階段の位置変更をするリフォームの費用相場は?工事ができないケースもご紹介

階段の位置変更リフォームは、住まいの動線や安全性を大きく改善できる一方で、家の構造や法規制に深く関わるため、計画と施工には専門的な知識と技術が必要です。本記事では、向きを変える場合と位置を移動する場合の違い、費用相場や内訳、施工ができないケース、さらに失敗しない業者選びのポイントまで詳しく解説します。既存階段の再利用と新設階段の違いによるコスト比較や、補助金活用の可能性についても触れ、リフォーム計画の参考になる実用的な情報をまとめました。

  • 最終更新日:2025年8月15日
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      目次

      階段の位置変更をするリフォームの費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      400,000円〜920,000円

      階段の位置変更をするリフォームの費用の相場ですが、向きを変えるにはタイプがあり「既存の階段を使用して位置変更する費用」「新設の階段を使用して位置変更する費用」の2つの種類があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      階段の位置変更はできる?移動や向きを変えるリフォームについて

      階段

      階段の「向きを変える」または「位置を移動する」リフォームは可能ですが、家の構造や間取り、予算によって難易度や工事規模が大きく変わります。条件によっては工事ができない、または大きな制約がかかる場合もあるため、事前の構造確認が重要です。

      階段の向きを変える

      既存の階段の勾配や形はそのままに、昇り降りの方向だけを変える工事です。例えば、玄関ホール側に向いていた階段をリビング側に向けるなど、生活動線を改善する目的で行われます。構造的な負担は比較的少なく、工期も短めですが、階段周辺の壁や床の張り替え、手すりの再設置などが必要になります。

      工事できない場合の例

      ・向きを変えることで頭上の天井高(2m以上)が確保できない場合
      ・階段の先に十分な着地点スペース(踏み出し幅)が取れない場合
      ・向きを変える先に耐力壁や構造梁があるため撤去・変更できない場合
      ・建築基準法に定められた階段幅や勾配の基準を満たせなくなる場合

      階段の位置を移動する

      階段自体を別の場所へ移す大掛かりな工事で、間取りの変更や増築と合わせて行われるケースが多いです。新しい位置に合わせて床や天井を切り回し、必要に応じて柱や梁の補強も行います。構造の影響が大きいため、工期や費用は向き変更より高くなりますが、空間の使い方や動線改善の自由度は非常に高くなります。

      工事できない場合の例

      ・移動先が通し柱(建物を支える主要な柱)や耐力壁の位置に重なり、撤去できない場合
      ・階段を設置するための十分な天井高や奥行きが確保できない場合
      ・上下階の動線上に梁やダクトなど移設困難な設備配管がある場合
      ・構造変更によって耐震性能が著しく低下する恐れがある場合
      ・増築部分への移設で建ぺい率や容積率の制限を超えてしまう場合

      多杉茜監修者のコメント
      階段の位置変更や向きの変更は、住まいの動線や安全性を大きく改善できるリフォームですが、同時に家の構造や法規制に深く関わる大掛かりな工事となります。
      特に位置移動は構造補強や間取りの再設計が必要になるケースが多く、工事費用や期間も相応にかかります。
      そのため、まずは専門業者による現地調査と構造診断を受け、施工可否や制約条件を明確にすることが成功の第一歩です。
      また、バリアフリー改修や安全性向上を目的とする場合は、補助金や減税制度が利用できる可能性もあるため、計画段階で申請条件を確認しておくと費用負担を抑えられます。
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      階段の位置変更のリフォームの費用と内訳

      階段のリフォーム

      階段の位置変更リフォームは、家の動線を改善し、安全性や使い勝手を向上させる効果があります。工事の方法は大きく分けて、既存の階段を再利用して移設するケースと、新しい階段を新設して移設するケースの2パターンがあり、それぞれ費用や工事規模が異なります。

      既存の階段を使用して位置変更する場合

      既存階段を使用して位置変更する費用400,000円〜500,000円

      既存の階段をそのまま再利用し、別の場所に架け替える方法です。主に階段自体の状態が良好で、構造的にも再利用が可能な場合に採用されます。14段程度の一般的な階段を想定した場合の工事内容は以下の通りです。

      ・既存階段の解体・撤去
      ・新しい位置での壁・床などの造作工事(下地づくり、補強)
      ・既存階段の再組み立て・固定
      ・周辺壁面の壁紙クロス張り替え
      ・諸経費(養生費、運搬費、廃材処分費など)

      この方法は、新しい階段を作るより費用を抑えられますが、既存階段の寸法や形状が新しい設置場所に合わない場合は施工できないことがあります。

      新設の階段を使用して位置変更する場合

      ●新設階段を使用して位置変更する費用600,000円〜700,000円

      新しい階段を製作し、別の場所に設置する方法です。既存階段が老朽化している場合や、デザイン・寸法を変更したい場合に選ばれます。14段程度の階段を想定した場合の工事内容は以下の通りです。

      ・既存階段の解体・撤去
      ・新しい階段の製作・取り付け
      ・新しい位置での壁・床の造作工事(下地づくり、補強)
      ・周辺壁面の壁紙クロス張り替え
      ・諸経費(養生費、運搬費、廃材処分費など)

      この方法ではデザインや勾配を自由に決められるため、インテリア性や安全性を同時に高められますが、既存再利用より費用は高めになります。

      多杉茜監修者のコメント
      階段位置変更は家の構造に大きく関わるため、事前の構造確認と設計が非常に重要です。
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      階段の位置のリフォームの業者はどこに頼むのが良い?

      階段

      業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。

      特化した専門業者

      リフォーム業者には、それぞれ得意な分野や専門領域があります。専門工事に特化している業者を選ぶことで、施工品質が高く、工事もスムーズに進みやすくなります。

      一方で、専門外の業者に依頼してしまうと、「施工の質が悪い」「仕上がりに不満がある」といったトラブルにつながる可能性があります。また、大手リフォーム会社やホームセンターなどは、自社では施工せず下請け業者に発注するケースが多く、中間マージンが加算されて費用が割高になることもあります。

      以下は、依頼先の種類ごとの特徴と中間マージンの目安をまとめた表です。

       特徴中間マージン発生率
      メーカー費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。約2割〜4割積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん
      ノーリツ・リンナイ・パロマ・TOTO・タカラスタンダード・リクシル・パナソニック・クリナップ
      家電量販店家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。約1割〜4割エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機
      ホームセンター一部店舗では施工を受け付けているが、外注になることが多く質にばらつきあり約1割〜4割コーナン・カインズホーム・ロイヤルホームセンター・ビバホーム・コメリ
      建築事務所・設計事務所おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。約1割〜4割
      工務店大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。約1割〜2割
      リフォーム会社流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。約0.5割〜2割
      大工業者(特化した専門業者大工をメインに工事をしているので安心で安価。0%(直接依頼)地元の業者・個人業者など

      比較的小規模なリフォームであれば、特化した専門業者に直接依頼するのが最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です

      リフォームはどこに頼むのが正解!?2割以上『損』しないための業者選びの方法

      実績が豊富

      実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。

      アフターサービス

      アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。

      瑕疵保険加入会社

      瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。

      階段の位置変更のリフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      階段の位置変更のリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      階段の位置変更のリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      階段の位置変更のリフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で階段の位置変更のリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

      一括見積もり無料サービスで安く階段の位置変更のリフォームをできる優良業者を探す!

      一括見積もり無料サービスとは、階段リフォームを得意としている優良会社の見積もりを複数社一括で行う無料サービスです。また、お客様自身で気になる会社や業者を選ぶことができ安心して費用や会社を比較や検討することができます。


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      階段フォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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      参考:階段リフォームの費用と価格の相場は?






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