階段を架け替えるリフォームの費用は?7種類の相場、どこに頼むのかもご紹介

階段の架け替えリフォームは、単なる構造変更ではなく、安全性・快適性・デザイン性を同時に向上させる重要な工事です。特に毎日使う階段は、勾配や段差の高さ、踏み面の奥行きなどが身体への負担や事故リスクに直結します。本記事では、一般的な14段階段の架け替えを基準に、直階段や折り返し階段、スケルトン鉄骨階段などの種類別費用相場、さらに手すり設置費用や補助金の活用方法まで詳しく解説します。また、業者選びで失敗しないためのポイントも紹介し、安心・納得のリフォーム実現をサポートします。

  • 最終更新日:2025年8月14日
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      目次

      階段を架け替えるリフォームの費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      600,000円〜920,000円

      階段を架け替えるリフォームの費用の相場ですが、新設で改装する費用には、「本体価格の費用」「施工の費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      階段の架け替えについて

      階段の架け替え

      階段の架け替えは、単なる構造変更ではなく、安全性・快適性・デザイン性を同時に改善できる大きなリフォーム工事です。特に階段は日常的に使う場所であり、勾配や段差の高さが身体への負担や事故のリスクに直結します。そのため、設計段階から「踏み面の奥行き」「蹴上げの高さ」「階段幅」といった基本寸法を適切に設定し、自分や家族の身体能力や生活習慣に合った仕様にすることが重要です。

      階段の勾配・傾斜と設計の重要性

      階段の使いやすさや安全性は、勾配(傾斜)と寸法で大きく変わります。例えば、踏み面(奥行き)が狭すぎると足をしっかり乗せられず、つまずきや転倒の原因となります。逆に蹴上げ(高さ)が高すぎると、上り下りの際に膝や腰に負担がかかります。

      一般的な目安としては、踏み面は25〜30cm、蹴上げは16〜20cm程度が推奨されます。これらのバランスが取れた階段は、日常的な移動の安全性と快適性を高めます。

      項目推奨寸法特徴・効果
      踏み面(奥行き)25〜30cm足をしっかり置け、安定して昇降可能
      蹴上げ(高さ)16〜20cm膝・腰への負担を軽減
      階段幅75〜90cmすれ違いや荷物の持ち運びがしやすい

      階段の勾配・傾斜を緩やかにするリフォームの費用と価格の相場は?

      階段の種類と特徴

      階段には多くの種類があり、架け替え時にはデザイン性・省スペース性・安全性を総合的に考える必要があります。

      階段の種類特徴メリットデメリット
      直階段
      直階段
      一直線で構成され、構造がシンプルで見通しが良い。施工が容易でコストが抑えやすい。昇降がスムーズ。踊り場がなく、転倒時に一気に落下する危険がある。
      折り返し階段
      折り返し階段
      180度方向転換し、踊り場を設けた構造。安全性が高く、転倒時の被害を軽減。省スペース設計も可能。構造が複雑で直階段より費用が高い。
      回り階段
      回り階段
      向きが変わる部分に廻り踏板を設置。スペースを有効活用しつつ落下軽減効果がある。踏板形状が不均一で昇降時の注意が必要。
      かね折れ階段
      かね折れ階段
      L字型で中央付近に踊り場を設置。勾配が緩やかで負担軽減。落下時に踊り場で停止可能。設計によっては空間の一部がデッドスペースになる。
      カーブ階段
      カーブ階段
      緩やかに弧を描くデザイン。昇降時の安心感があり、デザイン性も高い。高度な施工技術が必要で費用が高め。
      らせん階段
      らせん階段
      中心の支柱を軸に回転しながら昇降。省スペースで設置可能。狭小住宅やロフトに適する。踏面内側が狭く昇降が不安定。家具搬入に制約がある。
      スケルトン階段・ストリップ階段
      スケルトン階段・ストリップ階段
      蹴込み板がなく開放感のあるデザイン。採光性が高く、空間を広く見せる効果。踏板間の隙間からの転落リスクがあり、安全対策が必要。

      直階段

      直階段は最もオーソドックスな形で、一直線に配置されるため構造が単純で施工しやすく、コストを抑えやすいのが特徴です。見通しが良く昇降がスムーズですが、踊り場がないため万が一転倒すると下まで一気に落ちる危険があります。高齢者や小さな子どもがいる家庭では、手すりの追加や滑り止めなどの安全対策が必須です。

      折り返し階段

      折り返し階段は180度方向転換する構造で、途中に広めの踊り場が設けられます。安全性が高く、転倒しても踊り場で止まるため被害を軽減できます。構造上、省スペースながらも昇降が安定しており、二世帯住宅や高齢者のいる家庭にも向いています。ただし直階段に比べ施工費用は高めです。

      回り階段

      回り階段は折り返し階段の踊り場部分を廻り踏板に置き換えた構造で、空間を有効に使える反面、踏板の形が不均一になるため昇降には注意が必要です。スペースを節約しながらも安全性をある程度確保できるバランス型の階段です。

      かね折れ階段

      かね折れ階段は90度曲がるL字型で、中央付近に踊り場があります。直階段よりも勾配が緩やかで、転倒時にも踊り場で停止できる可能性が高いです。間取りに合わせて設計しやすく、住宅の一角に収めやすいのも特徴です。

      カーブ階段

      カーブ階段は、緩やかに弧を描くように設計され、らせん階段よりも昇降時の安定感があります。デザイン性に優れ、リビングなど見せる空間にも適しています。施工には高度な技術が必要で、コストはやや高めです。

      らせん階段

      らせん階段は中心の支柱を軸にして回転しながら昇降する構造です。省スペースで設置できるため、狭小住宅やロフトアクセスに最適ですが、踏面の内側が狭く昇降が不安定になりやすいので高齢者や幼児には不向きです。家具の搬入経路にも制約が出る点に注意が必要です。

      スケルトン階段・ストリップ階段

      蹴込み板をなくし踏板だけを桁で支えるデザイン階段で、視覚的に空間を広く見せる効果があります。採光性も高く、リビング階段として人気ですが、踏板の間からの転落リスクがあるため小さな子どもやペットがいる家庭では安全対策が欠かせません。

      補助金の活用

      階段の架け替えは場合によっては国や自治体からの補助金を受けられます。特に、介護が必要な家族がいる場合やバリアフリー化の一環として行う場合は対象になりやすいです。

      対象者
      50歳以上の高齢者と同居
      要介護・要支援認定を受けている
      所得税法上の障害者である

      給付額
      要介護度に関わらず1人あたり上限20万円まで補助。自己負担は1〜2割で、工事費を一度全額支払った後、8〜9割が償還払いとして戻ります。

      確認申請の要否

      階段の架け替えだけなら、通常は確認申請は不要です。ただし、壁や天井を大きく解体して間取りを変更するなど、大規模なリフォームと一体で行う場合は申請が必要です。例えば、階段の位置を大きく変える、階段室を新設するなどのケースが該当します。

      多杉茜監修者のコメント
      階段の架け替えは、安全性・快適性・デザイン性のバランスをとりながら、補助金や申請の有無も踏まえて計画することが成功の鍵です。特に高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、緩やかな勾配・滑り止め加工・手すりの設置などを積極的に取り入れることで、安心して使える階段を実現できます。
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      階段を架け替えるリフォームの費用と内訳

      女性

      階段の架け替えリフォームは、住宅の安全性や快適性を高めるための重要な工事です。形状や仕様、施工範囲によって費用は大きく変動します。ここでは、一般的な14段の階段を例に、標準的な木製階段・スケルトン鉄骨階段、さらに手すりの設置・交換を含めた費用とその内訳を解説します。

      一般的な階段の架け替え費用(14段の場合)

      木製階段を架け替える場合、以下の工程が含まれます。

      既存階段の撤去:安全に解体し搬出
      壁・床などの造作工事:下地調整や仕上げのための工事
      新階段の取り付け:新しい階段の据え付け
      壁紙・クロスの張替え:周囲の内装仕上げを新調
      諸経費:養生・廃材処理・現場管理費など

      費用相場約600,000円〜900,000円
      標準的な木製階段では、この範囲が一般的な目安です。

      【階段の種類別 架け替え費用目安】

      階段の種類特徴架け替え費用相場
      直階段真っ直ぐに伸びるシンプルな形状。施工が容易だが勾配が急になりやすい。約600,000〜700,000円
      折り返し階段(U字)踊り場があり安全性が高い。転倒時の落下距離が短くなる。約650,000〜750,000円
      回り階段曲がり部分に廻り踏板を設置。省スペースだが安定性はやや低め。約630,000〜720,000円
      かね折れ階段(L字)中間に踊り場があり、負担や落下リスクを軽減。約640,000〜730,000円
      カーブ階段緩やかなカーブでデザイン性が高く安全性も確保しやすい。約700,000〜800,000円
      らせん階段狭小スペースに設置可能でデザイン性が高いが踏面が狭い。約750,000〜900,000円
      スケルトン階段(木製)蹴込み板がなく開放感がある。リビング階段に人気。約650,000〜780,000円
      スケルトン鉄骨階段デザイン性・耐久性が高く施工精度も求められる。約650,000〜800,000円

      手すりの設置・交換費用

      安全性向上のため、階段とセットで手すり工事を行うケースも多くあります。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では必須といえる設備です。

      手すり本体価格(4m想定)手すり施工費用(取付・交換)総額費用
      LEDなし:約38,000〜45,000円
      LEDあり:約120,000〜150,000円
      EDなし:約45,000〜50,000円
      LEDあり:約60,000〜70,000円
      (※下地補強費用やLEDの場合の電気工事費を含む)
      EDなし約83,000〜95,000円
      LEDあり約180,000〜220,000円

      階段に手すりを取り付ける・交換の費用と価格の相場は?

      多杉茜監修者のコメント
      階段架け替えリフォームは、単なる部材の交換ではなく、安全性・デザイン性・動線の改善を同時に実現できる重要な工事です。特に階段の形状や素材選びは、日常生活の快適性や将来の暮らしやすさに直結します。さらに手すりの設置やLED照明の導入により、夜間の安全性やインテリア性も向上します。
      費用は階段の種類や仕様によって幅がありますので、複数の施工業者から詳細な見積もりを取り、比較検討することが成功のポイントです。
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      階段の架け替えのリフォームの業者の選ぶポイントは?どこに頼むのが安い?

      業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。

      特化した専門業者

      リフォーム業者には、それぞれ得意な分野や専門領域があります。専門工事に特化している業者を選ぶことで、施工品質が高く、工事もスムーズに進みやすくなります。

      一方で、専門外の業者に依頼してしまうと、「施工の質が悪い」「仕上がりに不満がある」といったトラブルにつながる可能性があります。また、大手リフォーム会社やホームセンターなどは、自社では施工せず下請け業者に発注するケースが多く、中間マージンが加算されて費用が割高になることもあります。

      以下は、依頼先の種類ごとの特徴と中間マージンの目安をまとめた表です。

       特徴中間マージン発生率
      メーカー費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。約2割〜4割積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん
      ノーリツ・リンナイ・パロマ・TOTO・タカラスタンダード・リクシル・パナソニック・クリナップ
      家電量販店家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。約1割〜4割エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機
      ホームセンター一部店舗では施工を受け付けているが、外注になることが多く質にばらつきあり約1割〜4割コーナン・カインズホーム・ロイヤルホームセンター・ビバホーム・コメリ
      建築事務所・設計事務所おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。約1割〜4割
      工務店大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。約1割〜2割
      リフォーム会社流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。約0.5割〜2割
      大工業者(特化した専門業者大工をメインに工事をしているので安心で安価。0%(直接依頼)地元の業者・個人業者など

      比較的小規模なリフォームであれば、特化した専門業者に直接依頼するのが最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です

      リフォームはどこに頼むのが正解!?2割以上『損』しないための業者選びの方法

      実績が豊富

      実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。

      アフターサービス

      アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。

      瑕疵保険加入会社

      瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。

      階段の架け替えを激安・格安でするには?

      激安・格安

      階段の架け替えを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      階段の架け替えを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      階段の架け替えを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で階段の架け替えを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      階段フォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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      参考:階段リフォームの費用と価格の相場は?






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