階段を無垢材へ張り替えるリフォームの費用の相場

材料費用+施工費用=
120,000円〜300,000円
階段を無垢材へ張り替えるリフォームの費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
\ 5分に1人申込み!依頼は3分で完了! /
階段の無垢材について

階段の無垢材とは、杉・桧(ヒノキ)・栗(クリ)などの自然木をそのまま削り出し、加工して使用する木材のことを指します。一般的なフローリングでは、圧縮紙や合板の上に薄く削った木材を貼り合わせて仕上げますが、無垢材は接着材や化学加工をほとんど施さず、100%天然の木材を使用するのが特徴です。
自然素材ならではの風合いと温もりが魅力で、経年変化による色味や質感の変化も楽しめます。階段に無垢材を用いることで、足触りが柔らかく、木の香りに包まれる心地よい空間をつくることができます。
無垢材のメリット
無垢材の大きな特徴として「調湿作用」が挙げられます。木材は呼吸する素材であり、空気中の湿度が高い夏場には水分を吸収して室内の湿度を下げ、逆に乾燥しやすい冬場には蓄えた水分を放出して室内を潤します。そのため、一年を通して快適な湿度を保つ手助けとなります。
また、無垢材は足裏へのあたりが優しく、歩行時の衝撃を和らげる効果もあります。天然素材の香りや質感は人工的なフローリングでは得られない魅力で、暮らしに癒しと温かみをもたらします。
無垢材のデメリット
一方で、無垢材には天然素材ゆえの弱点もあります。水をこぼして長時間放置すると、吸水によって膨張や反りが生じることがあります。乾燥や湿気の変化による伸縮も避けられず、長期間の使用でわずかな隙間ができることもあります。
また、硬さやキズの付きやすさは樹種によって異なりますが、柔らかい木は衝撃で凹みやすく、硬い木は表面が割れる可能性があります。そのため、樹種の特性を理解し、用途やメンテナンス方法を踏まえて選ぶことが大切です。
階段用無垢材の代表的な種類と特徴
樹種 | 特徴 | 適した空間 | 耐久性 | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
![]() パイン | 柔らかく足触りが優しい。洋風インテリアに合う。 | 子供・高齢者の多い家庭、洋室階段 | 中 | やや高め |
![]() スギ | 柔らかく温かみのある質感。和風住宅と相性良いが香りが強め。 | 和室階段、落ち着いた空間 | 中 | 中 |
![]() ヒノキ | 高級感と耐久性に優れ、香りが心地よい。水にも強い。 | 高級住宅、浴室近くの階段 | 高 | 高め |
![]() クリ(チェスナット) | 木目がはっきり、硬くて強固。耐湿性が高い。 | 水回り階段、耐久重視の空間 | 高 | 中〜高 |
![]() オーク | 高い耐久性と耐水性。どんなインテリアにも合わせやすい。 | 全ての階段スタイル | 高 | 中〜高 |
パイン
パイン材は柔らかく、足触りがとても優しいのが特徴です。踏み心地が温かく、特に子供や高齢者のいる家庭に適しています。洋風のインテリアや北欧風デザインとも相性が良く、明るくナチュラルな雰囲気を演出できます。ただし柔らかい分、衝撃やキズが入りやすいため、ワックスやオイル仕上げでの定期的なメンテナンスが必要です。
スギ
スギ材は日本の住宅に古くから使われてきた柔らかめの木材で、和風空間との相性が抜群です。温かみのある木目と軽やかな質感が特徴ですが、独特の香りが強いため、好みが分かれる場合があります。軽量で加工しやすい反面、キズやへこみが付きやすいので、階段で使う場合は厚めの仕上げや表面加工を検討すると安心です。
ヒノキ
ヒノキは高級木材の代表格で、強い耐久性と防水性を備えています。独特の芳香があり、歩くたびにほのかに香りが漂い、リラックス効果が得られます。湿気にも強く、カビや腐食にも耐性があるため、浴室近くや湿気の多い場所の階段にも適しています。価格は高めですが、長期的に見れば耐用年数が長く、結果的にコストパフォーマンスは高い素材です。
クリ(チェスナット)
クリ材は硬くて強靭なうえ、耐湿性が高く、水回り近くでも安心して使用できます。はっきりとした木目が特徴で、重厚感と存在感があります。硬さゆえに加工はやや難しいものの、耐久性が非常に高いため、長期間使用しても劣化が少なく、美しさを保てます。
オーク
オーク材は非常に耐久性と耐水性に優れた木材で、家具やフローリング、階段材としても定番です。ナチュラルからシックまで幅広い色味や仕上げが可能で、どんなインテリアにも自然に馴染みます。重厚でしっかりとした質感があり、長く使うことで味わい深い色合いに変化していくのも魅力です。
また、無垢材は経年変化で色合いが変わるため、その変化を「味わい」として楽しめる方におすすめです。定期的なワックス掛けや、乾拭きでのメンテナンスを続けることで、美しい状態を長く保つことができます。
\ 5分に1人申込み!依頼は3分で完了! /
階段を無垢材へ張り替えるリフォームの費用と内訳

階段を無垢材に張り替えるリフォームは、見た目の高級感や耐久性を向上させるだけでなく、木材特有の温もりや質感を楽しめる人気の工事です。特に経年変化による色合いの変化や、足触りの柔らかさを重視する方に選ばれます。
費用は階段の形状や工法、使用する無垢材の種類によって大きく変動しますが、14段の階段(約7〜10㎡)を基準にすると、一般的な相場はおよそ120,000円〜300,000円程度です。
階段の形状による費用の違い
階段の形状はリフォーム費用に直結します。代表的な2つの形状別に相場を見てみましょう。
最もシンプルな形状で、施工のしやすさから比較的費用を抑えられます。
●踊り場付き折れ返り階段の相場:150,000円〜300,000円
踊り場や曲がり部分があるため、施工に手間がかかります。段ごとのサイズも異なり、加工やフィッティングに時間が必要です。
※上記費用には、無垢材費用、加工費、施工費、簡易養生費が含まれます。
※使用する樹種(パイン・スギ・ヒノキ・オーク・クリなど)や仕上げ方法によっても変動します。
採用される工法と特徴 ― カバー工法(上張り)
階段の無垢材リフォームでは、多くの場合「カバー工法(上張り)」が採用されます。
カバー工法とは、既存の階段の上から新しい無垢材を貼り付ける方法で、既存階段を撤去せずに施工できるため、工期が短く、費用も抑えられるのがメリットです。
メリット | デメリット |
---|---|
・既存の階段を壊さないため廃材処分費がかからない ・工期が短く、1〜3日程度で完成 ・構造部分をいじらないため安全性が保たれる | ・踏み面や蹴込みの寸法が微妙に変わる(段差の高さがわずかに増す) ・既存階段の状態が悪い場合、工法が適用できない場合もある |
\ 5分に1人申込み!依頼は3分で完了! /
階段を無垢材へ張り替えるリフォームの業者の選ぶポイントは?どこに頼むのが安い?

業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。
特化した専門業者
リフォーム業者には、それぞれ得意な分野や専門領域があります。専門工事に特化している業者を選ぶことで、施工品質が高く、工事もスムーズに進みやすくなります。
一方で、専門外の業者に依頼してしまうと、「施工の質が悪い」「仕上がりに不満がある」といったトラブルにつながる可能性があります。また、大手リフォーム会社やホームセンターなどは、自社では施工せず下請け業者に発注するケースが多く、中間マージンが加算されて費用が割高になることもあります。
以下は、依頼先の種類ごとの特徴と中間マージンの目安をまとめた表です。
特徴 | 中間マージン発生率 | 例 | |
---|---|---|---|
メーカー | 費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。 | 約2割〜4割 | 積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん ノーリツ・リンナイ・パロマ・TOTO・タカラスタンダード・リクシル・パナソニック・クリナップ |
家電量販店 | 家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。 | 約1割〜4割 | エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機 |
ホームセンター | 一部店舗では施工を受け付けているが、外注になることが多く質にばらつきあり | 約1割〜4割 | コーナン・カインズホーム・ロイヤルホームセンター・ビバホーム・コメリ |
建築事務所・設計事務所 | おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。 | 約1割〜4割 | — |
工務店 | 大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。 | 約1割〜2割 | — |
リフォーム会社 | 流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。 | 約0.5割〜2割 | — |
大工業者(特化した専門業者) | 大工をメインに工事をしているので安心で安価。 | 0%(直接依頼) | 地元の業者・個人業者など |
※比較的小規模なリフォームであれば、特化した専門業者に直接依頼するのが最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
リフォームはどこに頼むのが正解!?2割以上『損』しないための業者選びの方法実績が豊富
実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。
アフターサービス
アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。
瑕疵保険加入会社
瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。
階段の無垢の張替えを激安・格安でするには?

階段の無垢の張替えを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。
全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?
階段の無垢の張替えを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは?
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
階段の無垢の張替えを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で階段の無垢の張替えを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
一括見積もり無料サービスで安く階段の無垢の張替えをできる優良業者を探す!
一括見積もり無料サービスとは、階段リフォームを得意としている優良会社の見積もりを複数社一括で行う無料サービスです。また、お客様自身で気になる会社や業者を選ぶことができ安心して費用や会社を比較や検討することができます。
『全てがわかる!』
階段フォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
↓↓↓
参考:階段リフォームの費用と価格の相場は?