壁紙クロスを『ビニールクロス』に張り替えるリフォーム費用相場は？特徴や種類もご紹介

壁紙クロスをビニールクロスに張替えるリフォームの費用の相場

材料費用＋施工費用＝
500円〜1,200円/㎡

壁紙クロスをビニールクロスに張替えるリフォームする費用の相場ですが、張替えるにはタイプがあり「量産クロス」「1000番クロス」の2つの種類があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

ビニールクロスの特徴とメリット・デメリット

住宅の内装に使用される壁紙クロスには、大きく分けて「ビニールクロス」「織物クロス（布クロス）」「紙クロス」の3種類があります。その中でも、最も普及しているのがビニールクロスです。リビングや寝室、子ども部屋など幅広い空間に使われており、コストやデザインの自由度からも人気の高い壁紙です。ここでは、ビニールクロスの特徴、メリット・デメリット、さらには種類ごとの特徴について詳しく見ていきましょう。

ビニールクロスとは？

ビニールクロスとは、紙の上に塩化ビニール樹脂を加工してシートを張り付けた壁紙のことを指します。表面がビニールで覆われているため、非常に丈夫で、さらに印刷加工によって多彩なデザインやカラーを表現できるのが大きな特徴です。木目調や石目調、布調などの質感をリアルに再現できるため、リビングの雰囲気に合わせて幅広い選択肢から選べます。

現在、国内で使われている壁紙のほとんどがビニールクロスであり、「標準仕様」としてマンションや戸建住宅に導入されていることが多いのもポイントです。

ビニールクロスのメリット

ビニールクロスの最大の魅力はメンテナンス性とコストパフォーマンスにあります。表面がビニール素材のため、汚れや水分を弾き、油汚れや手垢も拭き取りやすいのが特徴です。そのため、リビングだけでなくキッチンや子ども部屋など汚れやすい場所にも適しています。

さらに、最近のビニールクロスには機能性を高めたタイプも多く、防カビ加工・抗菌加工・消臭効果などを持つ商品も登場しています。加えて価格が安価で、1㎡あたり1,000円前後で施工できるものもあり、初期費用を抑えつつおしゃれなデザインを実現できるのも大きなメリットです。

ビニールクロスのデメリット

一方で、ビニールクロスには注意すべき点もあります。施工の際には専用の接着剤（糊）を使用しますが、その成分の一部にホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質が含まれている場合があります。これはシックハウス症候群の原因となることがあり、特にアレルギー体質の方や小さなお子様がいる家庭では注意が必要です。

また、ビニール素材であるがゆえに通気性が低く、湿気がこもりやすい空間ではカビが発生しやすくなる場合もあります。さらに、経年劣化によって表面が黄ばみやすい点もデメリットといえるでしょう。

ビニールクロスの種類と特徴

ビニールクロスには、大きく分けて以下のような種類があり、それぞれ用途や特徴が異なります。

種類	特徴	メリット	デメリット	主な用途
量産クロス	最も一般的で安価なタイプ。大量生産されており種類が豊富。	コストが安い。デザインバリエーションが豊富。	高級感はやや劣る。耐久性は標準。	リビング、寝室、子ども部屋など住宅全般
1000番クロス（ハイグレードクロス）	量産品より厚みがあり、質感やデザイン性が高い。	高級感がある。表面強度が高く傷つきにくい。	価格が高め。	リビングのアクセント壁、ホテルライクな空間

量産クロス

量産クロスは、住宅の内装で最も多く採用されている一般的なビニールクロスです。名前の通り大量生産されているため価格が安く、デザインのバリエーションも非常に豊富です。ベーシックな白系やベージュ系だけでなく、木目調や石目調、織物調などもあり、コストを抑えながら雰囲気を変えたい方に最適です。
ただし、厚みや質感はハイグレード品に比べるとやや劣るため、壁に凹凸がある場合は下地の影響を受けやすい点には注意が必要です。

1000番クロス（ハイグレードクロス）

「1000番クロス」とは、量産品よりも厚みがあり、質感やデザイン性を高めた高級仕様のビニールクロスです。ホテルやモデルルームで採用されることも多く、マットな質感や立体的なエンボス加工など、上質な空間づくりに役立ちます。
また、厚みがある分、下地の凹凸をカバーしやすく、施工後の仕上がりが美しい点もメリットです。耐久性にも優れており、長期間使用しても劣化しにくいのが特徴です。

ビニールクロスの張り替えリフォーム費用と内訳

壁紙クロスの張り替えは、リビングや寝室をはじめ、家全体の印象を大きく変えるリフォームのひとつです。特に日本の住宅で最も使われている「ビニールクロス」は、耐久性とコストのバランスが良く、リフォーム需要が非常に高い壁材です。

ここでは、量産クロスと1000番クロスの張り替え費用の目安を畳数ごとに算出し、さらに家具移動費用を含めた全体像を詳しくご紹介します。

ビニールクロス張り替えの基本的な費用構成

壁紙リフォームの費用は大きく「材料費」と「施工費」に分けられます。

この2つを合算したものが、1㎡あたりの単価となります。

量産クロスの費用相場

量産クロスは最も一般的なビニールクロスで、大量生産されているため安価で施工できます。シンプルなデザインが中心で、コストを抑えつつ清潔感を出したい方におすすめです。

●単価相場：500円〜850円／㎡

畳数ごとの費用目安は以下の通りです。

1000番クロス（ハイグレードクロス）の費用相場

1000番クロスは、量産クロスよりも厚みがあり、デザインや質感が上質なタイプです。ホテルのような雰囲気を演出できるため、リビングや寝室のアクセントウォールとしても人気があります。さらに、防カビ・抗菌・消臭などの機能性クロスや不燃クロスもこのカテゴリに含まれます。

●単価相場：850円〜1,200円／㎡

畳数ごとの費用目安は以下の通りです。

家具の移動が必要な場合の追加費用

壁紙張り替えの際に見落とされがちなのが「家具移動費用」です。リビングにはテレビラック、収納棚、ソファー、テーブルなどの大型家具が配置されており、これらを移動せずに施工することはできません。

もしご自身で安全に家具を動かせる場合は追加費用はかかりませんが、重量のある家具を無理に動かすと壁や床を傷つけたり、クロスに穴を開けてしまうリスクがあります。そこで、業者に依頼して家具移動をしてもらうケースが一般的です。

●家具移動費用の目安：20,000円〜30,000円程度

この費用は業者によって差がありますが、壁や床の破損リスクを避けるためには、無理に節約せずプロに任せるのが安心です。

ビニールクロスを張ると良い場所別の相場

リビング（家族が集まる空間）

リビングは面積が広いため、クロスの張り替え費用も大きくなります。デザイン性を重視して1000番クロスを採用するケースが多いです。

寝室（落ち着きを求める空間）

寝室はリビングよりやや狭いことが多く、シンプルで落ち着いたクロスが選ばれます。コスト重視なら量産クロスでも十分ですが、ベッド背面だけ1000番クロスでアクセントにするのも人気です。

子ども部屋（清潔感と遊び心を重視）

子ども部屋は汚れや落書きに対応できるよう、量産クロスでも良いですが、防汚加工や消臭効果のある「機能性クロス（1000番）」を選ぶと長持ちします。

キッチン・水まわり（汚れ・湿気に強い必要がある空間）

キッチンや洗面所などの水まわりは、油汚れや湿気対策が必要になるため、機能性を持った1000番クロスがおすすめです。

ビニールクロスに張替えるリフォームを激安・格安でするには？

ビニールクロスに張替えるリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。

ビニールクロスに張替えるリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

相見積もりとは？

相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

ビニールクロスに張替えるリフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用でビニールクロスに張替えるリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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参考：壁紙リフォームのクロス張替えする費用と価格の相場は？