玄関の床暖房のリフォーム費用の相場

材料費用+施工費用=
320,000円〜530,000円
玄関の床暖房の費用の相場ですが、玄関の床暖房にはタイプがあり「電気ヒーター式」「温水式」の2つの種類があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
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玄関の床暖房リフォームについて

玄関の床暖房とは、玄関の床材の下に電熱線や温水を循環させるパイプを設置し、床全体を温めることで足元から快適な暖かさを感じられる暖房システムです。一般的に床面から約10cm程度の高さまでは約30℃前後に温められるため、冷えやすい足先を効果的に暖めることができます。その結果、頭は涼しく足元は暖かい「頭寒足熱」の状態となり、体の血流が良くなることで冷え性対策や健康維持にもつながると言われています。特に冬場に冷え込みやすい玄関は、外から帰宅した際に最初に体感する場所であるため、床暖房を導入することで家全体の快適性が大きく向上します。
床暖房のメリット
玄関に床暖房を設置する最大のメリットは、空気を乾燥させずに優しく室内を温められる点です。エアコンやファンヒーターのように強い風を出さないため、肌の乾燥や喉の不快感が少なく、ホコリや花粉も舞い上がりにくくなります。また、暖房器具自体が場所を取らないため、限られた玄関スペースを有効に使えるのも大きな魅力です。寒い季節に玄関で靴を履く際も、足元が暖かければ快適で、来客にとっても心地よい印象を与えられます。
床暖房のデメリット
一方でデメリットもあります。床暖房は仕組み上すぐに暖まらないため、短時間で即効性のある暖房を求める方には物足りない場合があります。また、エネルギー消費が比較的大きいため、光熱費が高くなりがちです。設置工事に費用がかかる点や、種類によっては定期的なメンテナンスも必要になります。こうした点を理解した上で、ライフスタイルに合った方式を選ぶことが重要です。
玄関の床暖房の種類
玄関の床暖房には大きく分けて「電気ヒーター式」と「温水式」の2種類があります。それぞれ特徴や費用、適している環境が異なります。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 向いている環境 |
---|---|---|---|---|
電気ヒーター式 | 床下に電熱線を通し、電気の熱で床を暖める方式。 | ・狭い空間に向く ・夜間電力を使えば光熱費を抑えやすい | ・温まるのが遅い ・温度調整が難しい ・初期費用が高い | 一室のみの設置や玄関など小規模空間 |
温水式 | ボイラーで温めた水を床下のパイプに循環させて暖める方式。 | ・温まりが早い ・広い空間にも対応可能 ・ランニングコストは比較的安め | ・ボイラーのメンテナンス必須 ・7〜8年ごとに交換が必要 | リビングや広い玄関など、面積の大きな場所 |
電気式は比較的シンプルな仕組みで小規模空間に適しており、温水式はランニングコストを抑えやすく広い範囲に向いています。リフォームでは、玄関の広さや利用頻度に応じて適切な方式を選ぶと良いでしょう。
蓄熱式床暖房は後付けできる?
床暖房には「蓄熱式」と呼ばれるタイプもあります。これはコンクリート内部に蓄熱体を埋め込み、夜間電力で熱をためて日中に放出する方式です。新築時には導入しやすいものの、リフォームで後付けする場合は床を大掛かりに解体してコンクリート内に設置する必要があるため、コストや工事の手間を考えると現実的ではありません。そのため、玄関の床暖房リフォームではあまり採用されないのが一般的です。
床暖房の施工方法と注意点
床暖房をリフォームで設置する場合、施工方法は「張替え」と「上張り(重ね張り)」の2つに分けられます。張替えは既存の床材をすべて撤去し、新しい床暖房システムを組み込む方法です。工期や費用はかかりますが、段差がなく自然な仕上がりとなります。一方で上張りは既存の床を残したまま、その上に床暖房パネルを重ねる方法で、撤去費用が不要な分だけ張替えよりも1畳あたり約1万円ほど安く済みます。ただし、床が一段高くなるため、場所によっては段差が生じる点に注意が必要です。
段差の解消方法
上張り工法で発生する段差は「見切り材」を使うことで解消できます。見切り材にはフローリングと同調する色や模様のものが用意されており、見た目に違和感が出にくいのが特徴です。ただし、段差が残ったままだと、小さな子供や高齢者がつまずいて転倒するリスクがあるため、安全面を考慮して段差処理を行うことが推奨されます。
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玄関の床暖房リフォームの費用と内訳

玄関に床暖房を導入するリフォームは、施工方法や床暖房の種類によって費用が大きく変わります。施工方法には大きく分けて「張替え」と「重ね張り(上張り)」の2種類があり、張替えは既存の床材を撤去して新しく床を組み直す方法、重ね張りは既存の床の上に床暖房を施工する方法です。張替えは自然な仕上がりになりますが費用が高くなり、重ね張りは比較的リーズナブルに導入できるものの段差が生じやすいという特徴があります。
さらに、床暖房の種類も「電気ヒーター式」と「温水式」に分けられ、それぞれの設置費用やメンテナンス性も異なります。以下では、それぞれの費用相場を詳しく解説していきます。
電気ヒーター式の床暖房リフォーム費用
電気ヒーター式は、床下に通した電熱線に電気を流して床を温める方式です。仕組みがシンプルで導入しやすい反面、温まるのに時間がかかるため、小規模なスペースに適しています。
張替えの費用
電気ヒーター式を張替え工法で導入する場合、床材の撤去・電気工事・床張替え・諸経費が含まれます。相場は 1畳あたり約50,000円〜70,000円 で、広さごとの目安は以下の通りです。
畳数 | 張替えの費用目安 |
---|---|
4.5畳 | 約225,000円〜315,000円 |
6畳 | 約300,000円〜420,000円 |
8畳 | 約400,000円〜560,000円 |
10畳 | 約500,000円〜700,000円 |
12畳 | 約600,000円〜840,000円 |
15畳 | 約750,000円〜1,050,000円 |
20畳 | 約1,000,000円〜1,400,000円 |
重ね張りの費用
重ね張りの場合は既存の床を撤去しないため、その分コストを抑えられます。相場は 1畳あたり約40,000円〜60,000円 です。
畳数 | 重ね張りの費用目安 |
---|---|
4.5畳 | 約180,000円〜270,000円 |
6畳 | 約240,000円〜360,000円 |
8畳 | 約320,000円〜480,000円 |
10畳 | 約400,000円〜600,000円 |
12畳 | 約480,000円〜720,000円 |
15畳 | 約600,000円〜900,000円 |
20畳 | 約800,000円〜1,200,000円 |
温水式の床暖房リフォーム費用
温水式は、ボイラーで温めたお湯を床下のパイプに循環させて床を温める方式です。電気式に比べて温まりが早く、広いスペースに適しています。ただし、ボイラーの交換やメンテナンスが必要になる点に注意が必要です。
張替えの費用
温水式を張替え工法で導入する場合、床の撤去に加え、電気工事・排水工事・床張替え・諸経費が含まれます。相場は 1畳あたり約60,000円〜80,000円 です。
畳数 | 張替えの費用目安 |
---|---|
4.5畳 | 約270,000円〜360,000円 |
6畳 | 約360,000円〜480,000円 |
8畳 | 約480,000円〜640,000円 |
10畳 | 約600,000円〜800,000円 |
12畳 | 約720,000円〜960,000円 |
15畳 | 約900,000円〜1,200,000円 |
20畳 | 約1,200,000円〜1,600,000円 |
重ね張りの費用
重ね張りの場合は、撤去費用がかからない分、張替えよりも安く抑えられます。相場は 1畳あたり約50,000円〜70,000円 です。
畳数 | 重ね張りの費用目安 |
---|---|
4.5畳 | 約225,000円〜315,000円 |
6畳 | 約300,000円〜420,000円 |
8畳 | 約400,000円〜560,000円 |
10畳 | 約500,000円〜700,000円 |
12畳 | 約600,000円〜840,000円 |
15畳 | 約750,000円〜1,050,000円 |
20畳 | 約1,000,000円〜1,400,000円 |
施工期間の目安
床暖房リフォームを行う場合、工事期間も事前に把握しておくことが大切です。施工方法によって日数が異なり、広さや工事内容によって前後します。
張替え工法:同じ広さで 3日〜4日 程度が一般的
工事中は玄関が使えなくなるため、施工スケジュールをあらかじめ調整しておくことが必要です。
家具の移動にかかる費用
玄関には下駄箱や収納棚、場合によっては飾り棚などの家具が配置されています。自分で動かせる場合は問題ありませんが、大型家具や重たい収納を無理に動かすと、壁や床を傷つけてしまうリスクがあります。そのため、業者に家具の移動を依頼するのが安心です。移動費用は業者によって異なりますが、一般的には 20,000円〜30,000円程度 が目安です。
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玄関の床暖房をDIYでする費用はどのくらい?

「玄関の床暖房をDIYで設置できるのだろうか?」と考える方も少なくありません。プロに依頼するとどうしても高額になりがちな床暖房ですが、DIYなら材料費だけで済むため、大幅なコスト削減が可能です。ただし、床暖房は電気配線や温水パイプを扱う精密な工事を伴うため、施工技術や安全性の観点からDIYには限界があります。そこで、まずは実際にかかる材料費用を見てみましょう。
DIYで使用する床暖房の材料費用
今回は、富士環境システム株式会社が提供するDIY用床暖房「うららⅢ」を例に取り上げます。この製品はリフォーム向けに開発されたシステムで、2×4住宅や根太レス工法の床に対応しています。価格帯は 1ユニットあたり約15,000円〜20,000円 と比較的リーズナブルで、必要な畳数に応じて枚数を揃える仕組みです。

リフォーム・根太レス・2×4向け
価格:約15,000円〜20,000円
このほかにフローリング材などの床材が必要になりますが、基本的にDIYでの費用は「床暖房パネル+床材」の購入費用が中心となります。
広さごとのDIY費用目安
実際に玄関や部屋の広さに合わせて計算すると、以下のような目安となります。
畳数 | DIY費用目安 |
---|---|
4.5畳 | 約67,500円〜90,000円 |
6畳 | 約90,000円〜120,000円 |
8畳 | 約120,000円〜160,000円 |
10畳 | 約150,000円〜200,000円 |
12畳 | 約180,000円〜240,000円 |
15畳 | 約225,000円〜300,000円 |
20畳 | 約300,000円〜400,000円 |
このように、施工面積が広くなるほど材料費用は上がりますが、それでもプロの施工費に比べると大幅に抑えられるのが特徴です。
DIYの総額費用
4.5畳〜20畳の範囲で考えると、DIYで床暖房を導入する場合の材料費は 約67,500円〜400,000円程度 に収まります。もちろん、実際には床材や工具の購入費、補助的な工事が必要になるケースもありますが、それでも全体のコストはプロ施工の半分以下に抑えられることが多いです。
DIYとプロ施工の費用比較
DIYとプロの施工費用を比較すると、その差は非常に大きくなります。プロに依頼した場合の張替え工法の費用は 約270,000円〜1,600,000円 が相場とされています。
これをDIYと比較すると、以下のような差額になります。
範囲 | DIY費用目安 | プロ施工費用目安 | 差額の目安 |
---|---|---|---|
狭い範囲(4.5畳程度) | 約67,500円〜90,000円 | 約270,000円〜360,000円 | 約202,500円前後 |
広い範囲(20畳程度) | 約300,000円〜400,000円 | 約1,200,000円〜1,600,000円 | 約1,200,000円前後 |
つまり、面積が広がるほどDIYとプロの施工費の差は大きくなり、最大で100万円以上の節約が可能になるケースもあります。
玄関の床暖房を本格的に導入する場合、DIYは材料費を抑えたい方や小規模な補助暖房として利用する場合には有効ですが、長期的に安心して使うためにはプロに依頼する方が安心です。費用と安全性のバランスを見極めながら、自分に合った施工方法を選ぶことが大切です。
玄関の床暖房リフォームを激安・格安でするには?

玄関の床暖房リフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。
全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?
玄関の床暖房リフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは?
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
玄関の床暖房を安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で玄関の床暖房を行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
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一括見積もり無料サービスとは、玄関リフォームを得意としている優良会社の見積もりを複数社一括で行う無料サービスです。また、お客様自身で気になる会社や業者を選ぶことができ安心して費用や会社を比較や検討することができます。
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玄関リフォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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参考:玄関リフォームの費用と価格の相場は?