屋根の「遮熱」「断熱」塗料のリフォーム費用は?10坪〜50坪の相場や「複合塗料」もご紹介

屋根塗装に使われる「遮熱塗料」「断熱塗料」のリフォーム費用は、約12万円〜170万円が目安です。遮熱塗料は夏の太陽光を反射して冷房効率を高め、断熱塗料は夏冬どちらにも効果を発揮して快適性を維持します。さらに両方の性能を備えた複合型塗料も登場しており、省エネ性能は最も高い反面、費用はやや高めです。地域の気候や住宅の使い方に合わせて、遮熱・断熱・複合型のどれを選ぶかがポイントとなります。

  • 最終更新日:2025年9月6日
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      目次

      屋根塗装の「遮熱」「断熱」塗料のリフォーム費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      120,000円〜1,700,000円

      屋根塗装の「遮熱」「断熱」塗料のリフォーム費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      屋根塗装の「遮熱」「断熱」塗料について

      屋根塗装の遮熱塗料

      屋根塗装を検討する際に注目されるのが「遮熱塗料」と「断熱塗料」です。近年は猛暑や寒波の影響で住宅の快適性が求められるようになり、屋根塗装にも省エネ性能や温度調整効果が期待されています。これらの塗料は単なる美観や防水のための塗装にとどまらず、住まいの暮らしやすさや光熱費の削減にも直結する重要な役割を果たします。

      遮熱塗料は太陽光を効率的に反射して屋根表面の温度上昇を防ぐのに対し、断熱塗料は熱を伝えにくくすることで、夏は外からの熱を遮り、冬は室内の暖かさを逃がさない働きがあります。どちらも快適な住環境づくりに貢献しますが、効果を発揮する季節や得意分野は異なるため、自分の住んでいる地域の気候や住宅の使い方に合わせて選ぶことが大切です。

      このあとでは「遮熱塗料と断熱塗料の違い」「それぞれのメリット・デメリット」「どのような住宅に向いているのか」、そして代表的な塗料の種類について詳しく解説していきます。

      遮熱塗料と断熱塗料の違い

      屋根塗装で用いられる「遮熱塗料」と「断熱塗料」は似ているようで役割が異なります。遮熱塗料は、太陽光の中でも特に熱を持つ近赤外線を反射して、屋根材が熱を吸収するのを防ぐ塗料です。屋根表面の温度が下がるため、夏場の室内温度上昇を抑える効果があります。一方、断熱塗料は塗膜に含まれるセラミックや中空ビーズが熱伝導を遅らせることで、屋根から室内への熱移動を防ぎます。夏は熱気を伝えにくく、冬は暖房の熱を外に逃がしにくい性質を持ち、一年を通じて効果を発揮できるのが特徴です。

      遮熱塗料と断熱塗料のメリット・デメリット

      遮熱塗料の大きなメリットは、夏場の屋根温度を大幅に低下させられる点です。猛暑の中でも屋根裏の温度を下げられるため、冷房効率が高まり光熱費の削減につながります。しかし、冬には暖房効果を保つ役割はほとんどなく、断熱効果も限定的です。

      断熱塗料は、夏だけでなく冬にも効果を発揮します。室内の快適性を年間を通して保てるのが魅力ですが、遮熱効果は遮熱塗料に比べると弱く、真夏の直射日光を強力に反射するほどの性能はありません。また、どちらの塗料も耐用年数は一般的に10〜15年で、定期的な再塗装が必要です。

      それぞれどのような家に向いているか

      遮熱塗料は、特に夏の暑さが厳しい地域や、日差しを強く受ける立地にある住宅に適しています。例えば、南向きの屋根や、屋根裏の断熱が十分でない住宅では、遮熱効果によって体感温度が大きく変わります。

      一方、断熱塗料は、寒暖差が大きい地域や冷暖房費を年間通して抑えたい住宅に向いています。冬場の寒さが厳しいエリアでは、断熱効果によって暖房効率が高まり、光熱費削減に役立ちます。屋根裏を子ども部屋や趣味部屋として利用する家庭では、年間を通じて快適に過ごせる環境づくりにつながります。

      【遮熱塗料と断熱塗料の比較表】

      種類特徴メリットデメリット向いている住宅耐用年数の目安
      遮熱塗料太陽光を反射して屋根温度を下げる塗料夏の冷房効率が上がり、省エネ効果が高い冬の断熱効果はほとんどない夏の暑さが厳しい地域/日当たりが強い住宅約10〜15年
      断熱塗料熱を伝わりにくくする塗膜を形成する塗料夏の熱気を防ぎ、冬は暖気を逃がさない遮熱効果は弱め、真夏の直射日光には不十分年間を通じて快適性を求める住宅/寒冷地約10〜15年
      遮熱+断熱両対応塗料(複合型)遮熱と断熱の両方を兼ね備える高機能塗料夏冬どちらの季節にも効果があり、省エネ性能が高い導入費用が高く、塗料の選択肢が限られる夏も冬も気候が厳しい地域/屋根裏を居住空間に使う住宅約12〜15年

      栗林暁監修者のコメント
      屋根塗装の「遮熱」「断熱」塗料は、それぞれ得意とする季節や効果が異なります。

      夏の暑さ対策に特化するなら遮熱塗料
      年間を通じた省エネと快適性を求めるなら断熱塗料
      どちらの効果も求めるなら複合型塗料

      住んでいる地域の気候や、屋根裏部屋を利用するかどうか、将来の光熱費削減効果を考慮して選ぶのが賢明です。
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      屋根塗装の「遮熱」「断熱」塗料のリフォーム費用と内訳

      女性

      屋根塗装で遮熱塗料や断熱塗料を採用する場合、通常の塗装に比べて高機能な分、費用相場はやや高めになります。ただし、その分室内環境の改善や光熱費削減といった効果が期待できるため、長期的な視点ではコストパフォーマンスの高いリフォームといえます。ここでは、それぞれの塗料ごとの相場と工事内容について整理します。

      種類費用相場(㎡単価)施工期間の目安特徴・ポイント
      遮熱塗料約3,000〜5,000円約5〜7日夏の暑さ対策に特化。屋根表面温度を下げ、冷房効率を改善できる。
      断熱塗料約4,000〜6,000円約5〜7日夏だけでなく冬の暖房効率も改善。通年で光熱費削減に効果的。
      複合型塗料(遮熱+断熱)約6,000〜9,000円約6〜8日遮熱と断熱を兼ね備えた高機能タイプ。省エネ性能は最も高いが初期費用は高め。

      屋根の遮熱塗料の費用相場

      ●遮熱塗料:約3,000〜5,000円/㎡ + 足場費用:約700〜1,200円/㎡

      遮熱塗料は、太陽光の熱を反射して屋根の表面温度を下げる効果があります。施工費用は 1㎡あたり約3,000〜5,000円 が一般的な目安です。特に夏場の冷房効率が大きく改善されるため、猛暑地域での需要が高まっています。

      工事を行う際には必ず足場を設置する必要があり、その費用が 1㎡あたり約700〜1,200円 程度かかります。塗料代や施工費用に加えて足場代も含めると、全体のリフォーム費用は想定より高くなるケースも多いので注意が必要です。

      屋根の断熱塗料の費用相場

      ●断熱塗料:約4,000〜6,000円/㎡ + 足場費用:約700〜1,200円/㎡

      断熱塗料は、塗膜に含まれる特殊成分が熱の伝達を遅らせる働きを持ち、夏だけでなく冬の暖房効率改善にも効果があります。費用相場は 1㎡あたり約4,000〜6,000円 と、遮熱塗料よりもやや高めです。

      こちらも施工時には足場の設置が必要で、同様に 1㎡あたり約700〜1,200円 程度の足場費用が追加されます。年間を通じて快適性を重視したい住宅や、寒冷地での施工に選ばれるケースが多い工法です。

      遮熱+断熱両対応塗料(複合型)の費用相場

      ●遮熱+断熱塗料:約6,000〜9,000円/㎡ + 足場費用:約700〜1,200円/㎡

      近年では、遮熱効果と断熱効果を併せ持つ「複合型塗料」も登場しています。夏の暑さを反射しながら、冬は暖かさを逃がさないため、年間を通じて省エネ効果を発揮できる点が特徴です。

      その分費用は高めで、相場は 1㎡あたり約6,000〜9,000円 となります。イニシャルコストはかかりますが、冷暖房費削減や再塗装までの耐用年数を考えると、長期的に見て選ぶ価値のある塗料といえます。

      屋根塗装(足場込み)シミュレーション:10〜50坪

      広さ面積(㎡)遮熱塗料(足場込み)断熱塗料(足場込み)複合型(足場込み)
      10坪33.0122,100〜204,600円155,100〜237,600円221,100〜336,600円
      20坪66.0244,200〜409,200円310,200〜475,200円442,200〜673,200円
      30坪99.0366,300〜613,800円465,300〜712,800円663,300〜1,009,800円
      40坪132.0488,400〜818,400円620,400〜950,400円884,400〜1,346,400円
      50坪165.0610,500〜1,023,000円775,500〜1,188,000円1,105,500〜1,683,000円

      屋根勾配・下地補修・洗浄・下塗り回数・縁切り/タスペーサーの要否などで上下します。
      実際の屋根面積は勾配により延床の1.1〜1.3倍程度になることがあります(その分費用も増減)。

      栗林暁監修者のコメント
      屋根塗装の「遮熱塗料」と「断熱塗料」は、どちらも光熱費削減や住まいの快適性に直結する工事ですが、効果を発揮する季節や得意分野が異なります。夏の猛暑対策を最優先にするなら遮熱塗料、冬の寒さを含めて一年を通じた快適性を重視するなら断熱塗料が適しています。両方の性能を備えた複合型塗料は費用こそ高いものの、省エネ性能を最大限に高めたい住宅には有効な選択肢です。

      また、どの工法を選んでも足場代は必ずかかるため、外壁塗装や屋根修繕などと同時に施工することでコスト削減につながります。リフォームを検討する際は、目先の施工費だけでなく、地域の気候条件・屋根の利用状況・長期的な光熱費の削減効果 を踏まえて総合的に判断することが大切です。
      外壁・屋根リフォームどこに頼めばいいの?
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      屋根塗装の遮熱断熱塗料のリフォームを激安・格安でするには?

      激安・格安

      屋根塗装の「遮熱」「断熱」塗料のリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      屋根塗装の遮熱断熱塗料のリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      屋根塗装の遮熱断熱塗料を安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で屋根塗装の遮熱断熱塗料を行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      参考:
      屋根のリフォーム工事の費用と価格の相場は?






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