トタン屋根をカバー工法でリフォームする費用の相場
本体価格+施工費用=
600,000円〜1,000,000円
トタン屋根をカバー工法でリフォームする費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」の2つがあります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
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トタン屋根をカバー工法でリフォームするについて
屋根の重ね葺き(カバー工法)リフォームで人気です。そもそも重ね葺きとは何なのでしょうか?以下でカバー工法や火災保険についてもご紹介します。
トタン屋根とは
トタン屋根は、亜鉛メッキ加工された鋼板を用いた屋根材です。軽量で取り扱いやすく、比較的低コストな素材として長年にわたり使用されてきました。最近では、より高性能なガルバリウム鋼板が普及していますが、トタンもリフォームや新築の場面で依然として人気があります。
メリット
トタン屋根の最大の利点は、その軽量性と耐震性です。日本は地震が多いため、軽い屋根材は建物全体の安全性に貢献します。また、亜鉛メッキ加工により錆びにくい特性があり、定期的なメンテナンスを行えば、耐用年数は15年から20年と長持ちします。これにより、長期的な使用が可能です。
デメリット
しかし、トタン屋根にはいくつかの欠点もあります。メンテナンスを怠るとサビが発生しやすく、そこから劣化が進行するリスクがあります。また、鋼板製であるため、夏場には屋根が高温になりがちです。鋼板の表面温度は最高で80度に達することもあり、断熱材や遮熱塗装を施さないと室内温度が上昇しやすくなることが問題です。
トタン屋根のカバー工法について
カバー工法は、既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねて施工するリフォーム方法です。この工法は、解体作業が不要なため、手間や時間を大幅に削減できるのが特徴です。トタン屋根のリフォームにおいても、コストや工期を抑えたい場合に適した工法となります。
メリット
撤去費用が不要
カバー工法では、既存の屋根材をそのまま残すため、屋根材の撤去や廃材処分の費用がかかりません。このため、リフォーム全体のコストを抑えることができ、予算内でより効率的に施工が進められます。
工期の短縮
屋根材の撤去作業がないため、施工期間が短く済むことが多いです。工事が短期間で終わるため、住まいへの負担や工事による不便さを最小限に抑えることが可能です。
断熱性・防音性の向上
新しい屋根材を重ねることで、断熱効果や防音効果が向上します。特に、遮熱性の高い屋根材を選ぶことで、夏の暑さを軽減でき、住環境の快適さが向上します。
アスベスト対策
古い屋根材にアスベストが含まれている場合でも、カバー工法ではその解体をせずに済むため、アスベストの飛散リスクを回避できます。これにより、作業者や周辺住民への安全性も確保できます。
デメリット
重量の増加
新しい屋根材を既存の屋根材の上に重ねるため、屋根の重量が増加します。これにより、住宅全体にかかる負担が増え、耐震性に影響を及ぼす可能性があります。耐震性の面から、重量に配慮した屋根材の選択が必要です。
下地の劣化に対応できない
カバー工法では、既存の屋根材や下地がそのまま残るため、もし下地に劣化や腐食がある場合、その部分を修理することができません。施工前に十分な点検を行い、下地の状態を確認することが重要です。
見た目の変化が少ない
カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根を載せるため、見た目に大きな変化が出にくいことがあります。特に、外観を大きく変えたいと考える場合には、この工法では満足できないかもしれません。
将来のメンテナンスが難しい
屋根が二重構造になるため、将来的なメンテナンスが複雑になる可能性があります。特に、下層の屋根材が劣化している場合、再度の工事が必要になることがあり、長期的なメンテナンス計画も考慮する必要があります。
トタン屋根のカバー工法を火災保険で認められるには?
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねて設置するため、部分的な修理ができないという特性があります。そのため、火災保険のように自然災害によって生じた損害部分のみ、既存の屋根材を撤去することを対象とする保険には、適用が難しい場合があります。しかし、風災や雪災などによる損害が大きく、部分的な修理では対応できない場合には、カバー工法であっても火災保険が適用される可能性があります。
以下の2つの条件を満たすことで、トタン屋根のカバー工法に火災保険が適用される可能性が高まります。
【自然災害による損害であること】
火災保険が適用されるためには、屋根の損傷が経年劣化ではなく、自然災害によるものである必要があります。火災保険でカバーされる自然災害には、以下のようなものが含まれます。
・風災:台風や強風、竜巻などによる屋根の損傷
・雪災:豪雪や雪崩による屋根の被害
・雹災:大粒の雹による屋根への打撃
これらの災害によって屋根が損傷した場合は、火災保険の適用が期待できます。しかし、地震や噴火、津波などによる損害は火災保険の対象外となります。これらのリスクに対しては、別途地震保険に加入する必要があります。
【被害発生後3年以内に請求する】
火災保険でカバー工法を申請する際、被害の発生から3年以内に請求を行うことが重要です。この期間を過ぎると、損傷が経年劣化と判断されるリスクが高まり、保険適用が難しくなります。
また、保険金を請求する際は、保険法の規定に従うだけでなく、加入している保険会社の請求期限にも注意が必要です。会社によっては、より短い期限を設けている場合もありますので、契約内容を事前に確認しましょう。
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トタン屋根のカバー工法の費用と内訳
トタン屋根のリフォームをカバー工法で行う場合、その費用は1㎡あたり約5,000円〜8,000円となります。カバー工法では、既存の屋根を撤去せずに、その上から新しい屋根材を重ねて施工するため、通常の葺き替え工事よりも手間とコストが抑えられることが特徴です。
さらに、リフォーム工事では足場の設置が必須となり、その設置費用は約100,000円〜200,000円程度かかります。
トタン屋根の設置費用:100㎡ × 5,000円〜8,000円 = 500,000円〜800,000円
足場設置費用:100,000円〜200,000円
合計で約600,000円〜1,000,000円の費用がかかります。
屋根面積と足場費用の早見表
トタン屋根のカバー工法を行う際には、足場の設置が必要となる場合があります。足場費用は600円〜1,000円/㎡が相場で、屋根の面積に応じて変動します。屋根の広さや足場設置の規模を事前に確認し、見積もりを依頼することが大切です。
●足場架け・設置の計算方法
家の高さは様々で1〜3階まである物が多く、高さで足場の費用相場も異なります。
①足場架面積 = 「建物の外周(m) + 8m」× 家の高さ(m)※
②足場の設置の費用 = 足場架面積 × 平米単価 (600~1,000円)
※1階建て(約3.5m)、2階建て(約6m)、3階建て(約8.5m)
【屋根面積と足場面積の早見表】
坪数(平米数) | 屋根面積(㎡) | 足場面積(㎡) |
---|---|---|
20坪(66.2㎡) | 36~37 | 145~159 |
25坪(82.8㎡) | 45~46 | 160~174 |
30坪(99.3㎡) | 54~55 | 175~189 |
35坪(115.9㎡) | 63~64 | 190~204 |
40坪(132.4㎡) | 73~74 | 205~219 |
45坪(149.0㎡) | 82~83 | 220~234 |
50坪(165.5㎡) | 91~92 | 235~249 |
カバー工法は、既存屋根を撤去する手間がないため、比較的短期間で施工が完了し、費用面でも抑えられるメリットがあります。
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トタン屋根のカバー工法の費用を安く抑えるポイント
費用を安くするコツですが、大抵のリフォームに共通するポイントの3つ「全ての施工を一緒にする」「自社施工業者」「DIYをする」をご紹介します。
全ての施工を一緒にする
屋根の色褪せが激しい部分だけを施工するのはコスパが悪いです。特に足場設置に高額費用がかかり、全ての施工を1回で済ませる方がコストも抑える事ができます。
自社施工業者
手広くしている会社に依頼すると「下請け業者(自社施工業者)」に依頼することが多いのですが、この「下請け業者」へ直接依頼することで中間マージンをカットでき約1割以上、安くなることがザラにあります。
DIYをする
自分で施工することで半値ほどの費用に抑えることができます。ただし、リスクがありDIYでする場合は時間も労力もかかり、失敗した時は金銭的負担が大きく全て自己責任となります。リスクも承知の上で行いましょう。
トタン屋根のカバー工法の業者の選ぶポイントは?
業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。
特化した専門業者
業者にも得意不得意があるので得意でない仕事を依頼した場合、納得のいく仕上がりにしてもらえなかったり、工事も雑な仕上がりの場合があります。また、専門業者でない会社に依頼すると下請けに出す会社もおり、中間マージンを上乗せするので費用が嵩む、何かあっても丸投げなので責任を取ってもらえないという事態になる場合もあります。
特徴 | 中間マージン発生率 | 例 | |
---|---|---|---|
ハウスメーカー | 費用は高額だがメンテナンスやアフターフォローが充実している。 | 約2割〜4割 | 積水ハウス・大和ハウス・新築そっくりさん |
家電量販店 | 家電量販店の製品なら安く購入できる場合はあるが、業者の質は、ハウスメーカーに比べ劣る。 | 約1割〜4割 | エディオン・ジョーシン・ヤマダ電機 |
建築事務所・設計事務所 | おしゃれなデザインや思い通りに間取りを作成してくれるが、単体工事には不向き。 | 約1割〜4割 | — |
工務店 | 大工を中心に専門業者が集まっているので、どんな工事にも対応できるが、中間マージンが発生する。 | 約1割〜2割 | — |
リフォーム会社 | 流行りの情報もいち早く取り入れているので的確なアドバイスが貰える。 | 約0.5割〜2割 | — |
屋根業者(特化した専門業者) | 屋根の葺き替えや塗装をメインに工事をしているので安心で安価。 | なし | — |
※専門業者は、単体でする工事という場合に限り、大規模工事の場合はメンテナンスがしっかりしたハウスメーカーなどがおすすめです。
実績が豊富
実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。
アフターサービス
アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。
瑕疵保険加入会社
瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。
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トタン屋根をカバー工法のリフォームを激安・格安でするには?
トタン屋根をカバー工法のリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。
全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?
トタン屋根をカバー工法のリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは?
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
トタン屋根をカバー工法のリフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用でトタン屋根をカバー工法のリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
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