玄関ドアの断熱リフォームの費用は?「ドアのみの交換」「はつり工法」「カバー工法」の相場や補助金についてもご紹介

玄関ドアの断熱リフォームは、約32万〜58万円が相場です。工法によって費用や工期は異なり、既存枠を活かす「ドアのみ交換」なら短期間で低コスト、仕上がり重視なら「ハツリ工法」、バランス重視なら「カバー工法」が選ばれます。断熱ドアに変えることで冬の冷気・夏の熱気を遮断し、光熱費削減や結露防止に効果的。さらに国や自治体の補助金を活用すれば実質負担を抑えられ、省エネ性能と快適性を同時に高められるリフォームです。

  • 最終更新日:2025年9月3日
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      目次

      玄関ドアの断熱リフォームの費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      320,000円〜580,000円

      玄関ドアの断熱リフォームする費用の相場ですが、「施工費用」「材料費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      玄関ドアの断熱リフォームについて

      玄関ドア

      玄関ドアは家の印象を決める大切な部分であると同時に、住宅の断熱性能に大きく影響を与える場所でもあります。従来の玄関ドアは金属製のものが多く、冬は外気が伝わって冷気が流れ込み、夏は熱気がこもりやすいといった問題がありました。実際、住宅全体の中で玄関の開口部から逃げる熱は決して少なくなく、ドアを断熱仕様に交換することで快適性が大幅に改善されます。

      断熱ドアに交換することで、冬場の冷たい空気が室内に入りにくくなり、室温の低下を防げます。逆に夏場は外の熱気を遮るため冷房効果が高まり、省エネや光熱費削減にもつながります。特に気密性の高い住宅や高断熱仕様を目指している家庭にとって、玄関ドアのリフォームは小さな投資で大きな効果を得られるリフォームといえるでしょう。

      断熱ドアのメリット

      断熱ドアにする最大のメリットは、室内の快適性が向上することです。冬は暖房の効きを良くし、夏は冷房の効果を高めるため、光熱費の削減にも直結します。さらに、断熱性が高まることで玄関周りの結露を防止でき、カビや湿気対策にもなります。デザインのバリエーションも豊富で、外観をおしゃれに演出しながら性能を向上させられる点も魅力です。

      断熱ドアのデメリット

      一方で、断熱ドアにはデメリットも存在します。まず、一般的な玄関ドアに比べて価格が高めである点です。断熱材や複層構造が採用されているため、初期投資はどうしても大きくなります。また、玄関ドアのサイズや枠の仕様によっては、既存の枠を活かせず工事方法が限定される場合もあり、施工費が高額になるケースもあります。

      断熱ドアと通常の玄関ドアの違いは、その内部構造にあります。従来のドアは金属や木材のみで構成されることが多いですが、断熱ドアは内部に断熱材を充填し、複層ガラスや気密パッキンを組み合わせています。これにより、外気温の影響を最小限に抑えることができ、玄関からの熱損失を大幅に削減できます。

      玄関ドアの断熱リフォームの施工方法

      玄関ドアの断熱リフォームには主に3つの方法があります。それぞれの工法には特徴や費用の違いがあり、住宅の状態や希望に応じて選ばれます。

      施工方法特徴メリットデメリット
      ドアのみ交換既存の枠を残し、同サイズのドアのみを新しい断熱ドアに交換する方法工期が短く、費用も比較的安価枠が古い場合は合う商品がない場合もあり、施工できないケースもある
      ハツリ工法既存の枠を撤去し、新しい枠と断熱ドアを設置。周囲の壁や床も補修する必要がある完全に新しい枠を取り付けるため、仕上がりがきれいで安定性も高い費用が高額になりやすく、工期も長い
      カバー工法既存の枠の上からカバー枠を取り付けて断熱ドアを設置する方法壁や床を壊さずに施工できるため、工期が短く費用も抑えられる既存枠を利用するため、開口寸法がやや狭くなる

      多杉茜監修者のコメント
      玄関ドアの断熱リフォームは、住宅の快適性や省エネ性を向上させる効果的な工事です。費用や工法の選択によって負担は変わりますが、カバー工法なら1日で施工可能な場合もあり、手軽に断熱効果を高めることができます。長期的に見れば光熱費削減にもつながるため、コストパフォーマンスの高いリフォームといえるでしょう。
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      玄関ドアの断熱リフォームの費用と内訳

      女性

      玄関ドアを断熱仕様にリフォームする際にかかる費用は、大きく分けて「本体価格」と「施工費用」の2つで構成されます。ドアそのものの価格はグレードや性能によって大きく差があり、また施工方法も「ドアのみ交換」「ハツリ工法」「カバー工法」と複数の選択肢があるため、総額は工法や条件によって大きく変動します。

      工法工期工事費込み相場
      ドアのみ交換1日約320,000円〜530,000円
      ハツリ工法2日約370,000円〜580,000円
      カバー工法1日約330,000円〜550,000円

      玄関断熱ドアの本体価格

      断熱ドアの本体価格は、デザインや性能、メーカーのグレードによって幅があります。一般的な相場は約300,000円〜500,000円ほどで、ベーシックなモデルであれば30万円台から導入可能です。

      高断熱仕様やデザイン性の高いモデル、防犯機能を強化したタイプを選ぶと40万〜50万円程度が目安となります。近年はスマートキー機能や高性能断熱材を採用した製品も多く、選ぶグレードによって価格はさらに上がる場合があります。

      玄関ドアの断熱リフォームの施工費用と工期

      断熱ドアを取り付ける際には施工方法が複数あり、それぞれに費用と工期の違いがあります。

      ドアのみの交換

      既存の枠をそのまま利用し、同サイズのドアだけを交換する方法です。

      費用相場約20,000円〜30,000円
      工期:1日

      費用は比較的安く、短期間で工事が完了するため、低コストで断熱ドアにしたい方に向いています。ただし枠が古い場合やサイズが合わない場合には施工できないケースもあります。

      ハツリ工法

      既存の枠をすべて取り外し、新しい枠を設置してから断熱ドアを取り付ける方法です。周囲の壁や床も補修する必要があるため、従来工法の中では最も大掛かりです。

      費用相場約70,000円〜80,000円
      工期:2日

      完全に新しい枠に取り替えるため仕上がりが美しく、強度や安定性も高いですが、その分費用は高めになります。

      カバー工法

      既存の枠を残し、その上からカバー枠を取り付けて新しい断熱ドアを設置する工法です。周囲の壁や床を壊さずに施工できるため、工期が短く費用も抑えられます。

      費用相場約30,000円〜50,000円
      工期:1日

      短期間で工事が完了し、費用も比較的リーズナブルなため現在主流となっている方法です。ただし、枠の厚み分だけ開口が少し狭くなるというデメリットもあります。

      多杉茜監修者のコメント
      玄関ドアの断熱リフォームは、本体価格で30万〜50万円前後、施工費用は工法によって2万円〜8万円程度が目安です。工期は最短1日で済むものから、大掛かりな工事で2日程度かかるものまでさまざまです。

      「とにかく安く短期間で交換したい場合」はドアのみ交換、
      「見た目や仕上がりを重視したい場合」はハツリ工法、
      「コストと仕上がりのバランスを取りたい場合」はカバー工法が選ばれることが多い傾向にあります。

      長期的な光熱費の削減や住環境の快適さを考えると、初期投資として断熱ドアへのリフォームは非常にコストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。
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      玄関ドアの断熱リフォームと補助金について

      玄関ドアと階段

      玄関ドアの断熱リフォームは、国や自治体が推進している「住宅の省エネ化」を目的とした補助金制度の対象になることが多い工事です。特に、開口部の断熱改修は光熱費削減やCO₂排出量削減に直結するため、国の大規模な補助事業でも優先的に扱われています。

      主な補助金制度の例

      国の制度(例:子育てグリーン住宅支援事業 / 先進的窓リノベ事業 / 断熱リフォーム支援事業 / 長期優良住宅化リフォーム推進事業)
      玄関ドアを断熱仕様に交換する工事は対象になりやすく、補助額は1か所あたり数万円程度(20,000円〜40,000円前後)が支給されるケースがあります。断熱性能のランクや施工方法によって金額は変動します。

      地方自治体の補助金
      地域によっては、省エネリフォームや既存住宅改修に対する助成金を用意している自治体もあります。上乗せで補助を受けられる場合もあるため、工事前に市区町村の制度を必ず確認することが重要です。

      併用できる可能性
      国の補助金と自治体の補助金を併用できる場合があり、合計で10万円以上の補助を受けられるケースもあります。
       
      多杉茜監修者のコメント
      玄関ドアの断熱リフォームは、単に玄関の見た目を新しくするだけでなく、住宅全体の断熱性能を高める「省エネリフォーム」としての効果が大きいため、補助金制度を活用できる大きなメリットがあります。

      ポイントは、申請のタイミングと対象商品を確認することです。補助金は工事後の申請が認められない場合が多く、対象製品も「補助対象として登録されたドア」に限定されることがあります。リフォーム会社や工務店に相談し、見積もり段階で「補助金が使えるか」を確認することで、賢くリフォーム費用を抑えることができます。

      DIYで玄関断熱ドアのみの交換はできる?

      DIY

      玄関ドアを断熱仕様にリフォームすると、家の快適性がぐっと向上します。とはいえ、業者に依頼すると本体価格に加えて施工費用が発生するため、「できればDIYで安く済ませたい」と考える方も多いでしょう。実際、玄関ドアを交換するだけで家の雰囲気も一新され、外観の印象も大きく変わります。では、果たしてDIYで玄関断熱ドアの交換は可能なのでしょうか。

      DIYでの交換は可能?

      玄関ドアの交換は基本的に「古いドアを取り外して、新しいドアをはめ込む」というシンプルな作業です。そのため、手先が器用で日曜大工に慣れている方であればDIYでも取り替え自体は可能です。特に既存の枠をそのまま使い、同サイズのドアに交換するだけであれば、作業工程は難しくありません。

      ただし、ここで大きな問題となるのが対応可能なドアの型番やメーカーです。現在使用しているドアがメーカー製で、同じシリーズの後継品が流通している場合は交換がしやすいですが、古い型番や廃盤品の場合には対応ドアがないケースも多く、DIYではどうにもならないことがあります。

      メーカー型番の確認が必須

      DIYで交換を考える場合、最も重要なのは玄関ドアの型番を確認することです。メーカー品であれば、できるだけ新製品も既存の型に合うように製造されているため、型番が分かればスムーズに対応できることがあります。

      交換を検討する際は、まず現在のドアに記載されている型番をメモし、メーカーや販売店に問い合わせて「後継品が存在するか」「同じ枠に収まるか」を確認するのが必須です。もし互換性のある製品が見つからなければ、DIYでの交換は困難となり、業者に依頼して枠ごとの工事(カバー工法やハツリ工法)を検討する必要があります。

      重量と作業環境
      玄関ドアは非常に重く、一人での取り付け作業は危険です。必ず二人以上で作業することをおすすめします。

      気密性・断熱性の確保
      正しく設置できなければ、隙間風や断熱効果の低下につながります。DIYでは調整が難しい場合もあるため注意が必要です。

      防犯性への影響
      取り付け精度が甘いと鍵のかかりが悪くなったり、防犯性が落ちる可能性があります。

      保証の問題
      メーカーや販売店によっては、DIYで取り付けた場合に保証が受けられないケースもあります。
       
      多杉茜監修者のコメント
      DIYで玄関断熱ドアのみの交換は、対応する型番のドアが見つかれば可能です。しかし、適合する製品がない場合や、枠ごと交換が必要な場合にはDIYは難しく、専門業者に依頼するのが安全です。

      費用を抑えたい方は、まず「今のドアの型番を確認してメーカーに問い合わせる」ことから始めましょう。そのうえで、DIYが可能かどうかを判断するのが賢明です。
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      玄関ドアの断熱リフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      玄関ドアの断熱リフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      玄関ドアの断熱リフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      玄関ドアの断熱リフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で玄関ドアの断熱リフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      参考:玄関リフォームの費用と価格の相場は?






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