屋根のスレートの塗装の費用の相場
本体価格+施工費用=
300,000円〜530,000円
スレート屋根の塗装の費用の相場ですが、スレート屋根の塗替えの費用には「材料費用」「施工費用」の2つがあります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
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スレート屋根の塗装の塗替えについて
スレート屋根は軽量で耐震性に優れているため、多くの住宅で採用されていますが、定期的な塗装を怠ると寿命が20年から30年に短縮されてしまいます。スレートの寿命を延ばすためには、塗装の塗替えが不可欠です。
スレート屋根の寿命と塗り替えの重要性
スレート屋根の寿命は、定期的な塗装によるメンテナンスを行うことで延ばすことが可能です。しかし、塗装をしないと水分を吸収して脆くなり、結果として寿命が短くなるリスクがあります。スレートはセメントを主成分とした素材であり、塗装が剥がれると水を吸いやすくなります。この状態が続くと、屋根の劣化が進み、雨漏りの原因になることがあります。
一度雨漏りが発生すると、内部の木材が腐食し、修理が塗装やカバー工事では済まず、葺き替え工事が必要になる場合もあります。この際、工事費用は通常のメンテナンスの2倍以上に跳ね上がることもあります。こうした問題を避けるためにも、適切なタイミングでのメンテナンスが重要です。
スレート屋根の劣化症状について
スレート屋根の寿命を延ばすためには、劣化症状を見極めて適切なタイミングで塗装の塗り替えを行うことが重要です。ここでは、スレート屋根の主な劣化症状をご紹介します。定期的な点検を行い、以下の症状が見られた場合には、早めに対策を取ることで大規模な修理を避け、屋根を長持ちさせることができます。
【塗装の塗り替え】
●色褪せ
スレート屋根の表面が色褪せてきたら、塗装が劣化しているサインです。通常、築5〜7年で新築時の塗膜が紫外線によって劣化し、防水効果が失われます。色褪せが起こると、スレートが水を吸収しやすくなっているため、早急に塗装の塗り替えが必要です。
●コケの繁殖
スレートの表面に茶色や緑色の汚れが見える場合、それはコケが繁殖している証拠です。防水効果が低下し、スレートが水を吸収することでコケが根付きやすくなります。築7〜10年でコケが発生しやすく、特に日陰部分で目立つことがあります。コケが増えるとスレートが脆くなるため、高圧洗浄でコケを除去し、塗装を行うのが効果的です。
【修理+塗装】
●ひび割れ
スレートは、水を吸収して膨張し、乾燥すると収縮する過程を繰り返すことでひび割れが発生します。特に築10年以上経過するとひび割れが増える傾向があります。ひび割れが進行すると、内部に水が浸透し、さらなる劣化を引き起こします。早期にひび割れを補修し、塗装メンテナンスを行うことが重要です。
●欠け
スレートが欠けている場合、ひび割れが進行している可能性があります。築10年以上経つと欠けが増え始め、放置するとさらに悪化します。小さな欠けであれば補修で対応できますが、大きな欠けは部分交換が必要になることもあります。欠けを発見した場合は早めの対処が肝心です。
●反り
スレートが反って浮いている場合、それはスレートが水を吸収し、乾燥する過程で変形していることを示しています。反りが進行すると隙間が生じ、そこから水が侵入して屋根全体が傷む原因となります。築10年を過ぎると反りや割れが目立ち始めるため、早期に補修やカバー工法を検討することが重要です
修理や補修が必要な場合は、以下を参照下さい。
屋根のスレートのメンテナンスの費用相場は?
屋根塗装での火災保険や補助金について
屋根塗装を行う際、火災保険や補助金を活用することで、リフォーム費用を抑えることができる場合があります。ただし、これらの制度はすべての住宅が対象となるわけではなく、特定の条件を満たす場合に限られます。以下で、火災保険と補助金について詳しく解説します。
●火災保険
火災保険は、主に自然災害による被害をカバーします。そのため、屋根塗装のみでは火災保険の適用は難しいです。しかし、屋根の損傷や雨樋の修理を行う際に必要となる足場設置に関しては、保険が適用されるケースがあります。このため、足場設置費用を火災保険でカバーしつつ、屋根塗装を同時に行うことで、総工事費用を抑えることが可能です。
●補助金
補助金に関しては、各自治体によって異なる制度が設けられています。特に、省エネ・環境対策として、遮熱・断熱塗料を使用した場合や、耐震化を目的に屋根の軽量化を行う場合には、補助金が適用されることがあります。
【補助金が適用されるケース】
省エネ・環境対策:遮熱や断熱塗料を使用することで、エネルギー効率を向上させるリフォームに対して支給される補助金。
耐震化:屋根材の軽量化を通じて建物の耐震性能を向上させるリフォームに対する補助金。
補助金制度の詳細は、住んでいる地域の自治体のホームページや、以下のような支援制度検索サイトを参考にして確認することが推奨されます。
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屋根のスレートの塗り替えする費用
スレート屋根の塗装での内訳は、「施工費用」「付帯費用」に分類され、塗料では種類によって価格も性能も異なります。
まずは、施工する際に費用がどれだけかかるのできるだけ分かりやすく、2つに分けてご紹介します。
施工の費用相場は以下の通りです。
塗料の種類と施工費用相場
塗料の種類 | 特徴 | 耐用年数 | 塗料の施工費用相場 |
---|---|---|---|
アクリル | アクリル樹脂でできた塗料で安価で購入でき、カラーバリエーションが豊富なことでDIYでも人気が高い塗料です。 | 3〜8年 | 約1,000~1,800円/㎡ |
ウレタン | ウレタン樹脂でできた塗料で密着性や弾性に優れています。 | 5〜10年 | 約1,700円〜2,500円/㎡ |
シリコン | アクリルシリコン樹脂でできた塗料で値段の割に性能がよく現在では一番使用されている塗料です。 | 7〜15年 | 約2,000~3,000円/㎡ |
フッ素 | フッ素樹脂でできた塗料で値段が非常に高いためあまり普及されていない塗料です。 | 12〜20年 | 約3,500~5,000円/㎡ |
無機塗料 | 無機塗料は、無機物を配合された塗料で100%無機物では塗料として使えないのでセラミック等の有機物を混ぜ合わせた塗料です。 | 15〜25年 | 約4,000円〜6,000円/㎡ |
ラジカル | 塗膜の劣化を進行の影響を受けにくく、シリコン塗料よりも耐候性があり安価で、チョーキングも起きにくい塗料です。 | 8〜16年 | 約2,400~4,000円/㎡ |
断熱・遮熱 | 熱伝導を抑える遮熱性能があり、室内温度を適温に保つ遮熱効果や断熱効果にも優れている塗料です。 | 10〜20年 | 約2,300〜4,500円/㎡ |
光触媒 | 太陽や蛍光灯などの光が当たると表面上で酸化力が生まれて細菌などの有害物質を除去することができる塗料です。 | 15〜20年 | 約3,800~5,500円/㎡ |
30坪のお家ですと約40〜80万円が相場となります。同じ坪数でも家の形状や塗料の素材やグレード、付帯する内容、劣化具合によって大きく違いがあります。
家のメンテナンスは欠かせないもので怠ると劣化の進行が早まります。塗装は10〜15年を目安に塗り替えますが、30年住み続ける場合、塗装は計2〜3回実施し、長い目でみて塗料のコスパの事も考えて選ぶ必要性があります。
例えば、耐用年数が10年の場合は3回、15年は2回となり、トータルコストも異なり、無機塗料となると25年保つ場合もあり、1回で済む事もあります。
ただし、耐用年数だけが長いだけでなく、単価も安くなければいけません。以下にランキング形式にマトメましたので参考にして下さい。
耐用年数が長い順 | 単価が安い順 |
---|---|
無機塗料 | アクリル |
光触媒 | ウレタン |
断熱・遮熱 | シリコン |
フッ素 | 断熱・遮熱 |
ラジカル | ラジカル |
シリコン | フッ素 |
ウレタン | 光触媒 |
アクリル | 無機塗料 |
上記の表を見ると最も「シリコン塗料」のコストパフォーマンスが良く、次に「断熱・遮熱」の塗料がおすすめです。
次に付帯の費用となります。相場は以下の通りです。
付帯の費用相場
費用に含まれる付帯の基本ベースは、以下5点となります。
施工内容 | 施工の費用相場 |
---|---|
高圧洗浄 | 約300~400円/㎡ |
飛散防止ネット(メッシュシート) | 約100~200円/㎡ |
ケレン | 約400~600円/㎡ |
足場架け | 600~1,000円/㎡ |
養生 | 約200~400円/㎡ |
屋根のルーフィング(防水シート)の費用と価格の相場は?
●足場架け・設置の計算方法
家の高さは様々で1〜3階まである物が多く、高さで足場の費用相場も異なります。
①足場架面積 = 「建物の外周(m) + 8m」× 家の高さ(m)※
②足場の設置の費用 = 足場架面積 × 平米単価 (600~1,000円)
※1階建て(約3.5m)、2階建て(約6m)、3階建て(約8.5m)
【屋根面積と足場面積の早見表】
坪数(平米数) | 屋根面積(㎡) | 足場面積(㎡) |
---|---|---|
20坪(66.2㎡) | 36~37 | 145~159 |
25坪(82.8㎡) | 45~46 | 160~174 |
30坪(99.3㎡) | 54~55 | 175~189 |
35坪(115.9㎡) | 63~64 | 190~204 |
40坪(132.4㎡) | 73~74 | 205~219 |
45坪(149.0㎡) | 82~83 | 220~234 |
50坪(165.5㎡) | 91~92 | 235~249 |
また、屋根以外にも付帯する塗装や補修箇所等がある場合は、別途費用となり以下の通りとなります。
屋根塗装の付帯内容 | 費用相場 |
---|---|
タスペーサー・縁切り作業 | 300~800円/㎡ |
コーキング打ち替え | 800~1,200円/m |
コーキング増し打ち | 700~1,000円/m |
廃棄物処理 | 10,000~50,000円/一式 |
材料運搬・交通費 | 20,000~40,000円/一式 |
現場管理費 | 20,000~50,000円/一式 |
業者によって見積もり時に付帯内容が入ってない場合もあるので気になる場合は確認しましょう。
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スレート屋根の塗装の費用を安く抑えるポイント
費用を安くするコツですが、大抵のリフォームに共通するポイントの4つ「全ての施工を一緒にする」「火災保険や補助金を活用する」「自社施工業者」「DIYをする」をご紹介します。
全ての施工を一緒にする
屋根の色褪せが激しい部分だけを施工するのはコスパが悪いです。特に足場設置に高額費用がかかり、全ての施工を1回で済ませる方がコストも抑える事ができます。
火災保険や補助金を活用する
火災保険の場合、「屋根や雨樋の修理」をする際の足場設置が保険適用になるので、一緒に屋根リフォームをする事で費用を抑える事ができます。
補助金は、「省エネ・環境対策」の補助金で遮熱・断熱塗料を施す場合、「耐震化」で外壁の素材を軽量化する目的の補助金が出るのでうまく活用しましょう。
自社施工業者
手広くしている会社に依頼すると「下請け業者(自社施工業者)」に依頼することが多いのですが、この「下請け業者」へ直接依頼することで中間マージンをカットでき約1割以上、安くなることがザラにあります。
DIYをする
自分で施工することで半値ほどの費用に抑えることができます。ただし、リスクがありDIYでする場合は時間も労力もかかり、失敗した時は金銭的負担が大きく全て自己責任となります。リスクも承知の上で行いましょう。
スレート屋根の塗装のDIYの費用はどのくらい?
スレート屋根を塗装する際に、費用を抑えたいと考えている方にはDIYがおすすめです。ただし、作業を始める前に、必要な道具や塗料の費用を確認しておくことが重要です。
DIYで塗料を塗るまでの流れと必要道具
スレート屋根の塗装を行う前には、まず高圧洗浄を使って屋根の汚れをしっかり落とします。その後、塗料がつかないように窓などにはマスキングテープを貼り付けます。次に下地処理を行います。具体的には、ひび割れにはコーキングを充填し、剥がれかけている塗装はサンドペーパーで削り落とします。さらに、サビが見られる場合はそちらも削り落とします。これが完了したら、いよいよ塗料を塗る作業に入ります。
掃除道具
商品名: 高圧洗浄機
価格:約20,000円
養生
商品名: マスカ 300mm×25m
価格:約200円
商品名: マスキングテープ
価格:約200円
施工道具
商品名: 紙やすり
価格:約150円
商品名: 皮すき
価格:約200円
商品名: コーキング一式セット
価格:約4,000円
商品名: ローラーセット
価格:約750円
施工材料
商品名: 下塗りシーラー 7L
価格:約9,000円
商品名: シリコン塗料 14kg
価格:約13,000円
商品名: ラジカル系塗料 15kg
価格:約13,000円
足場設置の費用
足場設置費用
参考費用:約99,000円
30坪の住宅の屋根塗装のDIYの費用
マスカ:約200円
マスキングテープ:約200円
紙やすり:約150円
皮すき:約200円
コーキング一式セット:約4,000円
ローラーセット:約750円
下塗りシーラーセット:約9,000円
シリコン塗料:約13,000円
ラジカル系塗料:約13,000円
足場設置費用:約99,000円
合計:約159,500円
DIYで外壁塗装を行う場合、総額は約159,500円となります。一方、プロに依頼する場合の費用は約260,000円〜516,000円です。このため、DIYとプロの差額は約100,000円〜350,000円となり、DIYによる外壁塗装では大幅なコスト削減が可能であることがわかります。
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スレート屋根の塗装の業者の選ぶポイントは?
業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。
特化した専門業者
業者にも得意不得意があるので得意でない仕事を依頼した場合、納得のいく仕上がりにしてもらえなかったり、工事も雑な仕上がりの場合があります。また、専門業者でない会社に依頼すると下請けに出す会社もおり、中間マージンを上乗せするので費用が嵩む、何かあっても丸投げなので責任を取ってもらえないという事態になる場合もあります。
特徴 | 中間マージン発生率 | 例 | |
---|---|---|---|
ハウスメーカー | 費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。 | 約2割〜4割 | 積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん |
家電量販店 | 家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。 | 約1割〜4割 | エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機 |
建築事務所・設計事務所 | おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。 | 約1割〜4割 | — |
工務店 | 大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。 | 約1割〜2割 | — |
リフォーム会社 | 流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。 | 約0.5割〜2割 | — |
塗装業者(特化した専門業者) | 塗装をメインに工事をしているので安心で安価。 | なし | — |
※専門業者は、単体でする工事という場合に限り、大規模工事の場合はメンテナンスがしっかりしたハウスメーカーなどがおすすめです。
実績が豊富
実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。
アフターサービス
アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。
瑕疵保険加入会社
瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。
屋根のスレートの塗装を激安・格安でするには?
屋根のスレートの塗装を激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。
全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?
屋根のスレートの塗装を依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは?
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
屋根のスレートの塗装を安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で屋根のスレートの塗装を行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
一括見積もり無料サービスで安く屋根のスレートの塗装をできる優良業者を探す!
一括見積もり無料サービスとは、屋根リフォームを得意としている優良会社の見積もりを複数社一括で行う無料サービスです。また、お客様自身で気になる会社や業者を選ぶことができ安心して費用や会社を比較や検討することができます。
『全てがわかる!』
屋根のリフォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
↓↓↓
参考:屋根のリフォーム工事の費用と価格の相場は?