耐震屋根の軽量化のリフォーム費用の相場

材料費用+施工費用=
250,000円〜1,350,000円
屋根の耐震の費用の相場ですが、「材料費用」「施工費用」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
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屋根の軽量化と耐震対策について

日本は地震が多い国であり、住宅の耐震性を高めることは安心して暮らすために欠かせません。その中でも「屋根の軽量化」は、耐震リフォームの重要な方法のひとつです。屋根は建物の最も高い位置にあり、重量が大きければ大きいほど建物にかかる揺れの負担が増してしまいます。そのため、重い屋根を軽い屋根材に変更することで、地震時の揺れを抑え、建物全体の倒壊リスクを軽減できます。
屋根軽量化のメリットとデメリット
屋根を軽くすることで、まず耐震性が大幅に向上します。地震による横揺れの力は建物の上部に集中しやすいため、屋根を軽くすることで建物全体が受ける地震力を減らすことができます。また、軽量化によって基礎や柱にかかる負担も軽減され、住宅寿命の延長にもつながります。
一方で、屋根の軽量化にはデメリットも存在します。屋根材によっては断熱性や遮音性が低下する可能性があり、結果として室内環境が変化することがあります。また、デザイン面で和瓦の重厚感が失われるなど、外観の印象が変わる点も考慮が必要です。
軽量化に適した屋根材の種類
屋根軽量化では、従来の陶器瓦やセメント瓦などの重量屋根を取り外し、スレートや金属屋根などの軽量屋根に変更するのが一般的です。以下に代表的な屋根材の特徴をまとめました。
屋根材の種類 | 重量の目安 | 特徴 | メリット | デメリット | 耐用年数 |
---|---|---|---|---|---|
陶器瓦(従来瓦) | 約60kg/㎡ | 粘土を高温で焼いた伝統的な屋根材 | 耐久性が非常に高い/外観が重厚 | 非常に重く耐震性に不利 | 約50年以上 |
スレート(コロニアル) | 約20kg/㎡ | セメントを基材とした薄い板状屋根材 | 軽量でコストが安い/デザイン豊富 | 割れやすい/定期メンテ必須 | 約20〜30年 |
ガルバリウム鋼板 | 約5〜7kg/㎡ | 金属素材の軽量屋根材 | 耐震性に優れる/防水性が高い | 断熱性・遮音性がやや低い | 約30〜40年 |
アスファルトシングル | 約10kg/㎡ | ガラス繊維基材にアスファルトを浸透させた屋根材 | 軽量で施工が容易/防水性に優れる | 強風に弱い/国内普及率は低め | 約20〜30年 |
このように、陶器瓦からスレートや金属屋根に変更すると、屋根重量を3分の1〜10分の1程度まで削減できる場合があります。これが大きな耐震効果を生む理由です。
屋根だけで耐震対策は十分か?
屋根の軽量化は非常に効果的ですが、それだけで耐震対策が万全になるわけではありません。地震の揺れは建物全体に影響するため、屋根を軽くしても内壁や基礎部分が弱ければ倒壊のリスクは残ります。特に築年数の古い住宅では、壁量不足や接合部の劣化が進んでいることが多く、屋根リフォームとあわせて耐震診断を受けることが推奨されます。
耐震診断の結果に応じて、壁の補強工事や金物補強、基礎補強を同時に行うことで、地震に強い家づくりが可能となります。
屋根軽量化リフォームは補助金の対象になる?
屋根を軽くするリフォームは、耐震性を高めるうえで非常に有効な手段です。しかし、実際には屋根の軽量化工事そのものが補助金の対象になるケースはほとんどありません。補助制度は「耐震改修工事」を前提としており、屋根の工事単独では条件を満たさないためです。
補助金の対象となる条件
多くの自治体では、旧耐震基準(1981年以前に建築された住宅)を対象に、耐震診断や耐震改修費用の一部を補助する制度を設けています。
具体的には、耐震診断によって建物の「評点」が 1.0未満 と判定された場合に、耐震改修工事を実施して 評点1.0以上 に改善することが条件とされています。
屋根軽量化は確かに耐震性を高める効果がありますが、それだけでは建物全体の評点を1.0以上に引き上げるのが難しいケースが多いため、単独工事では補助対象外となります。
新耐震基準の住宅はどうなる?
1981年6月以降に建てられた「新耐震基準」の住宅については、原則として自治体の耐震改修補助制度の対象外です。そのため、屋根軽量化を含む耐震リフォームであっても補助金は利用できないのが一般的です。
補助制度を利用するためのポイント
屋根軽量化工事を補助金の対象にしたい場合は、耐震診断と他の耐震補強工事を組み合わせることが重要です。たとえば、壁の補強や基礎の補強とあわせて屋根の軽量化を行うことで、耐震改修全体の一部として補助を受けられる可能性が高まります。
自治体によって制度の詳細や金額は異なりますが、補助金額は 数十万円〜100万円程度 が一般的です。具体的な条件や申請方法については、お住まいの市区町村のホームページや建築課に確認することをおすすめします。
屋根軽量化は費用も大きな投資になりますが、補助金を活用することで経済的な負担を抑えつつ、長期的に安心できる住まいを実現することができます。
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屋根軽量化の耐震対策リフォーム費用と内訳

屋根の軽量化は単に新しい屋根材を載せるだけではなく、既存屋根の撤去から下地の補修、防水処理まで複数の工程を伴います。以下に一般的な流れと費用相場を示します。
●仮設足場の設置:120,000〜150,000円(30〜40坪の住宅の場合)
高所作業のため安全確保には必須。
●既存屋根材の撤去・廃材処分
撤去費用:2,000〜3,000円/㎡
廃材処分費:25,000円〜
陶器瓦やセメント瓦などの重量屋根を撤去し、処分します。
●野地板の補修・張替え:2,500〜4,000円/㎡
既存の下地板(野地板)が劣化していれば張替えや増し張りを行います。
●防水シート(ルーフィング)の施工:600〜1,200円/㎡
野地板の上に防水シートを敷設し、雨漏りを防ぐ基礎をつくります。
●軽量屋根材への葺き替え
スレート屋根:5,000〜7,000円/㎡
ガルバリウム鋼板:7,000〜10,000円/㎡
アスファルトシングル:6,000〜9,000円/㎡
スレート・金属屋根・アスファルトシングルなどの軽量屋根材を葺きます。
屋根軽量化リフォーム費用シミュレーション比較表
面積 | スレート(コロニアル) | ガルバリウム鋼板 | アスファルトシングル |
---|---|---|---|
50㎡ | 約250,000〜350,000円 | 約350,000〜500,000円 | 約300,000〜450,000円 |
100㎡ | 約500,000〜700,000円 | 約700,000〜1,000,000円 | 約600,000〜900,000円 |
150㎡ | 約750,000〜1,050,000円 | 約1,050,000〜1,500,000円 | 約900,000〜1,350,000円 |
ただし、屋根だけで耐震性を万全にできるわけではなく、壁や基礎の補強と組み合わせることが重要です。また、自治体によっては耐震改修に対する補助金制度があり、屋根軽量化も一部補助対象となる場合があります。工事を検討する際は、必ず耐震診断を受け、屋根・壁・基礎を総合的に補強する視点で計画することをおすすめします。
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耐震屋根の軽量化のリフォームを激安・格安でするには?

耐震屋根の軽量化のリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。
全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?
耐震屋根の軽量化のリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。
相見積もりとは?
相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。
耐震屋根の軽量化のリフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で耐震屋根の軽量化のリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。
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屋根のリフォームの費用に関する記事を全てまとめましたのでご覧下さい。
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参考:屋根のリフォーム工事の費用と価格の相場は?