ルーフバルコニーの増築や後付けする費用の相場
材料価格+施工費用=
1,500,000円〜3,000,000円
ルーフバルコニーの増築や後付けする費用の相場ですが、ルーフバルコニーの後付けの「材料費用」「施工費用」のそれらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
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一戸建てのルーフバルコニーの増築や後付けについて
ルーフバルコニーを増築する前に失敗しないためにもメリットやデメリット、ベランダやバルコニーとの違いについても理解を深めておきましょう。
ルーフバルコニーとは?
ルーフバルコニーとは、建物の屋根部分を利用して設けられたバルコニーのことです。一般的なバルコニーとは異なり、下の階の屋根や室内空間の上に作られた屋外スペースで、広い面積を確保できることが多いです。マンションや一戸建てで、居住空間を広げるために利用されることが多く、アウトドアリビングやガーデニングスペースとしても活用されています。
メリット
ルーフバルコニーは通常のバルコニーよりも広いスペースが確保できるため、ガーデニングやバーベキュー、子供やペットの遊び場として多用途に利用することができ、特にマンションなどではプライベートな屋外空間を楽しむために最適な場所です。屋根がないため、日当たりや風通しが良く、開放的な空間を楽しめるだけでなく、周囲の建物に遮られなければ眺望を楽しむこともできます。また、ルーフバルコニーは高い位置にあるため、道路や隣接する建物からの視線を遮りやすく、プライバシーを守りながら屋外空間を利用できるのも大きな利点で、家族や友人と一緒にレジャーを楽しむのに理想的です。さらに、リビングや寝室の延長としてアウトドアリビングのように使うことで、限られた室内空間を広げることができ、家具や植物を配置することで居住環境をさらに快適にすることが可能です。
デメリット
一方、ルーフバルコニーには定期的なメンテナンスの手間がかかるというデメリットがあり、屋外にあるため雨風や紫外線にさらされやすく、防水工事や定期的なメンテナンスが必要です。防水層が劣化すると、下の階に雨漏りが発生するリスクが高まるため、適切な管理が求められます。さらに、広いスペースを確保するためには設計や施工のコストが通常のバルコニーよりも高くなる傾向があり、加えてメンテナンスや修繕が必要になった場合の費用も一般的なバルコニーに比べて高額になることがあります。気候の影響も受けやすく、直射日光や雨風に直接さらされるため、夏場には特に高温になりがちで、適切な日除けや家具の選定が必要ですし、冬場には寒さや風が強いと利用しづらくなることもあります。さらに、ルーフバルコニーが高い位置にあるとはいえ、隣接する建物の高層階からは見られる可能性があるため、プライバシーを確保するためにはパーテーションや目隠しフェンスの設置が必要になる場合もあります。
ルーフバルコニーとベランダ、バルコニーの違い
ルーフバルコニーは建物の屋根部分に設置されており、バルコニーは建物の外壁から張り出した形で設置されます。一方、ベランダは外壁から突き出していて、さらに上部に屋根がついているのが特徴です。
特徴 | ルーフバルコニー | バルコニー | ベランダ |
---|---|---|---|
スペースの広さ | 比較的広いスペースが確保できる | 中程度のスペースで、室外に少し出られる | バルコニーに比べやや広めの場合が多い |
日当たり・風通し | 日当たり・風通しが良く、開放感がある | 日当たり・風通しは良いが、屋根がない場合は直射日光に注意 | 日当たり・風通しは屋根の有無により変わる |
プライバシー | 高い位置にあり、視線を遮りやすい | 高さによってはプライバシーが保ちにくい | 屋根があるためプライバシーは比較的保たれやすい |
メンテナンス | 定期的な防水工事や修繕が必要 | メンテナンスが比較的容易 | 雨風を防げるため、メンテナンスが比較的楽 |
コスト | 設置や維持に高コストがかかる | ルーフバルコニーよりはコストが低い | コストはバルコニーよりやや高い場合がある |
ルーフバルコニー、バルコニー、ベランダの特徴や各項目の違いを確認し、それぞれのメリットやデメリットを把握して、ライフスタイルに合った選択ができるよう参考にしてください。
ルーフバルコニーを設置する際には、敷地の建ぺい率や容積率も理解しておく必要があります。建物に対する建ぺい率や容積率が詳細に定められており、これらの基準を超えると違法建築となる可能性があります。ルーフバルコニーの広さや高さ、工事内容によっては法的な問題が生じることがあるため、施工前に専門の業者に確認してもらうことが不可欠です。
さらに、耐震性を考慮する必要があり、ルーフバルコニーに置ける荷物の重量にも制限があります。リフォーム後の用途に応じて、許容される荷重を事前に施工業者と相談し、積載制限を守ることが求められます。例えば、家庭菜園やジャグジーの設置を検討する際も、重さが基準を超えないよう確認することが大切です。
ルーフバルコニーの活用方法
ルーフバルコニーは、屋外スペースを有効活用できる魅力的な場所です。ここでは、さまざまな活用方法をご紹介します。
アウトドアリビング
ルーフバルコニーをリビングの延長として利用し、屋外用のソファやテーブルを設置すれば、リラックスした時間を過ごすことができます。天気の良い日は、友人や家族と一緒にお茶や食事を楽しむスペースとして最適です。
バーベキュースペース
ルーフバルコニーはバーベキューやアウトドアクッキングに理想的です。煙やにおいを気にせず、開放的な空間で食事を楽しむことができます。専用のグリルを設置すれば、簡単にホームパーティーも開催可能です。
ガーデニングスペース
ルーフバルコニーをガーデニングの場に活用すれば、都市部でも緑に囲まれた空間が手に入ります。プランターや鉢植えを使い、季節の花やハーブ、野菜を育てることでリフレッシュできる場所に。緑化により、断熱効果も期待できます。
プライベートジム
ルーフバルコニーをフィットネススペースとして使うのもおすすめです。ヨガマットやエクササイズ機器を設置すれば、屋外で開放感を感じながら運動が可能。朝の時間にヨガやストレッチをすれば、健康的な一日を始められます。
子どもの遊び場
安全なフェンスを設ければ、ルーフバルコニーは子どもたちの遊び場に早変わり。おもちゃや簡易プールを持ち込めば、室内ではできない遊びも思う存分楽しめます。家族全員でのレクリエーションスペースとしてもぴったりです。
ペットの遊び場
ペットを飼っている家庭では、屋上をペット用の遊び場として活用できます。フェンスやネットで安全を確保すれば、ペットが自由に走り回ることができ、運動不足の解消にもなります。
映画鑑賞スペース
プロジェクターやスクリーンを使って、ルーフバルコニーを映画鑑賞スペースにするのも良いアイデアです。夜には星空の下で映画を楽しむという、特別な体験ができます。友人を招いてホームシアターを作り出すことも可能です。
ワークスペース
テーブルや椅子を設置して、屋外での仕事スペースとしても活用できます。リモートワークの増加に伴い、気分転換に屋上で仕事をすることで、集中力やクリエイティブな発想が高まるかもしれません。
プライベートガーデン&温浴スペース
ジャグジーやバスタブを設置して、プライベートな温浴スペースを作ることも可能です。リラックスできるリゾート感覚を味わいながら、日々の疲れを癒す贅沢な空間を演出できます。
イベントスペース
ルーフバルコニーは、ホームパーティーやイベントの開催にも最適です。バースデーパーティーや記念日のお祝いを屋上で行えば、室内とは違った開放感のある特別なイベントが演出できます。
これらの活用方法を取り入れれば、ルーフバルコニーは生活をより豊かにする多機能なスペースとなります。
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ルーフバルコニーの増築や後付けする費用と内訳
ルーフバルコニーの増築や後付けにかかる費用について、屋根の解体費用、ルーフバルコニーの施工費用、さらに屋上への階段設置費用が必要です。
ルーフバルコニーの増築や後付けの費用
施工費用と屋根の解体費用の目安は、約120,000円/㎡です。また、階段設置にかかる費用は、内部階段の場合で約700,000円、外部階段の場合で約300,000円です。例えば、10㎡のルーフバルコニーを設置する場合、費用の相場は150万〜200万円となります。
ルーフバルコニーをおしゃれな屋上テラスにする費用
ルーフバルコニーをおしゃれな屋上テラスにする際は、「床材」「壁(フェンス)」「屋根の設置」など、選択する素材やデザインによって見た目と費用が変わります。
床材の種類別費用相場
タイル
耐久性が高く、見た目もスタイリッシュ。費用は約15,000円〜20,000円/㎡。
ウッドデッキ
ナチュラルな雰囲気。天然木は約10,000円〜20,000円/㎡、樹脂製は約8,000円〜12,000円/㎡。
人工芝
手入れが簡単で快適。費用は約7,000円〜15,000円/㎡。
砂利
最も安価な選択肢。費用は約3,000円〜5,000円/㎡。
壁(フェンス)の種類別費用相場
アルミ製 木製 竹垣
アルミ製フェンス
軽量で耐久性があり、メンテナンスも簡単。費用は約15,000円〜26,000円/m。
木製フェンス
自然の温もりが魅力。費用は約25,000円〜36,000円/m。
竹垣フェンス
和風デザイン。費用は約25,000円〜36,000円/m。
屋根の種類別費用相場
パーゴラ オーニング サンシェード
パーゴラ
開放感があり、デザイン性も高い。費用は約150,000円〜300,000円。
オーニング
可動式で日差しを遮る。費用は約100,000円〜250,000円。
サンシェード
手軽でコストも抑えられる。費用は約50,000円〜150,000円。
空間リフォームの費用相場
アウトドアリビング 温浴スペース 庭園 ドッグラン
アウトドアリビング
家具や照明、パーゴラを設置して屋上をリビングスペースにする費用は、約300,000円〜800,000円。
温浴スペース
バスタブやジャグジーの設置には、約250,000円〜500,000円。
庭園
防水工事や植物の設置を含め、費用は約500,000円〜1,500,000円。
ドッグラン
人工芝やフェンスの設置で、約200,000円〜600,000円が目安です。
ルーフバルコニーのメンテナンス費用
ルーフバルコニーの維持管理には定期的なメンテナンスが欠かせません。ルーフバルコニーは直接雨風や紫外線にさらされるため、防水性能を維持するための適切な防水工事と、その後のメンテナンスが重要となります。以下では、代表的な防水工事の種類ごとに、その特徴、耐久年数、費用相場について紹介します。
施工内容 | 特徴 | 耐久年数 | 費用相場 |
---|---|---|---|
FRP防水塗装 | FRP防水塗装は、繊維強化プラスチック(FRP)を使用した防水方法で、特に耐久性に優れています。 | 約10〜12年 | 平米単価で約4,000円〜7,000円/㎡ 例): 広さが10㎡の場合 → 約40,000円〜70,000円。 |
ウレタン防水塗装 | ウレタン防水塗装は、ウレタン樹脂を使用し、防水膜を形成する方法です。 | 約5〜10年 | 平米単価で約3,000円〜6,000円/㎡ 例): 広さが10㎡の場合 → 約30,000円〜60,000円。 |
シート防水 | シート防水は、塩化ビニール製のシートを使用する方法で、特に耐久性が高いです。 | 約10〜15年 | 平米単価で約4,000円〜7,000円/㎡ 例): 広さが10㎡の場合 → 約40,000円〜70,000円。 |
アスファルト防水 | アスファルト防水は、長期間にわたって防水効果が持続するのが特徴です。 | 約15〜20年 | 平米単価で約5,000円〜8,000円/㎡ 例): 広さが10㎡の場合 → 約50,000円〜80,000円。 |
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ルーフバルコニーを増築する費用を安く抑えるポイント
費用を安くするコツですが、大抵のリフォームに共通するポイントの3つ「部材のみを購入」「自社施工業者」「DIYをする」をご紹介します。
テラスのタイルや屋根などの部材のみを購入
ネットやホームセンターで安く本体商品のみを購入して、施工業者に依頼します。ただし、注意点として商品の持ち込みで施工してくれない業者もいます。また、施工はしてくれるがアフターサービスがなかったりする場合もあるので2点を注意して事前確認をしてから依頼をしましょう。
自社施工業者
手広くしている会社に依頼すると「下請け業者(自社施工業者)」に依頼することが多いのですが、この「下請け業者」へ直接依頼することで中間マージンをカットでき約1割以上、安くなることがザラにあります。
DIYをする
自分で施工することで半値ほどの費用に抑えることができます。ただし、リスクがありDIYでする場合は時間も労力もかかり、失敗した時は金銭的負担が大きく全て自己責任となります。リスクも承知の上で行いましょう。
ルーフバルコニーを増築する業者の選ぶポイントは?
業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。
特化した専門業者
業者にも得意不得意があるので得意でない仕事を依頼した場合、納得のいく仕上がりにしてもらえなかったり、工事も雑な仕上がりの場合があります。また、専門業者でない会社に依頼すると下請けに出す会社もおり、中間マージンを上乗せするので費用が嵩む、何かあっても丸投げなので責任を取ってもらえないという事態になる場合もあります。
特徴 | 中間マージン発生率 | 例 | |
---|---|---|---|
ハウスメーカー | 費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。 | 約2割〜4割 | 積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん |
家電量販店 | 家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。 | 約1割〜4割 | エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機 |
建築事務所・設計事務所 | おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。 | 約1割〜4割 | — |
工務店 | 大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。 | 約1割〜2割 | — |
リフォーム会社 | 流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。 | 約0.5割〜2割 | — |
屋根業者(特化した専門業者) | 屋根をメインに工事をしているので安心で安価。 | なし | — |
※専門業者は、単体でする工事という場合に限り、大規模工事の場合はメンテナンスがしっかりしたハウスメーカーなどがおすすめです。
実績が豊富
実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。
アフターサービス
アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。
瑕疵保険加入会社
瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。
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ルーフバルコニーの増築や後付けを激安・格安でするには?
ルーフバルコニーの増築や後付けを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。
全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?
ルーフバルコニーの増築や後付けを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは?
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
ルーフバルコニーの増築や後付けを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用でルーフバルコニーの増築や後付けを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
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ベランダ・バルコニーのリフォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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参考:ベランダ・バルコニーをリフォームする費用と価格の相場は?