住宅ローンの審査の全てがわかる!「仮審査〜本審査〜契約までの流れ」「通過ポイントと否決時の対処」もご紹介

住宅ローンは申込みから実行まで概ね1〜2ヶ月が目安。流れは、事前審査(3〜4日・最短即日)→本審査(約1週間)→契約〜実行(2週間〜1ヶ月)の三段階で進みます。事前審査は本人確認・収入・物件概要、本審査は実印・住民票・印鑑証明・課税証明・源泉徴収票・売買契約書など公的書類が必須。審査基準の柱は団信加入可否・信用情報・年齢/勤続・担保評価・返済負担率です。通過率を上げるには頭金の確保、無理のない返済計画、申告内容の整合、担保評価の事前確認が有効。万一否決でも、理由の把握と6か月程度の間隔を置いた再申込み、借入額見直し・信用情報の改善・勤続年数の確保・他行/他商品検討で巻き返しが可能です。

  • 最終更新日:2025年9月15日
    監修者:
  • この記事へのリンク掲載依頼(無料)>>
      目次

      住宅ローンの審査の期間

      住宅ローンの審査

      住宅ローンを利用する際には、申込みから実際の借入までに一定の審査期間が設けられています。住宅ローンは数千万円規模の融資であり、金融機関としても申込者の返済能力や信用力を慎重に確認する必要があるためです。そのため、スムーズに進んだとしてもおおよそ1ヶ月〜2ヶ月程度の時間を要するのが一般的です。住宅ローンを検討する際には、この審査期間を事前に理解し、住宅購入や契約スケジュールに余裕を持たせることが重要です。ここでは、住宅ローン審査の流れと各ステップにかかる期間を詳しくご紹介します。

      ステップ① 事前審査(仮審査)

      住宅ローンの最初のステップは「事前審査(仮審査)」です。これは、金融機関に住宅ローンを申し込む前に、申込者の年収や勤務先、勤続年数、借入状況、個人信用情報などを基に、借入が可能かどうかを簡易的に確認するものです。

      事前審査の結果が出るまでの期間は通常3日〜4日程度であり、早ければ即日結果が出る場合もあります。ここで承認が得られれば、実際に希望額を借り入れる可能性があると判断されるため、物件の購入契約に進むことができます。ただし、事前審査はあくまで簡易チェックのため、この段階で承認されても最終的に本審査で否決されるケースもあります。

      ステップ② 本審査

      事前審査を通過した後に行われるのが「本審査」です。本審査では、より詳細かつ厳密な審査が行われます。収入証明書や源泉徴収票、住民票、購入予定の物件情報などを提出し、金融機関が返済能力を総合的に判断します。

      この本審査にかかる期間はおよそ1週間程度が目安です。ただし、書類に不備があったり、追加資料の提出を求められたりするとさらに日数がかかる場合があります。本審査に合格することで、借入が正式に承認され、住宅ローン契約へと進むことができます。

      ステップ③ 住宅ローン契約・借入

      本審査を無事に通過した後は、いよいよ住宅ローンの契約手続きです。ここでは金融機関との間で正式な契約を結び、借入額や金利タイプ、返済方法などの条件が確定します。契約書類の確認や署名、押印、さらには司法書士による登記手続きなども必要になるため、意外と時間がかかります。

      この住宅ローン契約から実際に借入が実行されるまでの期間は、約2週間〜1ヶ月程度が一般的です。引き渡しや決済の日程に合わせて手続きを進めることになるため、スケジュール管理をしっかり行うことが求められます。

      大黒彰監修者のコメント
      住宅ローンの審査は大きく分けて「事前審査(3〜4日)」「本審査(約1週間)」「契約・借入(2週間〜1ヶ月)」の3つのステップを経て行われ、全体で1ヶ月〜2ヶ月程度かかります。住宅購入を検討している方は、この期間を踏まえて余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。特に購入物件の契約日や引渡し日とローン審査のスケジュールがずれると、資金決済が間に合わない可能性もあるため注意が必要です。
      予算に合わせた理想の家ができる?
      \ 5分に1人申込み!依頼は3分で完了! /

      住宅ローンの審査に必要な書類

      住宅ローンの必要書類

      住宅ローンを利用する際には、必ず金融機関の審査を受ける必要があります。その過程で提出が求められるのが「必要書類」です。住宅ローンの審査は大きく分けて「事前審査」と「本審査」の2段階があり、それぞれで求められる書類は異なります。事前審査では、申込者の基本的な属性や収入状況を確認するための書類が中心となり、本審査では、より詳細かつ厳密な確認を行うため、より多くの公的書類が必要となります。ここでは、事前審査と本審査で必要となる書類を具体的に整理して解説します。

      事前審査で必要な書類

      事前審査は「仮審査」とも呼ばれ、住宅ローンを申し込む前に申込者の返済能力を簡易的に確認する段階です。ここでの審査を通過できなければ次の本審査に進むことができないため、正確な情報を準備しておくことが重要です。提出書類は比較的少なく、以下のような基本的なものが中心となります。

      印鑑(認印でも可)
      契約書や申込書に押印するために必要です。事前審査の段階では実印ではなく認印で対応可能です。

      本人確認書類
      運転免許証やパスポート、健康保険証など、公的な身分証明書の提示が求められます。申込者の本人確認を行うため、顔写真付きの証明書が望ましいです。

      収入証明書類
      勤務先から交付される最新の源泉徴収票や、市区町村で発行される所得証明書、個人事業主であれば確定申告書が必要です。金融機関はこれを基に返済能力の大まかな判断を行います。

      物件関連書類
      購入を検討している住宅の見積書や間取り図が必要です。物件の価格や仕様を確認し、借入額とのバランスを審査します。

      本審査で必要な書類

      本審査は、事前審査よりもさらに詳細なチェックが行われる段階です。収入や勤務先情報だけでなく、物件の担保価値や契約内容なども含め、融資の妥当性を総合的に判断します。そのため、提出が必要な書類も増え、より正式なものが求められます。

      実印
      住宅ローン契約では実印の押印が必須となります。印鑑登録を行っていない場合は、事前に市区町村役場で登録しておきましょう。

      住民票
      現住所や家族構成を確認するために必要です。住宅ローンでは「居住用物件」であることが条件のひとつとなるため、住民票は必ず提出を求められます。

      印鑑証明書
      実印が正式に登録された印鑑であることを証明する書類です。ローン契約の信頼性を担保するために必須となります。

      課税証明書
      所得や納税状況を確認するために必要です。安定した収入があるか、過去に滞納がないかを金融機関がチェックします。

      源泉徴収票(最新分)
      勤務先から交付される収入証明です。直近1年分の収入を証明するもので、返済能力を判断する重要な資料となります。

      本人確認書類
      運転免許証やパスポートなど、事前審査時と同様に提出が必要です。

      売買契約書
      購入する住宅の売買契約書を提出します。これにより、金融機関は物件価格や契約条件を確認し、担保評価や融資額の最終判断を行います。

      大黒彰監修者のコメント
      住宅ローンの審査に必要な書類は、事前審査と本審査で内容が異なります。事前審査では本人確認や収入を証明する基本的な書類が中心ですが、本審査では実印や住民票、課税証明書、売買契約書といった正式な書類が求められます。これらを事前に準備しておくことで、審査をスムーズに進めることができ、希望するスケジュールで住宅購入を実現しやすくなります。
      予算に合わせた理想の家ができる?
      \ 5分に1人申込み!依頼は3分で完了! /

      住宅ローンの審査基準

      住宅ローンの審査基準

      住宅ローンは、数千万円規模の資金を数十年にわたって返済していく大きな契約です。そのため、金融機関は融資の申込者に対して慎重に審査を行い、「返済能力があるか」「安定した収入が見込めるか」を多角的に判断します。審査に通らなければ住宅ローンを利用できないため、基準を事前に理解して準備しておくことが大切です。一般的に、住宅ローンの審査基準は大きく5つのポイントに分けられます。

      健康状態

      まず確認されるのが「健康状態」です。多くの金融機関では、住宅ローンを利用する条件として団体信用生命保険(団信)への加入を義務付けています。団信は、万が一の死亡や高度障害時に保険金で残りの住宅ローンを完済してくれる制度です。これにより金融機関は貸し倒れリスクを回避でき、借入者の家族も住宅を失うリスクから守られます。

      しかし、健康状態に問題があり団信に加入できない場合、住宅ローンの審査に通るのは難しくなります。持病がある人や過去に大きな病気をした人は、通常の団信が難しい場合でも「ワイド団信」など引受条件が緩和された商品を検討する必要があります。

      個人信用情報

      次に重視されるのが「個人信用情報」です。これは、クレジットカードや自動車ローン、キャッシングなどの利用履歴を記録した情報で、信用情報機関に登録されています。延滞や返済不能、債務整理、自己破産といった履歴があると「ブラックリスト」に載る状態となり、住宅ローン審査に大きく不利になります。

      金融機関は必ず信用情報機関を通じて申込者の情報を照会します。そのため、過去に支払い遅延や長期延滞がある場合は注意が必要です。住宅ローン申込み前に、自分の信用情報を開示請求して確認しておくことも安心材料となります。

      年齢・勤続年数

      住宅ローンは長期にわたる契約であるため、「年齢」と「勤続年数」も審査基準として重要視されます。

      年齢基準
      一般的に「完済時年齢が80歳未満」であることが条件となります。つまり、借入時の年齢が高いと返済期間を短く設定せざるを得ず、毎月の返済額が大きくなるため、審査に不利になりやすいです。

      勤続年数基準
      勤続年数が長ければ収入の安定性が認められやすく、有利に働きます。特に「勤続3年以上」が目安とされることが多いですが、金融機関によっては1年以上でも認められるケースがあります。逆に、転職直後やフリーランスは安定性が弱いと判断されやすいため注意が必要です。

      担保評価

      住宅ローンは、融資の対象となる不動産に抵当権(担保)を設定する仕組みです。金融機関は、万が一返済が滞った場合に備え、住宅や土地を売却して融資額を回収できるかどうかを厳しく評価します。これを「担保評価」と呼びます。

      担保評価は、物件の立地、築年数、構造、流通性などによって判断されます。例えば、築年数が古く耐震性に不安がある住宅や、売却しにくいエリアの物件は担保価値が低く見積もられることがあります。その場合、希望額よりも少ない融資しか受けられない可能性があります。

      返済負担率

      最後に確認されるのが「返済負担率」です。これは、年収に対して住宅ローンの年間返済額がどれくらいの割合を占めるかを示す指標です。金融機関では「返済負担率30〜35%以内」が一般的な基準とされますが、安心して返済できる水準としては20〜25%程度が理想といわれています。

      例えば、年収400万円の人が住宅ローンを組む場合、年間の返済額が80万〜100万円程度(返済負担率20〜25%)であれば、無理のない返済と判断されやすいです。逆に、返済負担率が高くなると生活費や教育費への圧迫が大きくなり、審査に不利になることもあります。

      大黒彰監修者のコメント
      住宅ローンの審査基準は、「健康状態」「個人信用情報」「年齢・勤続年数」「担保評価」「返済負担率」の5つが大きな柱となります。これらはすべて、金融機関が「貸したお金をきちんと回収できるか」を判断するための要素です。事前に基準を理解し、健康管理や信用情報の整理、収入の安定性確保などの準備をしておけば、審査をスムーズに通過できる可能性が高まります。
      予算に合わせた理想の家ができる?
      \ 5分に1人申込み!依頼は3分で完了! /

      住宅ローンの審査を通りやすいようにするには?

      住宅ローンの審査を通りやすいようにする

      住宅ローンは数千万円規模の資金を借り入れる大きな契約であるため、金融機関は申込者の返済能力や信用力を細かく審査します。そのため、希望する住宅を購入するには、この審査を通過することが絶対条件となります。しかし、全ての人が必ずしもスムーズに審査を通過できるわけではありません。少しでも審査に通りやすくするためには、事前にできる準備や工夫が重要になります。住宅ローンには「事前審査」と「本審査」があり、それぞれで意識すべきポイントが異なります。ここでは、それぞれの審査を通りやすくするための具体的な方法を解説します。

      事前審査を通りやすくするためのポイント

      事前審査は、住宅ローンの申込前に「おおよそどのくらいの金額なら借りられるか」を確認するための簡易的な審査です。金融機関は、申込者の収入や勤務先、信用情報をもとに返済能力をチェックします。この段階をスムーズに通過することで、本審査に進むことができます。

      事前審査を通りやすくするために有効な方法は次の2つです。

      頭金をできる限り用意する

      頭金を多く用意すればするほど、借入額は減り金融機関からの評価も高まります。借入額が少なければ毎月の返済負担も軽くなるため、返済能力があると見なされやすくなるのです。特に物件価格の2割程度を頭金として用意できると、審査において有利に働くケースが多いです。

      返済期間や返済額を短くする

      返済期間を極端に長く設定すると、総返済額が大きくなり、金融機関にとってはリスクが高くなります。反対に、返済期間を短めに設定したり、毎月の返済額を無理なく抑えたプランにすると、完済の可能性が高いと判断され、審査に通りやすくなります。

      本審査を通りやすくするためのポイント

      本審査は、住宅ローン契約の最終段階で行われる厳格な審査です。提出する書類や申告内容をもとに、金融機関は返済能力だけでなく、物件の担保価値や契約の整合性まで総合的にチェックします。そのため、事前審査に通っても、本審査で否決されるケースもあります。

      本審査を通りやすくするために押さえておきたいポイントは次の2つです。

      事前審査と申告内容に相違がないか確認する

      本審査では、事前審査で提出した内容と照らし合わせて確認されます。そのため、収入や勤務先、借入状況などに虚偽や食い違いがあると、信用性に欠けると判断され、審査に落ちてしまう可能性があります。記入ミスや勘違いがないよう、事前審査と本審査の内容が一致しているかを確認しておきましょう。

      担保評価が低くないか調べる

      住宅ローンは購入する物件を担保に設定するため、物件の価値が重要な判断材料となります。担保評価が低いと融資額が希望通りに出ない、または審査自体に通らない場合があります。築年数の古い住宅や流通性の低いエリアの物件は評価が下がる傾向にあるため、事前に不動産会社や金融機関に確認しておくと安心です。

      大黒彰監修者のコメント
      住宅ローンの審査を通りやすくするには、事前審査と本審査の両方で対策を講じることが大切です。事前審査では「頭金を増やす」「返済期間や返済額を工夫する」ことが効果的であり、本審査では「申告内容の整合性」と「担保評価」が大きなポイントとなります。これらを意識して準備すれば、審査に通過する可能性を高め、スムーズに住宅購入を進めることができます。

      住宅ローン審査に落ちやすい典型的なケース

      住宅ローンは数千万円規模の融資となるため、金融機関は申込者の返済能力や信用力を厳しく審査します。その結果、希望しても必ずしも全員が通過できるわけではありません。実際に「審査に落ちやすいケース」にはいくつかの典型的なパターンがあり、事前に把握しておくことで対策を講じることができます。ここでは、住宅ローン審査に落ちやすい代表的な要因を解説します。

      1. 多重債務や借入残高が多いケース

      住宅ローンの返済以外に、クレジットカードのリボ払いや消費者金融、自動車ローンなど複数の借入があると、金融機関は「返済負担が大きい」と判断します。特に年収に占める返済額の割合(返済負担率)が高すぎると、審査通過は難しくなります。

      不要なカードローンの解約や、リボ払いの完済など、借入整理をしてから申込みを行うことが有効です。

      2. 勤続年数が短い・転職直後の場合

      住宅ローンでは「安定した収入」が大きなポイントになります。転職して間もない人や、勤続年数が1年未満の場合は「収入が安定していない」と見なされやすく、審査で不利になります。特に正社員以外の契約社員やアルバイトは審査が厳しくなる傾向があります。

      少なくとも勤続3年以上を目安にすると有利になりやすいです。

      3. 年収に対して借入希望額が大きすぎるケース

      金融機関は返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)を基準にしています。通常は30〜35%以内とされていますが、年収が低いのに借入額を大きく設定すると、返済負担率が基準を超えてしまい、否決されやすくなります。

      無理のない範囲で借入額を抑え、頭金を増やすことが効果的です。

      4. 個人信用情報に問題がある場合

      過去にクレジットカードやローンの返済で延滞をしたことがある人は要注意です。長期延滞や債務整理、自己破産などの履歴が残っていると「ブラックリスト」となり、金融機関は融資に慎重になります。たとえ数年前の延滞でも情報が残っていることがあるため、審査で不利になる可能性があります。

      申込み前に信用情報を開示請求し、自分の状態を確認しておくと安心です。

      5. 健康状態が不安視されるケース

      住宅ローンの多くは団体信用生命保険(団信)への加入が条件となります。健康状態に問題があり、団信に加入できない場合は、住宅ローン自体の利用が難しくなります。特に大きな持病や過去の病歴がある場合には注意が必要です。

      ワイド団信や団信加入が任意の商品を選ぶことで対策できるケースもあります。

      6. 担保評価が低い物件を選んだ場合

      住宅ローンは物件に担保を設定するため、購入する物件の担保価値が低いと希望額を借りられないことがあります。築年数が古い住宅や、売却が難しいエリアの物件は担保評価が低く見積もられる傾向があります。

      不動産会社や金融機関に事前に担保評価を確認することが大切です。

      大黒彰監修者のコメント
      住宅ローン審査に落ちやすい典型的なケースには、「多重債務」「勤続年数不足」「借入額過大」「信用情報の問題」「健康状態の不安」「担保評価の低さ」といった要素があります。これらはすべて、金融機関が「返済できるかどうか」を判断するための基準に直結しています。

      審査に通りやすくするためには、借入を整理する、頭金を増やす、転職直後の申込みを避けるなどの事前準備が欠かせません。しっかりと準備を整えれば、審査通過の可能性を大きく高めることができます。
      予算に合わせた理想の家ができる?
      \ 5分に1人申込み!依頼は3分で完了! /

      住宅ローン審査に落ちた場合の対応策

      住宅ローンの審査は誰でも必ず通るものではなく、年収・勤続年数・信用情報・担保評価など、さまざまな要素が原因で否決されることがあります。しかし、審査に一度落ちたからといって「もう住宅ローンを組めない」というわけではありません。むしろ、落ちた理由を分析し、改善策を講じたうえで再チャレンジすることが重要です。ここでは、審査に落ちた場合の具体的な対応方法を解説します。

      1. 否決された理由を確認する

      まず大切なのは、なぜ審査に落ちたのか原因を確認することです。金融機関によっては明確な理由を教えてくれない場合もありますが、「年収に対して借入額が大きすぎる」「信用情報に問題がある」「担保評価が低い」など、ある程度の推測は可能です。原因を把握しなければ改善策を取れないため、できるだけ詳細を聞き取りましょう。

      2. 再申込みはすぐに行わない

      審査に落ちた直後に別の金融機関へ立て続けに申込むのはおすすめできません。短期間に複数の申込みをすると「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、さらに審査が不利になることがあります。一般的には、最低でも6か月程度の期間を空けてから再申込みするのが理想です。その間に改善策を実行し、条件を整えることが大切です。

      3. 借入額や返済計画を見直す

      借入希望額が年収に対して大きすぎると、返済負担率の基準を超えてしまい否決されやすくなります。その場合は、頭金を増やす、返済期間を延ばす、物件価格を下げるなどの調整を行い、金融機関が「無理なく返せる」と判断できる条件に見直すことが有効です。

      4. 信用情報を改善する

      過去の延滞や多重債務が原因で否決された場合は、信用情報の改善が必要です。クレジットカードやローンの延滞を解消し、借入を整理したうえで、しばらくは新規借入やカード利用を控えることが大切です。信用情報は一定期間が過ぎれば回復していくため、最低でも半年〜数年の改善期間を設けて再申込みするのが効果的です。

      5. 勤続年数や収入の安定性を確保する

      転職直後や勤続年数が短い場合は、安定性がないと判断されて審査に落ちやすくなります。この場合は、最低でも1〜3年の勤続期間を積み重ねてから再度申込むと、審査に通過しやすくなります。加えて、副業収入や共働きでの収入合算を検討することも有効です。

      6. 別の金融機関・商品を検討する

      金融機関ごとに審査基準は異なります。ある銀行で否決されても、別の銀行や信用金庫、ネット銀行であれば通過することも少なくありません。また、通常の団信に加入できない場合は「ワイド団信付きローン」や「フラット35」など、比較的基準が緩やかな商品を選ぶ方法もあります。

      大黒彰監修者のコメント
      住宅ローンの審査に落ちた場合でも、原因を分析し、改善策を講じることで再チャレンジの可能性は十分にあります。

      ・原因を確認して改善する
      ・6か月程度は期間を空けて再申込みする
      ・借入額や返済計画を見直す
      ・信用情報を改善する
      ・勤続年数を重ねて安定性を示す
      ・別の金融機関や商品を検討する

      これらを実行すれば、次の審査で通過できる可能性を大きく高められます。

      『全てがわかる!』
      住宅ローンに関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
      ↓↓↓
      参考:住宅ローンの全てがわかる!






      ×    
      リンク掲載希望のページ確認
      現在のタイトル: 住宅ローンの審査の全てがわかる!「仮審査〜本審査〜契約までの流れ」「通過ポイントと否決時の対処」もご紹介
      現在のURL:https://refolean.com/%e4%bd%8f%e5%ae%85%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%81%ae%e5%af%a9%e6%9f%bb%e3%81%ae%e5%85%a8%e3%81%a6%e3%81%8c%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8b%ef%bc%81/
      進む
    >お困りでは御座いませんか?優良のリフォーム会社・工務店・建設会社・不動産屋をお探しなら『リフォらん』へ

    お困りでは御座いませんか?優良のリフォーム会社・工務店・建設会社・不動産屋をお探しなら『リフォらん』へ


    リフォーム・新築・注文住宅・土地活用・不動産売却等は失敗したくない、後悔したくない為にも会社の選定は必ず慎重にしましょう。大事なことが複数社の見積もりを依頼して比較することです。

    一括見積もりでは、厳選した大手メーカーから個人までの会社のお見積りを比較できるよう地域別で何社かご紹介してます。

    もちろんご利用は完全無料です。是非、ご活用下さいませ。

    CTR IMG