高齢者がリフォームローンを借りる方法は?
高齢者の方々がリフォーム工事を行う際に、リフォームローンの取得が難しいとお悩みの方も多いかもしれません。しかし、心配はいりません。高齢者向けに特別に設けられた「高齢者向け返済特例制度」を利用することで、70歳以上の方でもリフォームローンを組むことが可能です。この制度について詳しくご紹介します。
高齢者向け返済特例制度とは
高齢者向け返済特例制度は、高齢者でもリフォームローンを利用できる特別な制度です。以下のような特徴があります。
対象者: この制度は、満60歳以上の方を対象にしています。主に年金収入がある方や、担保として自宅や土地を提供できる方が利用できます。
返済方式: 毎月の返済は利息のみで、元金の返済は債務者(または連帯債務者)が亡くなった際に一括で返済します。元金の返済は、債務者の相続人が担保(自宅、土地、自己資金など)を使って行います。
高齢者向け返済特例制度を受ける条件
この制度を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
年齢条件: 満60歳以上であること。
担保条件: 担保として自宅や土地の提供、または融資対象となる土地と建物に抵当権の設定が必要です。
融資額の上限
融資額の上限は1000万円とされています。ただし、リフォーム費用が1000万円以下の場合には、その工事費分の融資のみが対象となります。
融資の手続き
融資を受けるためには、以下の手続きが必要です。
カウンセリング: まずはカウンセリングを受け、制度の条件について確認し合意します。
保証限度額の設定: 保証限度額を設定するために、不動産鑑定士による価格調査を受け、保証限度額証明書を取得します。すでに要件を満たしている場合は、固定資産評価証明書などの書類を提出する必要があります。
対象工事
この制度で融資を受けられるのは、特定の工事に限られます。具体的には以下の工事が対象です。
耐震補強工事: 屋根の葺き替えなど、住宅の耐震性を向上させる工事です。
バリアフリー工事: 手すりの取り付けや、床の段差解消など、高齢者が安全に暮らせるようにする工事です。
対象工事の条件
耐震補強工事やバリアフリー工事を行うには、以下の条件を満たす必要があります。
床延べ面積: 50㎡以上の住宅であること。
住居の状態: その住宅に誰かが住んでいること。
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