生活できるよう配慮された改修内容です。

      工事の種類特徴費用目安(補助金対象)
      手すりの設置廊下や階段、トイレ、浴室に手すりを取り付ける約1〜5万円/箇所
      段差解消敷居や玄関などの段差をスロープやフラット床に改修約5〜15万円
      床材の変更滑りにくい床材に変更(フローリング、クッションフロア等)約5〜20万円
      引き戸への交換開き戸を引き戸や折れ戸に交換し、開閉を容易にする約10〜30万円
      浴室改修浴槽の高さ調整、シャワーチェア設置スペース確保など約20〜50万円
      トイレ改修和式から洋式への変更、手すり設置など約15〜40万円

      これらの工事は単独でも複数組み合わせても可能で、補助金の上限20万円以内であれば幅広く利用できます。

      DIYでバリアフリー工事をした場合に補助金は出るのか?

      「DIYで工事をすれば安く済むのでは?」と考える方もいますが、補助金制度には注意点があります。補助金は登録されている事業者に依頼して工事を行った場合のみ支給対象となります。そのため、DIYで行った工事は原則として補助金の対象外です。

      ただし、法人・個人問わず、事業者登録している工務店やリフォーム会社に依頼すれば補助金が受けられます。つまり、制度を利用して費用を抑えたい場合は、必ず登録事業者を通す必要があります。

      マンションでのバリアフリーリフォームの注意点

      戸建て住宅と異なり、マンションでバリアフリーリフォームを行う場合には管理規約や管理組合の承認が必要です。専有部分(自分が所有する部屋の内部)であれば、手すり設置や床材変更などは可能ですが、共用部分(玄関ドア、サッシ、配管、廊下など)は勝手に改修できません。

      そのため、マンションで工事を計画する場合は、まず管理組合に申請し、許可を得てから進めることが重要です。特に配管や給排水設備に関わる工事は共用部に影響するため、実現できるかどうかを事前に確認しておきましょう。

      栗林暁監修者のコメント
      自宅のバリアフリー工事は、安心・安全な暮らしを実現するために大切なリフォームですが、その費用は決して安くありません。ですが、国や自治体の補助金制度を活用すれば、自己負担を1〜2割に抑えることができ、より現実的に計画を進められます。

      工事の内容や対象となる条件、DIYの可否、マンション特有の制約などをしっかり理解した上で、登録事業者に相談しながら進めることが成功のポイントです。
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      バリアフリーリフォームの費用と内訳

      女性

      高齢者や要介護者が安心して暮らせる住まいを実現するために行うバリアフリーリフォーム。工事の内容は住宅の状況や生活スタイルによって多岐にわたり、その費用も大きく変わってきます。一般的に、バリアフリー工事の費用相場は約10,000円〜1,000,000円程度で、設置場所や改修規模によって幅があります。ここでは、手すり・床・玄関・水回り(キッチン・浴室・トイレ)といった代表的なリフォーム内容について、費用と特徴を詳しく見ていきましょう。

      リフォーム箇所主な工事内容費用相場
      手すり廊下・階段・浴室・トイレなどに設置(LED付きもあり)約83,000円〜220,000円
      段差解消・敷居撤去・滑りにくい床材へ変更約20,000円〜200,000円
      玄関手すり設置・スロープ化・引き戸へ変更約100,000円〜130,000円
      キッチン座ったまま調理・昇降式収納・手すり設置約30,000円〜600,000円
      浴室手すり・段差解消・滑りにくい床・浴槽の浅型化約20,000円〜600,000円
      トイレ手すり・介護用便座・洋式化・引き戸化・床上げ約10,000円〜1,200,000円

      バリアフリーの手すり工事の費用

      バリアフリー工事の中で最も多いのが手すりの設置です。廊下や階段、浴室やトイレに設置することで、つまずきや転倒を防ぎ、安全性を大きく高めます。最近では、夜間でも視認性が高いLED付き手すりなども選ばれるようになり、利用者のニーズに合わせた多様な商品が揃っています。

      設置費用には、本体価格と施工費がかかり、合わせて約83,000円〜220,000円が相場です。手すりは一度設置すると長く使えるため、費用対効果が高いリフォームといえるでしょう。

      床のバリアフリー工事の費用

      室内での転倒事故を防ぐためには、床の段差解消が欠かせません。特に和室から洋室へ移動する際の敷居や、玄関の上がり框など、小さな段差でも高齢者にとっては大きなリスクとなります。

      床のバリアフリーリフォームには、段差をスロープに変える方法や敷居を撤去する方法、滑りにくい床材へ変更する方法があります。これらの工事にかかる費用は、約20,000円〜200,000円が目安です。小規模な改修からフルリフォームまで、段階的に選べるのが特徴です。

      床をバリアフリーにリフォームする費用と価格の相場は?

      玄関のバリアフリー工事の費用

      家の出入り口である玄関は、特に転倒のリスクが高い場所です。玄関のバリアフリー化では、手すりの設置・階段のスロープ化・玄関ドアを引き戸に交換する工事などが代表的です。これにより、車椅子や杖を使用する方でもスムーズに出入りが可能になります。

      工事費用の相場は約100,000円〜130,000円程度。費用に対して安全性と利便性の向上が大きく、特に高齢者や介護が必要な方にとってメリットの大きいリフォームです。

      玄関のバリアフリーの費用と価格の相場は?

      キッチンのバリアフリー工事の費用

      キッチンは日常生活に欠かせない場所であり、介護者や高齢者が安心して料理を続けられるように改修するニーズも高まっています。代表的な工事としては、座ったまま調理ができる低めのキッチンへの交換、昇降式収納棚の設置、手すりの取り付けなどがあります。

      キッチンのバリアフリーリフォーム費用は、約30,000円〜600,000円と幅広く、設備のグレードや改修範囲によって大きく変動します。特に電動昇降機能付き収納は高額になりますが、日常の利便性が飛躍的に向上します。

      バリアフリーのキッチンのリフォームする費用と価格の相場は?

      お風呂・浴室のバリアフリー工事の費用

      浴室は滑りやすく事故が多発する場所であるため、バリアフリー化の優先度が高い箇所です。工事内容としては、手すりの設置、床を滑りにくい素材へ変更、扉を引き戸に交換、脱衣所との段差解消、浴槽の高さを下げる、浴室全体を拡張するなどが挙げられます。

      費用相場は約20,000円〜600,000円で、小規模な工事から大規模なリフォームまで幅広い選択肢があります。ヒートショック対策として浴室暖房乾燥機や断熱リフォームを併せて行うことも多く、安全性と快適性を同時に向上できます。

      浴室・風呂のバリアフリーの費用と介護リフォームの価格の相場は?

      トイレのバリアフリー工事の費用

      トイレは使用頻度が高く、介護においても重要な場所です。リフォームの内容としては、手すりの設置、介護用便座への変更、和式から洋式への交換、扉を引き戸へ変更、段差の解消、滑りにくい床材への変更などがあります。

      工事費用は約10,000円〜1,200,000円と幅広く、小規模な手すり取り付けから、全面的な改修によるバリアフリートイレ化まで多様です。要介護度が高い場合には、介護用トイレや車椅子対応トイレにリフォームするケースもあります。

      介護トイレのリフォームする費用とバリアフリーの価格の相場は?

      栗林暁監修者のコメント
      バリアフリーリフォームの費用は、工事内容や対象箇所によって大きく異なります。小規模な工事であれば数万円程度から始められますが、全面的な改修となると100万円を超えるケースも少なくありません。

      ただし、国や自治体の補助金制度を活用すれば、自己負担を大幅に減らすことができます。リフォームを検討する際には、対象となる補助金を確認し、登録業者に依頼することで安心して計画を進められるでしょう。
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      補助金を活用した場合の実質費用シミュレーション

      バリアフリーリフォームは補助金制度を利用できるため、自己負担を大幅に軽減できます。補助金の上限は20万円までの工事費用が対象で、要介護度に関わらず利用可能です。給付額は原則「工事費用の8〜9割」で、自己負担は1割または2割となります。

      ここでは、代表的な工事ごとに「通常費用」と「補助金を使った場合の実質負担額」を比較してみましょう。

      【実質費用比較表】

      リフォーム箇所通常費用相場自己負担1割の場合自己負担2割の場合
      手すり設置約83,000円〜220,000円約8,300円〜22,000円約16,600円〜44,000円
      床の段差解消約20,000円〜200,000円約2,000円〜20,000円約4,000円〜40,000円
      玄関の改修(スロープ・引き戸)約100,000円〜130,000円約10,000円〜13,000円約20,000円〜26,000円
      キッチン改修約30,000円〜600,000円約3,000円〜60,000円約6,000円〜120,000円
      浴室改修約20,000円〜600,000円約2,000円〜60,000円約4,000円〜120,000円
      トイレ改修約10,000円〜1,200,000円約1,000円〜120,000円約2,000円〜240,000円

      シミュレーション例①:小規模工事の場合

      例えば「廊下に手すりを設置(10万円程度)」と「玄関にスロープを設置(12万円程度)」を行った場合、合計は22万円になります。
      ただし補助金の上限は20万円までなので、補助対象は20万円分。

      自己負担1割の場合 → 20,000円
      自己負担2割の場合 → 40,000円

      残りの2万円は全額自己負担となるため、合計負担は下記の通りです。

      自己負担1割 → 22,000円
      自己負担2割 → 42,000円

      シミュレーション例②:大規模工事の場合

      「浴室の全面バリアフリー改修(60万円)」と「トイレ改修(40万円)」を同時に行った場合、総額は100万円になります。

      この場合も補助金の対象は20万円までとなるため、それを上限として計算します。

      自己負担1割 → 20,000円+残り80万円=820,000円
      自己負担2割 → 40,000円+残り80万円=840,000円

      つまり、補助金があっても大規模リフォームでは一部の負担軽減にとどまるため、優先順位をつけて実施することが重要です。

      栗林暁監修者のコメント
      バリアフリーリフォームは小規模であれば、補助金を活用することで数千円〜数万円程度の負担で実現できます。特に手すりの設置・段差解消・玄関スロープ化などは補助金の恩恵が大きい分野です。

      一方で、浴室やトイレの全面改修のような大規模工事では補助金だけでは費用を大きく抑えることは難しく、自己資金や住宅ローン、介護保険制度と組み合わせた計画が求められます。

      補助金の利用を最大限活かすためには、まず優先順位の高い箇所から取り組み、必要に応じて段階的にリフォームを進めるのが現実的な方法です。

      補助金を受けるための申請手順

      バリアフリーリフォームの補助金は、介護保険制度を通じて申請するのが一般的です。手続きはやや複雑に見えますが、流れを理解して準備すればスムーズに進められます。ここでは、申請から給付までの基本的な流れを紹介します。

      ステップ内容注意点
      ① 相談ケアマネジャーや市区町村窓口に相談補助対象となる工事か確認
      ② 見積取得登録事業者が現地調査・見積作成事業者登録が必須
      ③ 事前申請市区町村へ書類提出工事前に必ず申請
      ④ 工事実施自己負担で一旦全額支払い領収書を保管
      ⑤ 完了報告写真・報告書・領収書を提出不備があると給付不可
      ⑥ 給付審査後に8〜9割が償還払い入金まで数週間かかる場合あり

      ① 相談

      まずはケアマネジャーや市区町村の介護保険窓口に相談します。ここで行うのは、どの工事が補助対象になるのかを確認することです。要介護・要支援の認定を受けているかどうかによっても対象範囲が異なるため、最初の段階で方向性を定めておくことが大切です。

      ② 見積取得

      次に、登録事業者(介護保険住宅改修の登録をしている業者)に現地調査を依頼し、見積書を作成してもらいます。ここで注意すべきは、どの工事も補助対象になるわけではない点です。対象となる工事かどうかを明確に記載した見積りを作成してもらうことが重要です。

      ③ 事前申請

      工事を開始する前に、市区町村へ「住宅改修費支給申請書」や「理由書」「見積書」「工事前の写真」などを提出します。この申請を怠ると、工事を実施しても補助金の対象外となってしまいます。必ず「申請 → 承認 → 工事」という順番を守ることが鉄則です。

      ④ 工事実施

      申請が承認されると、いよいよ工事開始です。ここで注意したいのは、工事費用は一旦全額を自己負担で支払う必要があるという点です。補助金は工事後に償還払いで戻ってくる仕組みのため、支払った証拠となる領収書の原本を必ず保管しておきましょう。

      ⑤ 完了報告

      工事が終わったら、施工写真・完了報告書・領収書を市区町村へ提出します。これらは審査の対象となり、不備や不足があると給付が遅れたり、最悪の場合は給付が認められないこともあります。特に、写真は「工事前」と「工事後」の両方を揃えて提出することが大切です。

      ⑥ 給付

      市区町村による審査が完了すると、工事費用の8〜9割が償還払いで口座に振り込まれます。ただし、入金までには数週間〜1か月程度かかる場合もあります。振込が完了するまでは領収書や工事関係書類をきちんと保管しておきましょう。

      栗林暁監修者のコメント
      補助金を受けるためには、「工事前に必ず申請する」ことと「登録事業者に依頼する」ことが最大のポイントです。これを守らないと、せっかくの工事が補助対象外となり自己負担が増えてしまいます。

      また、手続きに不安がある場合は、ケアマネジャーやリフォーム業者が申請書類の作成をサポートしてくれるケースも多いため、専門家の協力を得ながら進めると安心です。
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      補助金申請に必要な書類リスト

      バリアフリーリフォームの補助金を申請する際には、いくつかの書類を揃えて市区町村に提出する必要があります。書類は工事前と工事後で異なり、不備があると補助金が受けられない可能性があります。ここでは代表的な書類をリストアップしました。

      工事前に提出する書類

      工事を始める前に市区町村に提出する書類です。事前申請を行わないと補助金の対象外となるため要注意です。

      書類名内容備考
      介護保険住宅改修費支給申請書申請者(要介護者)の基本情報、工事内容を記載市区町村窓口で配布
      工事費見積書登録事業者が作成した詳細な見積り工事項目と金額が明記されていること
      住宅改修理由書ケアマネジャーなどが作成。なぜ工事が必要かを記載医師の意見を添える場合もあり
      工事前の写真工事予定箇所の現状を撮影改修の必要性を示すため必須
      介護保険被保険者証の写し要介護(要支援)認定を受けていることを証明コピーで可
      図面またはスケッチ改修内容をわかりやすく示す図面簡易的なものでも可

      工事後に提出する書類

      工事完了後に提出する書類です。補助金は「償還払い方式(いったん全額自己負担後に払い戻し)」が基本のため、領収書や完了写真が特に重要です。

      書類名内容備考
      工事完了報告書工事が計画通りに完了したことを記録事業者が作成するケースが多い
      領収書(原本)工事費用を全額支払った証明内訳が明確に記載されていること
      工事後の写真改修後の様子を撮影工事前との比較で確認できるように
      契約書の写し工事業者との契約内容を示す契約金額と見積金額が一致しているか確認される
      振込先口座情報給付金振込先の銀行口座通帳コピーや口座番号記入用紙
      事前申請が必須
      工事を始めてしまった後では補助金が受けられません。必ず「申請書類の提出 → 承認 → 工事着工」の順で進めましょう。

      写真はビフォーアフターで揃える
      工事前後の写真を比較できるように提出するとスムーズに審査が進みます。

      書類は業者やケアマネジャーと分担
      理由書はケアマネジャー、見積書や報告書は工事業者が用意するケースが多いため、自分で全てを準備する必要はありません。

      栗林暁監修者のコメント
      バリアフリーリフォームの補助金を受けるには、工事前後で多くの書類を準備する必要があります。しかし、ケアマネジャーやリフォーム業者がサポートしてくれることが多いため、まずは相談から始めると安心です。

      申請手順と必要書類をしっかり理解しておけば、補助金をスムーズに受け取り、自己負担を最小限に抑えながら安全で快適な住環境を整えることができます。

      DIYでバリアフリーリフォームの手すりを取り付けることは可能?

      DIY

      高齢者や介護が必要な家族がいるご家庭では、廊下やトイレ、浴室などに手すりを取り付けることで安全性が大きく向上します。では、この手すりの取り付けをDIYで行うことは可能なのでしょうか?

      結論から言うと、DIYで手すりを取り付けることは可能です。しかし、単純に壁にネジを打ち込めばよいというわけではなく、壁の構造や素材を理解し、正しい方法で取り付けないと強度が不足して危険な手すりとなってしまいます。そのため、取り付け前には必ず注意すべき点や作業知識を確認しておくことが重要です。

      DIYで手すりを設置する際に気をつける点

      まず、手すりを取り付ける位置の確認が欠かせません。例えば廊下や玄関付近に設置する場合、手すりがドアの開閉を妨げないかを必ずチェックする必要があります。設置後にドアが引っかかってしまうと使い勝手が悪くなるだけでなく、転倒リスクにつながる可能性もあります。

      また、利用者の身長に合わせて手すりの高さを決めることも大切です。一般的には床から75〜85cm程度が標準的な高さとされていますが、利用者が握りやすく、体重を預けても安定する位置を選ぶことが理想です。

      DIYに必要な作業知識と道具

      DIYでの取り付けには、壁の強度を確保するための知識と道具が欠かせません。特に重要なのは以下の2点です。

      アンカーボルトの使用
       コンクリートやタイル壁など、硬い素材には通常のネジだけでは固定力が足りません。必ずアンカーボルトを打ち込み、その上からネジで固定する必要があります。

      下地探しの利用
       プラスターボード(石膏ボード)の壁は非常に脆弱で、そのままネジを打ち込むとすぐにグラつきます。そこで「下地探し」という機器を使い、壁の裏にある柱(間柱)を見つけ、そこにしっかり固定することが重要です。

      これらの道具はホームセンターやネット通販で比較的安価に手に入るため、DIYでの設置を考えている方は必ず用意しておきましょう。

      壁の種類ごとの取り付け方法

      1. コンクリート壁・タイル壁の場合
      コンクリートやタイルの壁は硬い反面、ネジを直接打ち込むと内部が崩れて固定力がなくなります。そのため、アンカーボルトを先に打ち込み、その上からネジで固定する方法が必須です。これにより、壁全体に力が分散され、手すりに体重をかけても壁が崩れる心配が少なくなります。

      2. プラスターボード壁の場合
      プラスターボードは強度が弱く、そのままネジを打ち込んでもすぐに外れてしまいます。このため、下地探しで裏にある柱を見つけ、そこにネジを打ち込む必要があります。もし柱が見つからない場合は、補強板(合板など)を壁に取り付け、その上に手すりを設置します。補強板を介することでネジの保持力が大幅に向上し、安全に使用できます。

      栗林暁監修者のコメント
      DIYでバリアフリーリフォームの手すりを取り付けることは可能ですが、壁の素材に応じた正しい施工方法を理解して実施することが前提です。コンクリートやタイルにはアンカーボルト、プラスターボードには下地探しや補強板が必須であり、これらを怠ると非常に危険な手すりになってしまいます。

      「自分でできそう」と感じても、取り付け後にぐらつきが出たり、不安定さを感じる場合は早めに専門業者へ相談することをおすすめします。安全性を確保することが、バリアフリーリフォームの最大の目的であることを忘れないようにしましょう。
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      バリアフリーのリフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      バリアフリーのリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      バリアフリーを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      バリアフリーを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用でバリアフリーを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      参考:
      リフォームの費用と価格の相場は?






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