屋根リフォームの費用相場は？内訳やビフォーアフター施行事例もご紹介！

屋根のリフォームの費用の相場

本体価格＋施工費用＝
300,000円〜2,000,000円

屋根のリフォーム工事の費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

屋根リフォームの費用と内訳

屋根リフォームでは、「屋根塗装の塗り替え」「屋根材の交換」「屋根の修理・補修」の3つのメンテナンスがあります。

施工面積が30坪程の場合は、約20,000円〜2,000,000円が相場となります。

以下で各リフォーム費用と共に内訳をご紹介します。

屋根塗装の塗り替えの費用相場

屋根塗装での内訳は、「施工費用」「付帯費用」に分類され、塗料では種類によって価格も性能も異なります。

まずは、施工する際に費用がどれだけかかるのできるだけ分かりやすく、2つに分けてご紹介します。

施工の費用相場は以下の通りです。

【塗料の種類と施工費用相場】

30坪のお家ですと約40〜80万円が相場となります。同じ坪数でも家の形状や塗料の素材やグレード、付帯する内容、劣化具合によって大きく違いがあります。

次に付帯の費用となります。相場は以下の通りです。

【付帯の費用相場】

費用に含まれる付帯の基本ベースは、以下5点となります。

また、屋根以外にも付帯する塗装や補修箇所等がある場合は、別途費用となり以下の通りとなります。

業者によって見積もり時に付帯内容が入ってない場合もあるので気になる場合は確認しましょう。

【屋根塗装での火災保険や補助金について】

屋根材の交換の費用相場

屋根材の交換の方法には、2つの工事方法あります。

「葺き替え」は、既存の屋根を撤去して新設葺きします。

一方で「カバー工法(重ね葺き)」は、既存の屋根を撤去しないで、新しい屋根材を上から張る施工をします。撤去しない分、工期も短く費用も抑える事ができます。

屋根材の交換の費用では、「施工費用」「材料費用」があるので、分かりやすく2つに分けてご紹介します。

30坪程の家の屋根の費用相場は以下の通りとなります。

費用相場が分かったところで、次に内訳をご紹介します。

「葺き替え」「重ね葺き」の屋根材の価格は共通となり、以下の通りです。

【屋根材のみの費用相場】

屋根材の種類	特徴	費用相場
ガルバリウム鋼板	ガルバリウム鋼板とは、金属素材でできた板となり、「ガルバ」「ガルバニウム」「ガリバリウム」とも呼ばれます。 メリットは、錆びにくく、耐熱性が優れていおり、軽量なので耐震性能が高いです。一方、デメリットは、断熱性や防音性に弱く別途工事で対策をしなくてはけません。また、アルカリ性に弱いので虫の死骸や花粉など屋根の上に長期的に放置しておくと変色を起こしたりサビに繋がったりもします。	6,000〜10,000円/㎡
スレート	スレートは、洋風住宅でよく使われるている瓦で、「カラーベスト」「コロニアル」とも呼ばれています。 メリットは、日本瓦に比べると軽く耐震性や遮音性に優れており雨の音を軽減してくれます。色も豊富で葺き替え費用が安いです一方、デメリットは、断熱性と強度が低く定期的に約7〜10年に1度メンテナンスが必要となりコストがかかります。	5,000〜7,000円/㎡
瓦	和風住宅によく使われるている瓦で、粘土を焼いて作られています。また、「素焼き瓦」と「釉薬瓦」の2種類があります。「素焼き瓦」とは、粘土をそのまま焼いた瓦、「釉薬瓦」とは、表面に釉薬を塗った瓦です。 メリットは、強度も耐久も高く寿命も約50年〜100年は持つと言われています。一方、デメリットは、瓦が重たいので耐震性能にかけます。また、漆喰部分は定期的にメンテナンスが必要で葺き替えないといけない場合は費用が高額となります。	6,000～15,000円/㎡
トタン	トタンとは、亜鉛でメッキ加工された鋼板です。 メリットは、軽いため耐震性に強く、亜鉛でメッキ加工を施すのでサビにも強いです。メンテナンスをしっかりすれば耐用年数が15年〜20年持つと言われています。一方、デメリットは、トタンは鋼板でできているためフライパンに火をかけたように暑くなります。鋼板の温度は、最高80度まで上がります。	約5,000円〜6,000円/㎡
アスファルトシングル	アスファルトシングルとは、アスファルトをガラス繊維に浸透させた屋根材です。 メリットは、耐水性や遮音性が高く雨漏れや外部からの音がきになりません。費用も他の屋根材に比べ安いです。一方、デメリットは、耐久性に弱く、接着剤で貼り付けているので強風などで捲れる可能性もあります。また、水はけが弱い特徴もあり、勾配が低い屋根には施工できない場合もあります。	5,000～8,000円/㎡

次に施工の内訳が以下の通りとなります。

【カバー工法(重ね葺き)の内訳】

【葺き替えの内訳】

※アスベストを含む屋根の場合は別途処理費用に約20,000～85,000円/㎡がかかります。

葺き替えの際の既存屋根の撤去費用は、スレート屋根は2〜4千円/㎡、瓦は3〜5千円/㎡、金属系屋根やトタンに1〜3千円/㎡かかります。

屋根の修理・補修の費用相場

屋根材は、部分的に修理をする事が可能で、特に瓦では「葺き直し」の工事の場合、全部の瓦を下ろし、下地の防水シートの交換をする雨漏りメンテナンスなどもあります。

また、部分的に瓦を1枚だけ交換する事もできます。

屋根の修理の種類	内容	費用相場
瓦の葺き直し	瓦を一度下ろし内部の防水シート等を張り替えて再度瓦を設置します。	約100〜150万円
瓦の差し替え・部分交換	一部の瓦が割れて閉まった際の部分修理です。	約2〜5万円
漆喰の詰め直し	和瓦・洋瓦の支えている漆喰(接着剤部分)の劣化の補修です。	約3〜7/m
棟板金交換	屋根の頂点の中心部にある板金の部分で台風などで飛ばされた場合に交換となります。	約20〜30万円

※足場が必要な場合は別途費用が必要となります。

屋根の様々なリフォームの費用相場

屋根の様々リフォームは以下の通りです。

【屋根の断熱をする場合】

屋根の断熱の費用では、「屋根の断熱材の費用」「屋根に断熱塗装の費用」があります。

●屋根の断熱材の費用相場

屋根の断熱材では、屋根の内側にグラスウール、ウレタンフォームを取り付けるリフォームがありますが、一般的に平米単価となり約2,000円〜3,000円が相場となります。

●屋根に断熱塗装の費用相場

屋根の断熱塗装では、外側に塗装しますが一般的に平米単価となり約4,000円〜6,000円が相場となります。

また、リフォームする際は足場を設置しなくてはいけませんので足場費用が約100,000円〜150,000円となります。

●屋根断熱と天井断熱の両方を併用する費用相場

屋根断熱と天井断熱の両方を併用する場合は、内側と外側から断熱施工を施します。費用相場が平米単価で約6,000円〜10,000円が相場となります。

屋根の断熱の費用の相場は？

【屋根の形状の変更する場合】

屋根の形状の変更する場合は、まずは足場を設置し、屋根の解体作業から開始します。次に骨組みを造作して屋根を設置していきます。屋根の形状によって費用が大きく異なり、屋根の切妻の費用は約2,000,000円〜4,000,000円、寄棟屋根は約3,000,000円〜5,000,000円、片流れ屋根は約2,000,000円〜3,000,000円、陸屋根は約2,000,000円〜2,500,000円となります。

●屋根の勾配の変更する費用相場

屋根の勾配の変更する費用は、屋根の瓦やスレート屋根、ガルバリウム鋼板などの素材によって費用が大きく異なります。相場が約2,000,000円〜6,000,000円となります。

急勾配の屋根にする場合は、約2,000,000円〜6,000,000円となります。

屋根形状変更する費用の相場は？

【屋根を屋上にリフォームする場合】

屋根を屋上にする場合は、まず屋根の撤去、足場設置が必要となり約700円〜1,000円/㎡、撤去する費用に約2,000円〜3,000円/㎡となります。

屋上を造作して増築する費用相場は、約20,000円〜30,000円/㎡となり、仕上げに防水塗装をする費用が約3,000円〜7,000円/㎡となります。

また、出入り口に内部に階段を設置、外部に外階段を設置する費用ですが約800,000円〜1,200,000円が相場となります。

屋根を屋上にリフォームする費用の相場は？

【屋根の軒天の延長をする場合】

屋根の軒天の延長では、軒の解体・撤去作業、骨組みを増設します。これらにかかる費用相場は、一般的に平米単価となり約30,000円〜50,000円と業者によって費用が大きく異なります。

また、足場設置が必要な場合は、約700円〜1,200円/㎡が必要となります。

屋根の軒天の延長・増設・増築の費用の相場は？

【屋根のドーマーを後付け設置する場合】

屋根のドーマーのリフォーム費用では、「ドーマーの後付け費用」「ドーマーの撤去の費用」をご紹介します。

●ドーマーの後付け設置の費用相場

ドーマーの後付け設置では、まず足場を設置し、屋根の撤去、ドーマーを造作設置します。これらにかかる費用相場は約400,000円〜600,000円となります。

既存ドーマーを塞ぐ場合の費用相場は、約200,000円〜300,000円となります。

屋根のドーマーの費用の相場は？

【天窓の後付け設置をする場合】

天窓を後付けする場合は、平屋・2階建て同様にまずは足場設置をし、費用が約100,000円〜150,000円となり、既設の屋根を撤去に約50,000円〜60,000円がかかります。窓の取り付けの費用に約60,000円〜80,000円となり、最後に防水処理を行います。

総額が約210,000円〜290,000円となります。

屋根の天窓のリフォーム費用の相場は？

【煙突と薪ストーブを設置する場合】

屋根の煙突の費用と薪ストーブの価格には、煙突と薪ストーブは別売りとなります。

煙突の施工費込みの費用相場は、約500,000円〜700,000円となります。

薪ストーブは、約300,000円〜1,000,000円が本体込み価格となります。

屋根の煙突の費用と薪ストーブのリフォーム価格の相場は？

【屋根の無落雪・雪止め金具を設置する場合】

屋根の無落雪・雪止め金具の後付けでは、一般的に平米単価となり約8,000円〜10,000円となります。

費用では、足場設置、雪止め金具、取付け費用、廃材処分費用が含まれます。

屋根の雪止め工事の費用の相場は？

【屋根の融雪装置を後付けする場合】

屋根の融雪装置の費用では、「埋設型融雪機の費用」「移動式融雪機の費用」「屋根融雪電気ヒーターの費用」があります。

●埋設型融雪機の費用相場：約700,000円〜4,000,000円
●移動式融雪機の費用相場：約300,000円〜600,000円
●屋根融雪電気ヒーター(電熱線)の費用相場：約80,000円〜100,000円

屋根の融雪の費用の比較の相場は？

【屋根に太陽光発電・ソーラーパネルを設置・後付けする場合】

太陽光パネルを設置する費用には、「各メーカー」や「kW」によって異なってきます。

太陽光の設置費用は約240,000円～350,000円/kwが相場となります。

住宅用の場合は、4.9kwとなりますので約1,200,000円〜1,700,000円が相場となります。

太陽光発電・ソーラーパネルを設置・後付けする費用と価格の相場は？

屋根リフォームの費用を安く抑えるポイント

費用を安くするコツですが、大抵のリフォームに共通するポイントの4つ「全ての施工を一緒にする」「火災保険や補助金を活用する」「自社施工業者」「DIYをする」をご紹介します。

全ての施工を一緒にする

屋根の色褪せが激しい部分だけを施工するのはコスパが悪いです。特に足場設置に高額費用がかかり、全ての施工を1回で済ませる方がコストも抑える事ができます。

火災保険や補助金を活用する

火災保険の場合、「屋根や雨樋の修理」をする際の足場設置が保険適用になるので、一緒に屋根リフォームをする事で費用を抑える事ができます。

補助金は、「省エネ・環境対策」の補助金で遮熱・断熱塗料を施す場合、「耐震化」で外壁の素材を軽量化する目的の補助金が出るのでうまく活用しましょう。

自社施工業者

手広くしている会社に依頼すると「下請け業者（自社施工業者）」に依頼することが多いのですが、この「下請け業者」へ直接依頼することで中間マージンをカットでき約1割以上、安くなることがザラにあります。

DIYをする

自分で施工することで半値ほどの費用に抑えることができます。ただし、リスクがありDIYでする場合は時間も労力もかかり、失敗した時は金銭的負担が大きく全て自己責任となります。リスクも承知の上で行いましょう。

屋根リフォームのビフォーアフター施工事例【画像・費用】

ｼｰﾘﾝｸﾞ打ち替えと遮熱塗料を施したリフォーム施工事例

300,000

塗装

ｼｰﾘﾝｸﾞ

カラーベスト屋根に重ね葺きを施したリフォーム施工事例

1,000,000

ｶﾗｰﾍﾞｽﾄ

重ね葺き

下塗り・中塗り・上塗りして屋根塗装を施したリフォーム施工事例

400,000

塗装

屋根リフォームの業者の選ぶポイントは？

業者を選ぶポイントは、「特化した専門業者」「実績が豊富」「アフターサービス」「瑕疵保険加入会社」の4点が重要となります。

特化した専門業者

業者にも得意不得意があるので得意でない仕事を依頼した場合、納得のいく仕上がりにしてもらえなかったり、工事も雑な仕上がりの場合があります。また、専門業者でない会社に依頼すると下請けに出す会社もおり、中間マージンを上乗せするので費用が嵩む、何かあっても丸投げなので責任を取ってもらえないという事態になる場合もあります。

※専門業者は、単体でする工事という場合に限り、大規模工事の場合はメンテナンスがしっかりしたハウスメーカーなどがおすすめです。

実績が豊富

実績が豊富な会社を選ぶのが安心です。確認方法は、HPに施工事例があるか、毎度更新されているか確認しましょう。きっちり更新されている会社は、仕事のきっちり度合いにも繋がってきます。

アフターサービス

アフターサービスがしっかりしていると施工後の修理を無料でしてくれたり、定期的に確認をしにきてくれたりします。アフターサービスが悪いと有償の修理であったり、施工後に見つかった業者のミスでも自腹で負担させられる場合があります。

瑕疵保険加入会社

瑕疵保険とは、工事中に業者が何かを破損させてしまった場合に利用できる保険です。これに入っていない場合、高額な修理費用も自腹で負担しないといけない場合があります。

屋根リフォームを激安・格安でするには？

屋根リフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。

屋根リフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

相見積もりとは？

相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

屋根リフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で屋根リフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

一括見積もり無料サービスで安く屋根リフォームをできる優良業者を探す！

一括見積もり無料サービスとは、屋根リフォームを得意としている優良会社の見積もりを複数社一括で行う無料サービスです。また、お客様自身で気になる会社や業者を選ぶことができ安心して費用や会社を比較や検討することができます。

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参考：リフォームの費用と価格の相場は？