60坪の全面フルリフォームの費用は?「内装」「外装」「水回り」「耐震・断熱」「外構」の相場や「補助金について」もご紹介

延床200㎡前後となる60坪住宅の全面フルリフォームは、規模が大きくなる分、費用も3,000万〜5,000万円超に達するケースが一般的です。工事内容は内装・水まわり・耐震補強・断熱改修・外装屋根・外構まで幅広く、工期も半年以上を要する大規模プロジェクトとなります。一方で、断熱改修や耐震補強、高効率給湯器の導入といった性能向上リフォームは国や自治体の補助金対象になりやすく、数百万円規模の負担軽減も期待できます。設計段階から補助制度を組み合わせ、資金計画に反映させることが成功のポイントです。

  • 最終更新日:2025年9月9日
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      目次

      60坪の全面フルリフォーム費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      30,000,000円〜50,000,000円

      60坪のリフォーム費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      60坪全面フルリフォームでよく行われる内容と費用・期間

      60坪のリフォーム

      60坪クラスの住宅は延床面積にすると約200㎡前後となり、部屋数も多く、二世帯仕様やゆとりある間取りになっているケースが少なくありません。そのため全面リフォームでは、内装・水まわり・耐震断熱・外装屋根・外構に至るまで、複数分野を同時に施工する大規模工事となります。ここでは代表的な工事内容と、それぞれの費用・期間の目安を解説します。

      リフォーム分類主な内容特徴・ポイント費用相場(目安)工期の目安
      内装全面リフォーム全室クロス張替え、床材交換、建具・収納・扉交換、階段・廊下の改修新築同様にリフレッシュ約600万〜1,000万円約2〜3ヶ月
      水まわりリフォームキッチン(最大2ヶ所)、浴室(2ヶ所)、トイレ(2〜3ヶ所)、洗面脱衣所二世帯対応や大型設備導入で費用増加約800万〜1,200万円約1〜1.5ヶ月
      耐震・断熱リフォーム耐震補強(壁量計算・補強工事)、断熱材刷新、樹脂サッシ・二重窓安全性+省エネ性を強化、光熱費削減にも効果的約500万〜900万円約1〜2ヶ月
      外装・屋根リフォーム外壁塗装orサイディング張替え、屋根葺き替え、玄関ドア・窓交換外観刷新+断熱・防犯強化約700万〜1,200万円約1.5〜2.5ヶ月
      外構・付帯リフォーム駐車場拡張、ウッドデッキ・テラス、庭の造園、フェンス、ガレージ化敷地全体を活用し快適性を向上約300万〜800万円約1〜2ヶ月

      内装全面リフォーム

      60坪住宅では、まず全室のクロス張替えと床材交換が大規模になります。壁・天井・床をすべて新しくすることで、新築同様の明るさと清潔感を取り戻せます。フローリング・畳・カーペットなど仕上げ材を一新するほか、建具や収納扉、室内ドアの交換も必要です。廊下や階段もバリアフリー対応として段差解消や手すり設置を行うケースが多く、快適性と安全性を高める工事が同時に実施されます。

      工事内容費用相場工期特徴
      壁紙(クロス)張り替え約150万〜300万円(全室・天井含む/約700〜900㎡想定)約1〜2週間消臭・防カビ・調湿機能付きクロスを選べる。デザイン変更で雰囲気を一新。
      床材交換(フローリング・畳・カーペット)約230万〜500万円(延床200㎡前後)約2〜3週間無垢材フローリング、遮音フローリング、畳やカーペットなど素材選びで価格差大。
      建具・収納・室内扉交換約100万〜300万円(20〜30枚規模)約1〜2週間部屋数が多くドア枚数も多い。デザイン統一で高級感UP。バリアフリー建具も選択可。
      階段・廊下の改修約80万〜200万円約1〜2週間手すり設置、段差解消、滑り止め加工などバリアフリー対応。安全性とデザイン性を両立。

      水まわり全面リフォーム

      水まわりは家族構成により複数セットが必要になることがあり、二世帯住宅ではキッチンを2ヶ所設ける場合もあります。広々としたアイランド型キッチンやパントリー付きの大型仕様も人気です。浴室は1620〜1624サイズのユニットバスを2ヶ所設置するケースも多く、高断熱浴槽や浴室乾燥機を追加することで、省エネ性と快適性を両立できます。トイレは2〜3ヶ所まとめて交換し、洗面脱衣所はダブルボウルの洗面台や収納一体型にリフォームされるのが一般的です。

      工事内容費用相場工期特徴
      システムキッチン交換(1〜2ヶ所)約150万〜350万円/1ヶ所約1〜2週間アイランド型やパントリー付きは高額。二世帯は2台設置で費用倍増。
      浴室交換(ユニットバス1620〜1624)約120万〜250万円/1ヶ所約1〜2週間高断熱浴槽・浴室乾燥機で快適性UP。2ヶ所設置で費用増。
      トイレ交換(2〜3ヶ所)約30万〜60万円/1ヶ所約1〜3日節水型・タンクレス・手洗い器付きなど機能で価格差大。
      洗面化粧台交換(収納・ダブルボウル仕様)約40万〜80万円/1ヶ所約3〜7日収納一体型や二人同時使用できる大型タイプが人気。

      耐震・断熱リフォーム

      築30年以上の住宅では、旧耐震基準に基づいて建てられたケースが多いため、耐震補強工事が重要となります。専門の耐震診断に基づき、壁量計算を行い、筋交いや補強金物を追加することで安全性を高めます。さらに快適性を高めるために断熱改修を同時に行い、壁・天井・床下に断熱材を入れ替え、高性能樹脂サッシや二重窓に交換します。これにより光熱費削減や冬の結露防止にもつながります。

      工事内容費用相場工期特徴
      耐震補強工事(壁補強・金物設置)約200万〜400万円約2〜4週間評点1.0以上を目指す補強。筋交いや構造用合板の追加。
      断熱材改修(壁・天井・床下)約150万〜300万円約2〜3週間グラスウールから高性能断熱材へ入替え。省エネ性能向上。
      窓交換(二重窓・樹脂サッシ)約100万〜250万円約1〜2週間採光を確保しつつ断熱・防音効果を大幅改善。

      外装・屋根リフォーム

      外観の印象を左右する外壁と屋根も全面改修の対象です。60坪住宅では延床200㎡前後の規模が多く、外壁面積は約250〜300㎡に達します。そのため外壁全面塗装またはサイディング張替えが大規模工事となります。屋根はスレートから軽量で耐久性の高いガルバリウム鋼板への葺き替えがよく選ばれ、耐震性の向上にも貢献します。さらに玄関ドアや窓も高断熱仕様へ交換し、電気錠や防犯性能を高める設備を導入する家庭も増えています。

      工事内容費用相場工期特徴
      外壁塗装(シリコン〜フッ素塗料)約150万〜300万円約2〜3週間シリコンは安価、フッ素は耐久性15〜20年。
      サイディング張替え約300万〜500万円約1〜1.5ヶ月既存撤去+新設で高額。デザイン刷新に効果的。
      屋根葺き替え(スレート→ガルバリウム)約200万〜350万円約2〜4週間軽量化で耐震性向上。断熱材付き仕様はさらに高額。
      玄関ドア交換(高断熱・電気錠付)約40万〜80万円約1〜2日断熱・防犯性UP。デザインも豊富。
      窓交換(高断熱ペアガラス)約100万〜200万円約1〜2週間冷暖房効率が向上。補助金対象になることも多い。

      外構・付帯リフォーム

      敷地が広い60坪住宅では、外構や庭の工事も重要です。駐車場を拡張して最大3〜4台を駐車可能にしたり、ウッドデッキやテラス、バルコニーを改修して屋外空間を有効活用します。庭の造園やフェンス工事でプライバシーを確保したり、場合によってはビルトインガレージ化する大規模改修も見られます。

      工事内容費用相場工期特徴
      駐車場拡張(コンクリート舗装・2〜4台)約100万〜250万円約1〜2週間車の増加に対応。土間コン+カーポート併設も可能。
      ウッドデッキ・テラス新設約50万〜150万円約1〜2週間樹脂デッキはメンテ楽。天然木は高級感あり。
      庭の造園(植栽・芝・砂利敷き)約30万〜100万円約1〜2週間プライバシー確保やデザイン性UP。
      フェンス・外周工事約50万〜120万円約1〜2週間境界の目隠し・防犯効果。
      ビルトインガレージ化約300万〜600万円約1〜2ヶ月大掛かりな構造改修。趣味空間や収納にも活用可。

      栗林暁監修者のコメント
      60坪規模になると「内装・水まわり」だけでも1,500万〜2,000万円、耐震・断熱・外装・外構まで含めると総額3,000万〜5,000万円超になるケースも珍しくありません。
      同時施工で効率的に仕上げるか、優先順位をつけて段階的にリフォームするかが、費用計画のポイントになります。
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      60坪全面リフォームで利用可能な補助金制度

      60坪規模の住宅を全面的にリフォームする場合、内装や水まわり、耐震補強、外装・屋根、外構まで幅広い工事が対象となり、総額で数千万円に達することも珍しくありません。こうした大規模リフォームでは、国や自治体が用意している各種補助金を活用することで、数十万〜数百万円単位の実質負担軽減が期待できます。特に断熱や耐震、エコ設備といった性能向上工事は補助の対象となりやすく、申請の仕方次第で大きな差が生まれます。ここでは、60坪住宅の全面リフォームに関連して利用できる代表的な補助金制度を紹介します。

      制度名主な対象内容補助目安
      子育てグリーン住宅支援断熱+エコ設備+任意工事の組合せ最大60万円/戸
      既存住宅断熱支援断熱窓・ドアなど断熱改修最大120万円/戸(1/3補助)
      長期優良化リフォーム耐震・省エネ・維持管理など複合施工最大210万円/戸
      給湯省エネ事業高性能給湯設備の更新6〜20万円/台+撤去補助あり

      60坪の全面リフォームで補助金を活用した場合のシミュレーション

      延床:約60坪(200㎡)
      工事項目は「内装/水まわり/断熱・窓/耐震/外装屋根/外構」から選択

      ●補助の想定例
      断熱窓・玄関ドア等の断熱改修:〜120万円/戸(想定)
      高効率給湯器(エコキュート等):6〜13万円/台(想定)
      長期優良住宅化リフォーム等(耐震・省エネの複合改修):80〜210万円/戸(想定)
      自治体の耐震改修補助:50〜150万円/戸(想定)
      ※併用可否は制度ごとに異なります。重複対象はどちらか一方のみとなる場合あり。
      パターン補助前総額想定補助合計補助後実質
      A:省エネ基本1,550万円132〜146万円約1,404〜1,418万円
      B:省エネ+耐震総合2,590万円262〜506万円約2,084〜2,328万円
      C:外装屋根込みフル3,590万円318〜519万円約3,071〜3,272万円

      シミュレーションA(省エネ“基本”セット)

      内装+水まわり更新を中心に、断熱窓・給湯器で補助を活用

      総額をなるべく抑えつつ、快適性とランニングコスト改善を狙う。

      工事項目概算費用補助メニュー想定補助額
      全室クロス張替え・床材交換・建具更新700万円0円
      キッチン×1、浴室×1、トイレ×2、洗面×1550万円(設備単独は対象外のことが多い)0円
      断熱窓交換(内窓/樹脂サッシ中心)220万円断熱改修(窓)〜120万円
      玄関ドア高断熱化40万円断熱改修(建具)(上限内に含む)
      高効率給湯器×2台40万円給湯省エネ12〜26万円
      合計1,550万円 約132〜146万円

      シミュレーションB(省エネ+耐震“総合”セット)

      内装・水まわり+窓断熱+耐震補強をまとめて実施し、複合改修の補助を最大化

      ランニングコスト削減と安全性向上を同時に達成。

      工事項目概算費用補助メニュー想定補助額
      内装全面(クロス・床・建具・階段)900万円0円
      水まわり一式(キッチン×2/浴室×2/トイレ×3/洗面×2)1,000万円(単独対象外が多い)0円
      断熱窓交換+玄関ドア350万円断熱改修(窓・建具)〜120万円
      耐震補強(壁量計算・金物・合板)300万円長期優良住宅化等(複合改修)80〜210万円
      高効率給湯器×2台40万円給湯省エネ12〜26万円
      合計2,590万円 約212〜356万円(+自治体別途)

      シミュレーションC(外装屋根込み“フルスペック”)

      外壁・屋根の葺き替え・張り替えも同時実施。断熱・設備・耐震をリフォームして長期目線で最適化

      工期は伸びるが、足場共用や同時施工でトータル効率化&再工事回避。

      工事項目概算費用補助メニュー想定補助額
      内装全面(クロス・床・建具・階段)1,000万円0円
      水まわり一式(キッチン×2/浴室×2/トイレ×3/洗面×2)1,100万円(単独対象外が多い)0円
      断熱窓・玄関ドア(高断熱枠・複層)380万円断熱改修(窓・建具)〜120万円
      外壁サイディング張替え(250〜300㎡)450万円0円
      屋根葺き替え(ガルバリウム)280万円0円
      耐震補強(壁/金物/合板)320万円長期優良住宅化等(複合改修)130〜210万円
      高効率給湯器×3台(親子世帯想定)60万円給湯省エネ18〜39万円
      合計3,590万円 約268〜369万円(+自治体別途)

      栗林暁監修者のコメント
      60坪規模の全面リフォームは、内装・水まわり・耐震・断熱・外装・外構と、施工範囲が広くなるほど費用が数千万円規模に膨らみます。しかし、国や自治体の補助金を適切に組み合わせれば、実質負担を数百万円単位で抑えることが可能です。特に断熱改修や耐震補強、高効率給湯器の導入といった「性能向上リフォーム」は支援制度の対象になりやすく、制度を利用するかどうかで家計の差が大きくなります。

      一方で、補助金は年度ごとに内容が変わり、申請時期や要件が厳密に定められているため、工事計画と並行して早めに情報を集めることが重要です。設計段階から「どの制度を利用できるか」を確認し、補助金申請に精通した施工会社やリフォーム事業者を選ぶと安心です。

      つまり、60坪の大規模リフォームを検討する際は、単に工事内容を決めるだけでなく、補助金をどう組み合わせて資金計画を立てるかまで見据えることが、失敗しないための大きなポイントになります。
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      60坪の全面フルリフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      60坪の全面フルリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


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      参考:
      リフォームの費用と価格の相場は?






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