屋根裏のリフォームの費用は?「部屋(増築)」「収納」「ロフト」の相場や「課税対象になる施工」もご紹介

屋根裏のリフォーム費用は総額約30万〜140万円(材料費+施工費)が目安。用途と仕様で大きく変わり、ロフト(1.4m以下)/小屋裏収納/居室化の順にコストは上がります。快適に使うには断熱・換気・採光、利便性には昇降設備(はしご/固定階段)の有無が影響。さらに居室化は固定資産税の対象、一方でロフトは要件を満たせば延べ床面積に算入されない場合があります。本記事ではタイプ別の特徴と費用内訳、注意点をわかりやすく解説します。まずは現地調査を前提に、希望する使い方から最適プランと見積もりを比較検討しましょう。

  • 最終更新日:2025年9月1日
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      目次

      屋根裏のリフォーム費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      300,000円〜1,400,000円

      屋根裏のリフォーム費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      屋根裏のリフォームについて

      屋根裏部屋とは、住宅の屋根と天井の間にあるデッドスペースを活用し、新たに床を設けて部屋として利用できるようにした空間のことです。もともとは収納用の小屋裏として活用されることが多かった場所ですが、断熱や換気を整えることで居住スペースに変えることが可能です。近年では「ロフト」として趣味部屋や子ども部屋に使われるケースも多く、戸建て住宅の限られた面積を最大限活かすための増築方法として注目されています。

      屋根裏のメリット

      屋根裏をリフォームする最大のメリットは、今まで使われていなかった空間を有効活用できる点です。書斎や読書スペース、趣味のコレクションルームとして使えるほか、断熱や空調を整えれば寝室として利用することも可能です。また、生活動線から切り離された静かな空間が得られるため、集中して作業を行うワークスペースや子どもの遊び場にも向いています。収納として利用する場合も、季節物の衣類や大型の荷物をまとめて置けるため、居住スペースを広く保つことができます。

      屋根裏部屋のデメリット

      一方で、屋根裏部屋のリフォームには注意すべき点もあります。まず、勾配屋根の下に設けるため天井が低くなりやすく、窮屈さを感じることがあります。荷物の出し入れや移動にははしごや急な階段を使う場合が多く、特に高齢者や小さな子どもには利用しにくい点がデメリットです。さらに、屋根に近い構造のため夏場は暑さがこもりやすく、断熱や換気が不十分だと快適性が損なわれます。また、床を新たに造作することで建築基準法上の床面積に加算され、固定資産税が増える点も忘れてはならないポイントです。

      税金(固定資産税)はどうなる?

      屋根裏を増築すると、固定資産税が上がることがあります。これは床を設置した時点で「床面積」として扱われるためです。たとえもともと梁しかない屋根裏だったとしても、床を施工すれば課税対象となり、住宅の延べ床面積に算入されます。そのため、居住用として利用できるレベルに改装した場合は固定資産税の増加を見込んでおく必要があります。ただし「ロフト」として一定の高さ制限(1.4m以下)を守り、居住空間として扱われない場合には床面積に含まれず課税対象外になるケースもあります。

      屋根裏の種類と特徴

      種類特徴用途例留意点
      ロフトタイプ天井高1.4m以下。延べ床面積に含まれない場合が多い。ベッドスペース、収納法規上は居室扱いにならないため課税対象外の場合あり
      小屋裏収納型屋根裏に床を造作し、収納専用として利用。季節物の収納、大型荷物階段の設置方法次第で利便性が変わる
      屋根裏部屋(居室利用型)断熱・採光・空調を整えて居住空間として利用可能。書斎、子ども部屋、趣味スペース固定資産税の対象。夏場の暑さ・湿気対策が必須

      ロフトタイプ

      ロフトタイプは天井高が1.4m以下に制限されているため、建築基準法上「居室」とはみなされません。そのため、延べ床面積に含まれず、固定資産税の課税対象外となるケースが多いのが特徴です。収納やベッドスペースなど、限られた利用には適していますが、天井が低いため快適性には欠けます。設置する際にははしごや簡易階段を利用するのが一般的で、コンパクトながらもコストを抑えられる点が魅力です。

      天井高:1.4m以下 に制限することで「居室扱い」にならず、床面積に算入されない。

      ・面積は 直下階の1/2未満 が基準。
      ・採光・換気の義務はないが、快適性のために小窓や換気扇を設けることが多い。
      ・活用しやすい広さは 2〜6畳程度 で、寝床・収納・趣味スペースとして使われる。
      ・はしごや可動階段でアクセスするのが一般的で、固定階段にすると「居室扱い」とされる場合がある。

      小屋裏収納型

      屋根裏に床を造作し、収納専用のスペースとして利用するタイプです。季節ごとの衣類や大型の荷物をまとめて置けるため、居住スペースを広く使えるメリットがあります。ただし、収納専用として設計されるため、採光や断熱が十分ではなく、居住空間としては不向きです。また、階段やはしごの設置方法によって利便性が大きく変わるため、利用頻度に応じた計画が必要です。

      天井高:1.4m以下 にすれば「床面積に算入されない」ため、延べ床面積に含まれず固定資産税も増えない。

      ・床面積は下の階の約 1/2まで が目安。
      ・面積は 3〜6畳程度 が一般的。
      ・季節物の衣類やアウトドア用品などを置くのに最適。

      屋根裏部屋(居室利用型)

      断熱・採光・空調設備を整えることで、実際の居室として使えるようにした屋根裏部屋です。書斎や子ども部屋、趣味のスペースなど、多用途に活用できるのが魅力です。ただし、居室として扱われるため固定資産税の対象となり、税負担が増える点に注意が必要です。また、屋根に近い構造上、夏場は非常に暑くなりやすいため、断熱材や換気設備、エアコン設置などの快適性対策を万全に行わなければなりません。

      天井高:1.4m超 で常用する空間は「居室扱い」になり、床面積に算入。

      ・採光・換気の基準(窓の大きさや換気設備)も必要になる。
      ・居室化するなら 6〜8畳程度 が多く、寝室・子ども部屋・書斎に使われる。
      ・勾配天井を利用すれば「一部は立てる高さ」「一部は低い収納」など効率的に使える。

      栗林暁監修者のコメント
      屋根裏のリフォームは、住宅のデッドスペースを有効に活用できる魅力的な方法です。趣味の部屋や収納、書斎、子ども部屋など幅広い用途に活かせますが、快適に利用するためには断熱や換気の施工が不可欠です。また、固定資産税の増加や利用動線の制約といったデメリットもあるため、実際にどのような用途にするのかを明確にしたうえで計画することが大切です。
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      屋根裏のリフォームの費用と内訳

      屋根裏を活用したリフォーム工事は、住まいのデッドスペースを有効に活かす方法として人気があります。しかし「どのように使いたいのか」によって工事内容は大きく異なり、費用にも幅があります。ここでは代表的な 屋根裏部屋(居室利用型)・小屋裏収納型・ロフトタイプ の3つに分け、それぞれの特徴と費用内訳を詳しく見ていきましょう。

      屋根裏部屋(居室利用型)

      屋根裏をしっかりと「部屋」として仕上げるフルリフォームです。単なる収納ではなく、書斎や子ども部屋、趣味スペースなど日常的に活用できる空間にするためには、断熱や内装、窓や換気設備の整備が欠かせません。最低限の仕様でも利用は可能ですが、快適性を高めるための追加工事を行うことで、安心して長く過ごせる居住空間に変わります。

      最低限の基本工事(6畳想定):30万〜35万円
      → 電気の配線、簡易的な換気扇、はしごの設置。最低限の利用環境を整えるための工事。

      【以下追加工事】
      断熱工事:50万〜60万円
      → 屋根や壁に断熱材を入れることで、夏場の暑さや冬の寒さ、湿気を防ぎ、寝室としても利用可能に。

      フローリング施工:10万〜13万円
      → ベニヤ床をフローリングに変更し、快適性と耐久性を向上。

      壁紙クロス:1万〜4万円
      → 石膏ボードのままでは殺風景なため、クロスを貼って仕上げる。

      昇降設備
      折りたたみ式はしご:20万〜30万円
      (収納時はコンパクトにしまえ、生活の邪魔にならない)
      固定階段:70万〜90万円
      (安定感があり荷物の出し入れがしやすいが費用は高め)

      窓の設置:10万〜15万円
      → 採光や通風を確保し、閉塞感を減らす。

      換気扇追加:4.5万〜6.5万円
      → 熱気や湿気を逃がすために必須。

      総額費用:125.5万〜221.5万円
      固定階段を選ぶ場合は費用が高くなりますが、その分使い勝手は格段に良くなります。

      屋根裏部屋の増築リフォームの費用は?「書斎」「趣味」「子ども」「ゲストルーム」「リラクゼーションルーム」の相場もご紹介

      小屋裏収納型

      居室としてではなく、収納専用の空間として屋根裏を造作するリフォームです。断熱や内装を簡易的にとどめることでコストを抑えつつ、大きな荷物や季節用品を効率よくしまえるスペースが得られます。居住性は重視しないため、快適性よりも収納効率を高めたい家庭に向いています。

      基本工事(床造作+はしご):30万〜40万円
      → ベニヤ床を敷き、折りたたみはしごで昇降できるようにする。

      断熱工事(オプション):20万〜30万円
      → 湿気対策や収納品保護のために施工するケースもあるが、必須ではない。

      フローリング施工:施工しない場合が多い(ベニヤのまま)

      壁紙クロス:なし、または簡易クロスで1万〜2万円

      昇降設備:折りたたみはしごが主流(20万〜30万円)

      換気扇・窓:必要に応じて5万〜15万円程度

      総額費用:50万〜100万円程度
      収納専用であれば最低限の工事で済むため、費用を抑えたい方にはおすすめです。

      屋根裏収納のリフォームにかかる費用と価格の相場は?

      ロフトタイプ

      ロフトタイプは高さ1.4m以下に制限されるため、建築基準法上は居室に該当せず、固定資産税の課税対象外となることが多い簡易空間です。寝床や荷物置き場など限られた用途に活用され、コストを抑えつつも家の空間を有効活用したい人に人気があります。

      簡易造作(床補強+ベニヤ):20万〜30万円
      → 軽い荷物や布団を置くための簡易的な床を造作。

      固定はしご・昇降はしご:10万〜15万円
      → ロフトへのアクセス用。設置場所や角度で利便性が変わる。

      電気・照明の追加:5万〜10万円
      → 読書や就寝用途に最低限の照明を設置。

      換気扇・窓:基本的にはなし。ただし必要に応じて+5万〜15万円。

      内装仕上げ(フローリング・クロス):希望に応じて+10万〜20万円

      総額費用:35万〜70万円程度
      あくまで「簡易スペース」としての利用のため、費用は抑えられる一方で快適性には限界があります。

      ロフトの造作や後付けのリフォームする費用と価格の相場は?

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      屋根裏のリフォームを激安・格安でするには?

      屋根裏のリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


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      屋根裏のリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      屋根裏のリフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で屋根裏のリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      参考:
      増築するリフォームの費用と価格の相場は?






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