ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の費用と価格の相場
材料費＋施工費用＝
10,000円〜15,000円/㎡
ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
ガルバリウム鋼板屋根のリフォームのアンケート調査
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ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法（重ね葺き）について
ガルバリウム鋼板は、屋根の重ね葺き(カバー工法)リフォームで人気の素材となります。そもそもガルバリウム鋼板とは何なのでしょうか？以下でカバー工法や火災保険についてもご紹介します。
ガルバリウム鋼板とは？
ガルバリウム鋼板とは、金属素材で構成された板のことで、一般には「ガルバ」「ガルバニウム」「ガリバリウム」といった名称でも呼ばれています。
メリット
ガルバリウム鋼板の主なメリットは、その耐久性がトタン屋根の3倍以上であることです。また、錆に強いため、特に積雪地帯での使用に適しています。さらに、耐熱性にも優れており、アルミを多く含むため、従来の亜鉛鉄板よりも高い耐熱性を発揮します。耐震性にも優れており、瓦と比べて非常に軽量なため、地震の揺れに対して強いです。最後に、加工が容易であり、湾曲したカーブにも柔軟に対応して施工することができます。
デメリット
ガルバリウム鋼板のデメリットとしては、耐熱性が低く、夏は暑く、冬は寒く感じやすいことが挙げられます。瓦と比べて耐熱性が不足しているため、屋根裏には別途断熱材を施工する必要があります。また、防音性能が欠如しており、雨音などが響きやすく、これも気になる場合は防音材を追加で敷設する必要があります。さらに、アルカリ性に弱く、花粉や果物の汁、虫の死骸などを長時間放置すると変色が進み、最終的には錆の原因にもなります。
ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法（重ね張り）とは？
ガルバリウム鋼板のカバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて張り合わせるリフォーム方法です。この工法では、屋根材の撤去が不要なため、工期が短く、費用も抑えられる点が特徴です。とはいえ、カバー工法を選択するには、建物の状態や屋根材の種類を考慮することが重要です。たとえば、日本瓦やセメント瓦には適用できず、既存の屋根材が劣化している場合には適さないことがあります。
カバー工法には多くの利点がありますが、デメリットも存在するため、施工前にしっかりと理解しておくことが必要です。
メリット
コストを抑えられる
カバー工法では、既存の屋根を取り外すことなく、その上に新しい屋根材を重ねて施工するため、撤去費用や廃材処理にかかる費用が発生しません。これにより、屋根材を完全に交換する葺き替え工事と比べてコストを大幅に削減することができます。
性能の向上
屋根が二重構造になることで、断熱性や防音性が向上します。さらに、新たに使用する断熱材や防水シートを取り付けることで、屋根全体の性能が改善され、特に夏場や冬場の室内温度の変動を抑える効果があります。これにより、室内の快適性が向上します。
アスベストのリスクを低減
古い屋根材にアスベストが含まれている場合、解体作業を伴うリフォームではアスベストが飛散するリスクがあります。しかし、カバー工法では既存の屋根材をそのまま残すため、アスベストの飛散リスクを大幅に低減することができます。ただし、アスベスト問題を根本的に解決するわけではないため、専門業者との事前相談が必要です。
工期が短い
カバー工法では、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根を重ねるため、解体作業が不要です。これにより、リフォーム工事の期間が短縮され、天候の影響を受けにくく、短期間での施工が可能となります。工期が短くなることで、リフォーム費用も抑えられるというメリットもあります。
デメリット
屋根が重くなる
カバー工法では、新しい屋根材を追加するため、屋根全体が重くなるというデメリットがあります。これにより、建物全体にかかる負荷が増し、耐震性に悪影響を及ぼす可能性があります。特に耐震性が重要な地域では、**軽量な金属屋根材（例：ガルバリウム鋼板）**を選ぶことが推奨されます。
劣化が進んでいる場合には不適切
カバー工法は、既存の屋根材や下地がある程度良好な状態であることが前提です。もし、既存の屋根材が劣化していたり、下地の野地板が腐食している場合は、カバー工法が適用できません。このような場合には、葺き替え工事や下地の修復が必要になります。施工前には、必ず屋根材や下地の状態を調査し、適切な施工方法を選ぶことが重要です。
部分的な修理ができない
カバー工法は、屋根全体に新しい屋根材を被せるため、部分的な修理や改修ができないという点もデメリットです。例えば、屋根の一部分にだけ問題がある場合でも、屋根全体をカバーする必要があります。部分的な修理が望ましい場合は、別の施工方法を検討する必要があります。
火災保険が適用されない場合がある
カバー工法では、既存の屋根をそのまま残すため、火災保険が適用されないケースがあります。特に部分改修が難しいため、保険会社によっては、補償の対象外とされることがあります。火災保険を利用する際には、事前に保険会社と確認を取ることが重要です。
ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法を火災保険で認められるには？
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねて設置するため、部分的な修理ができないという特性があります。そのため、火災保険のように自然災害によって生じた損害部分のみ、既存の屋根材を撤去することを対象とする保険には、適用が難しい場合があります。しかし、風災や雪災などによる損害が大きく、部分的な修理では対応できない場合には、カバー工法であっても火災保険が適用される可能性があります。
以下の2つの条件を満たすことで、ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法に火災保険が適用される可能性が高まります。
【自然災害による損害であること】
火災保険が適用されるためには、屋根の損傷が経年劣化ではなく、自然災害によるものである必要があります。火災保険でカバーされる自然災害には、以下のようなものが含まれます。
・風災：台風や強風、竜巻などによる屋根の損傷
・雪災：豪雪や雪崩による屋根の被害
・雹災：大粒の雹による屋根への打撃
これらの災害によって屋根が損傷した場合は、火災保険の適用が期待できます。しかし、地震や噴火、津波などによる損害は火災保険の対象外となります。これらのリスクに対しては、別途地震保険に加入する必要があります。
【被害発生後3年以内に請求する】
火災保険でカバー工法を申請する際、被害の発生から3年以内に請求を行うことが重要です。この期間を過ぎると、損傷が経年劣化と判断されるリスクが高まり、保険適用が難しくなります。
また、保険金を請求する際は、保険法の規定に従うだけでなく、加入している保険会社の請求期限にも注意が必要です。会社によっては、より短い期限を設けている場合もありますので、契約内容を事前に確認しましょう。
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ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の費用と価格
ガルバリウム鋼板の屋根カバー工法（重ね葺き）は、既存の屋根の上に新しいガルバリウム鋼板を重ねるリフォーム方法です。この工法は、スレート屋根や古いトタン屋根からのリフォームによく採用され、耐久性や軽量性に優れていることから非常に人気があります。以下に、この工法にかかる具体的な費用や、別途必要なリフォーム費用について詳しく解説します。
ガルバリウム鋼板のカバー工法の費用
ガルバリウム鋼板のカバー工法にかかる費用は、屋根の広さによって大きく変動します。主な費用としては以下の通りです。
足場設置費用：100,000円〜200,000円
例）100㎡の屋根の場合
ガルバリウム鋼板の設置費用：約900,000円〜1,100,000
追加工事が必要なリフォーム費用
ガルバリウム鋼板は耐久性や軽量性に優れていますが、断熱性や防音性が不足しているため、これらの性能を補うためには別途でリフォーム工事が必要です。以下は、それぞれのリフォーム費用の目安です。
断熱性能の向上
ガルバリウム鋼板自体には断熱性能がないため、断熱材を追加することが推奨されます。屋根裏に断熱ボードを敷き込むことで、夏の暑さや冬の寒さから室内を守ることが可能です。
例）50㎡の面積の場合
約50,000円〜150,000円の費用が必要です。
遮熱性能の向上
ガルバリウム鋼板は熱を反射する性質がありますが、さらに遮熱シートを内側に敷くことで、夏場の室内温度上昇を抑えることができます。これにより、冷房の効率も向上し、快適な室内環境が保たれます。
例）50㎡の面積の場合
約50,000円〜150,000円の費用がかかります。
防音性能の向上
ガルバリウム鋼板は軽量で防音性能が低いため、雨音や風音が響きやすくなります。これを補うためには、屋根下に防音シートを敷き込むことが有効です。特に、寝室やリビングの上に設置される場合は、防音対策が推奨されます。
例）50㎡の面積の場合
約35,000円〜50,000円の費用が必要です。
スレート屋根からガルバリウム鋼板へのカバー工法リフォームの費用
既存のスレート屋根からガルバリウム鋼板にリフォームする際、カバー工法が一般的に選ばれます。この場合、既存のスレート屋根を撤去せずに、ガルバリウム鋼板をその上に重ねて設置します。以下は、スレート屋根からガルバリウム鋼板へリフォームする際の費用の目安です。
足場設置費用：100,000円〜200,000円
例）100㎡の屋根の場合
900,000円〜1,100,000円がリフォームにかかる総費用です。
屋根面積と足場費用の早見表
屋根のガルバリウム鋼板へのリフォームを行う際には、足場の設置が必要となる場合があります。足場費用は600円〜1,000円/㎡が相場で、屋根の面積に応じて変動します。屋根の広さや足場設置の規模を事前に確認し、見積もりを依頼することが大切です。
●足場架け・設置の計算方法
家の高さは様々で1〜3階まである物が多く、高さで足場の費用相場も異なります。
①足場架面積 ＝ 「建物の外周(m) ＋ 8m」× 家の高さ(m)※
②足場の設置の費用 ＝ 足場架面積 × 平米単価 (600～1,000円)
※1階建て(約3.5m)、2階建て(約6m)、3階建て(約8.5m)
【屋根面積と足場面積の早見表】
| 坪数(平米数) | 屋根面積(㎡) | 足場面積(㎡) |
|---|---|---|
| 20坪(66.2㎡) | 36～37 | 145～159 |
| 25坪(82.8㎡) | 45～46 | 160～174 |
| 30坪(99.3㎡) | 54～55 | 175～189 |
| 35坪(115.9㎡) | 63～64 | 190～204 |
| 40坪(132.4㎡) | 73～74 | 205～219 |
| 45坪(149.0㎡) | 82～83 | 220～234 |
| 50坪(165.5㎡) | 91～92 | 235～249 |
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ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の費用を安く抑えるポイント
費用を安くするコツですが、大抵のリフォームに共通するポイントの3つ「全ての施工を一緒にする」「自社施工業者」「DIYをする」をご紹介します。
全ての施工を一緒にする
屋根の色褪せが激しい部分だけを施工するのはコスパが悪いです。特に足場設置に高額費用がかかり、全ての施工を1回で済ませる方がコストも抑える事ができます。
自社施工業者
手広くしている会社に依頼すると「下請け業者（自社施工業者）」に依頼することが多いのですが、この「下請け業者」へ直接依頼することで中間マージンをカットでき約1割以上、安くなることがザラにあります。
DIYをする
自分で施工することで半値ほどの費用に抑えることができます。ただし、リスクがありDIYでする場合は時間も労力もかかり、失敗した時は金銭的負担が大きく全て自己責任となります。リスクも承知の上で行いましょう。
ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の業者の選ぶポイントは？
業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。
特化した専門業者
業者にも得意不得意があるので得意でない仕事を依頼した場合、納得のいく仕上がりにしてもらえなかったり、工事も雑な仕上がりの場合があります。また、専門業者でない会社に依頼すると下請けに出す会社もおり、中間マージンを上乗せするので費用が嵩む、何かあっても丸投げなので責任を取ってもらえないという事態になる場合もあります。
| 特徴 | 中間マージン発生率 | 例 | |
|---|---|---|---|
| ハウスメーカー | 費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。 | 約2割〜4割 | 積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん |
| 家電量販店 | 家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。 | 約1割〜4割 | エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機 |
| 建築事務所・設計事務所 | おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。 | 約1割〜4割 | — |
| 工務店 | 大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。 | 約1割〜2割 | — |
| リフォーム会社 | 流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。 | 約0.5割〜2割 | — |
| 屋根業者（特化した専門業者） | 屋根の葺き替えや塗装をメインに工事をしているので安心で安価。 | なし | — |
※専門業者は、単体でする工事という場合に限り、大規模工事の場合はメンテナンスがしっかりしたハウスメーカーなどがおすすめです。
実績が豊富
実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。
アフターサービス
アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。
瑕疵保険加入会社
瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。
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ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の価格を激安・格安でするには？
ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の価格を激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。
全てのリフォームに適用！リフォームを激安・格安にする方法は？
ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法を依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは？
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の価格を安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で屋ガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法を行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
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一括見積もり無料サービスとは、屋根リフォームを得意としている優良会社の見積もりを複数社一括で行う無料サービスです。また、お客様自身で気になる会社や業者を選ぶことができ安心して費用や会社を比較や検討することができます。
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参考：屋根のリフォーム工事の費用と価格の相場は？
