二世帯住宅の増築のリフォーム費用は?「完全分離型」「完全共有型」「部分共有型」別相場や「離れと渡り廊下を繋げる価格」もご紹介

二世帯住宅の増築費用は約1,000万〜2,000万円が目安。タイプ別には、完全共有型:1,000万〜1,200万円/部分共有型:1,200万〜1,500万円/完全分離型:1,500万〜2,000万円が相場です。ほかに、敷地内に離れを建てる場合は約500万〜1,000万円、住戸間をつなぐ渡り廊下は約50万〜70万円/坪(総額100万〜350万円程度)が目安。計画前には建ぺい率・容積率の確認、10㎡超の確認申請(代行費用15万〜20万円)、通し柱など構造制約のチェックが必須で、長期優良住宅化リフォーム推進事業などの補助金活用も検討しましょう。家族の距離感・プライバシーと予算のバランスを見極め、現地調査と複数見積もりから最適解を導きます。

  • 最終更新日:2025年9月2日
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      目次

      二世帯住宅の増築のリフォーム費用の相場

      コンシェルジュ

      材料費用+施工費用=
      10,000,000円〜20,000,000円

      二世帯住宅の増築のリフォーム費用の相場ですが、別棟の増築の費用には、「完全分離型」「完全共有型」「部分共有型」があります。それらの総合した平均の費用となります。下の方に内訳詳細を載せてありますのでご確認下さい。また、この費用の相場は一例となっております。正確な費用はリフォーム会社に現場調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。

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      二世帯住宅の増築リフォームについて

      二世帯住宅

      二世帯住宅のリフォームや増築は、家族のライフスタイルや将来設計を大きく左右する大規模な工事のひとつです。親世帯と子世帯が共に暮らす住まいを整えることで、生活の利便性や安心感が増す一方、設計や申請の段階で確認すべき点も多くあります。ここでは、二世帯住宅の「種類」と「増築前の注意点」、そして「補助金制度」について詳しく解説します。

      二世帯住宅の種類

      二世帯住宅の形態には大きく分けて3つのパターンがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。家族の距離感やプライバシーの取り方に大きな違いが出るため、リフォームを検討する際にはどのタイプを目指すかを明確にしておくことが重要です。

      種類特徴メリットデメリット
      完全共有型玄関・水回り・リビングなどをすべて共有。1つの家をそのまま二世帯で使う形。建築コストが低く済む。家族の交流が深まりやすい。プライバシーの確保が難しい。生活リズムが違うとストレスになる。
      部分共有型一部の設備(玄関や水回り)を共有し、それ以外の空間は世帯ごとに分ける。プライバシーをある程度守りつつ、コストも抑えられる。生活動線が重なる部分ではトラブルの原因になることもある。
      完全分離型玄関や水回りをすべて分け、内部で行き来できないように設計。プライバシーをしっかり守れる。将来、賃貸や売却の際にも価値が高い。工事費用が最も高額になる。家族の交流の機会が少なくなる。

      どのタイプを選ぶかによって、工事費用も生活スタイルも大きく変わります。例えば「親世帯の介護を想定しているのか」「子育て世帯が独立性を求めているのか」によって最適なプランは異なります。

      二世帯住宅の外部増築を検討する前に確認すべきこと

      二世帯住宅のリフォームで「外部に増築」を考える場合、実は計画しても実現できないケースも少なくありません。そのため、工事前に次の3つのポイントを必ず確認しておきましょう。

      ●建ぺい率と容積率の確認

      増築できるかどうかを判断する第一歩は「建ぺい率・容積率」の確認です。

      建ぺい率 =(建築面積 ÷ 敷地面積)×100
      容積率 =(延べ床面積 ÷ 敷地面積)×100

      敷地に対して建てられる建物の大きさは法律で制限されています。すでに上限に近い状態の住宅では増築が難しいため、リフォーム会社や役所で必ず確認しましょう。

      確認申請が必要かどうか

      建築基準法では、 10㎡を超える増築工事 を行う場合、自治体への確認申請が必要と定められています。
      ただし例外として、防火地域や準防火地域に該当しないエリアで10㎡以下の増築であれば申請が不要になるケースもあります。

      申請を自分で行うのは専門知識が必要で難易度が高いため、多くの家庭ではリフォーム会社に依頼します。その際の 確認申請代行費用は約15万〜20万円 が一般的です。

      構造上の制約(通し柱の有無)

      家の構造によっては増築できない場所があります。特に「通し柱」がある部分は住宅を支える重要な構造材のため、切断しての増築は不可能です。工事計画を進める前に、必ず現場調査を行い、どの位置に通し柱があるかを確認しておく必要があります。

      二世帯住宅リフォームと補助金制度

      二世帯住宅へのリフォームや増築では、多額の費用がかかるため、国や自治体の補助金制度をうまく活用することが推奨されます。代表的な制度は以下の3つです。

      すまい給付金
      所得や住宅の性能に応じて給付金が支給される制度。ローンを組んで新築・リフォームを行う場合に対象となります。

      地域型住宅グリーン化事業
      省エネ性能の高い住宅リフォームを対象に補助金が出る制度。二世帯住宅の断熱改修やエコ設備導入で利用可能です。

      長期優良住宅化リフォーム推進事業
      耐震性や省エネ性を向上させるリフォームを支援する制度。補助金額も高額で、二世帯住宅化に合わせて耐震補強や省エネリフォームを行うと利用できます。

      いずれも条件や申請方法が異なるため、リフォーム会社と相談しながら「どの制度が使えるのか」を早めに調べておくことが大切です。

      二世帯住宅の補助金の条件や金額、申請方法は?

      栗林暁監修者のコメント
      二世帯住宅の増築リフォームは、単なる「家の広さを増やす工事」ではなく、家族の生活スタイルや将来設計に直結する大規模なプロジェクト です。

      ・家族の距離感をどの程度保ちたいのか
      ・建ぺい率・容積率の制限をクリアできるか
      ・確認申請や構造上の制約を満たせるか
      ・補助金制度を活用できるか

      こうした要素を整理しながら計画を立てることで、安心かつ満足度の高い二世帯住宅リフォームが実現できます。
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      二世帯住宅の増築のリフォーム費用と内訳

      二世帯住宅の増築リフォームは、親世帯と子世帯が快適に暮らすための住まいづくりとして注目されています。しかし、二世帯住宅の形態によって工事内容や費用は大きく異なります。特に「完全分離型」「部分共有型」「完全共有型」の3つのタイプで相場に幅があり、どこまでプライバシーを確保するか、どの設備を共有するかによって必要な工事が変わるため、総予算にも直結します。

      二世帯住宅の増築費用の相場

      二世帯住宅に増築リフォームを行う場合、相場はおおよそ1,000万円〜2,000万円 となります。これは一般的な戸建てを改装し、二世帯がそれぞれ快適に生活できる空間を整えるための平均的な費用です。

      完全共有型1,000万円〜1,200万円
      水回りや玄関を共有し、生活空間を大きく分けないタイプ。費用を抑えられますが、プライバシー面では制約があります。

      部分共有型1,200万円〜1,500万円
      玄関や廊下は別々にしつつ、浴室やキッチンなど一部の設備を共有するタイプ。ある程度のプライバシーを守りながらも建築コストを抑えられるため、バランスの取れたスタイルとして人気があります。

      完全分離型1,500万円〜2,000万円
      玄関・水回りをはじめ、生活動線を完全に分けるスタイル。建物をほぼ2軒分つくるイメージのため費用は高額ですが、プライバシーを最も守れる形式です。将来的に賃貸や売却を考えた際にも資産価値が高いのが特徴です。

      完全分離型「離れ」を建てる場合の費用

      親世帯・子世帯を完全に独立させたい場合、「母屋」とは別に離れ(小規模な一戸建て)を増築する方法もあります。
      例えば8〜10畳程度の平屋タイプの離れを建て、水回りをユニットバスとミニキッチンにするケースであれば、およそ500万円〜1,000万円程度で実現可能です。

      ただし、建築確認申請やインフラ(上下水道・電気・ガス)の引き込み工事によって費用が増加することもあるため、実際にはプラス数十万円かかるケースも珍しくありません。

      離れを増築する費用相場は?水回りや渡り廊下で繋げる費用も紹介

      別棟(二世帯住宅の新築増築)の費用

      母屋の増築ではなく、敷地内に別棟として二世帯住宅を建てるケースもあります。この場合は新築注文住宅と同じく 坪単価 で計算されます。

      完全分離型坪単価 約85万〜150万円
      完全共有型坪単価 約65万〜100万円
      部分共有型坪単価 約80万〜130万円

      例えば30坪規模の新築を完全分離型で建てる場合、2,550万円〜4,500万円 と高額になりますが、将来の資産価値は非常に高くなります。

      二世帯住宅の相場!坪単価と費用の価格はどのくらい?

      二世帯住宅の「渡り廊下」の増築費用

      母屋と離れ、あるいは二つの住居をつなぐ方法として「渡り廊下」を設けるプランもあります。雨の日でも移動がしやすく、生活動線を快適にすることができるため人気ですが、構造上の工事が必要になるため費用は高めです。

      ●費用相場:1坪あたり約50万円〜70万円

      材質の違い:鉄骨造、木造、プレハブによって価格は変動します。
      廊下の規模:およそ2坪〜5坪が一般的なサイズで、総額にすると約100万円〜350万円ほどかかります。

      渡り廊下は単なる通路ではなく、小さな居室やサンルーム的に利用することも可能です。ただし、居住性を高めるほど費用も上がりやすいため、用途を明確にしたうえで設計することが大切です。

      渡り廊下の増築のリフォームの費用相場は?

      二世帯住宅へのリフォーム・増築は、単に「部屋を増やす工事」ではなく、生活動線の整理とプライバシーの確保 が最も重要になります。

      ・完全分離型なら費用は高いがストレスの少ない暮らしが可能。
      ・部分共有型ならコストを抑えつつ適度な独立性を確保。
      ・完全共有型は最も費用を抑えられるが、生活リズムの違いに注意。

      さらに、建ぺい率・容積率の制限や確認申請の有無、固定資産税の増加など、法的な側面も忘れてはなりません。特に水回りを新設する場合や増築面積が10㎡を超える場合は確認申請が必須になるため、早めに施工会社へ相談することが推奨されます。

      【よくある質問】

      二世帯住宅に増築リフォームする場合は「どれぐらいの面積が快適」ですか?

      タイプ別の“快適ライン”は次のとおりです。

      タイプ最低限運用ライン(目安)快適ライン(おすすめ)想定世帯像・前提
      完全共有型30〜35坪(約99〜116㎡)35〜45坪(約116〜149㎡)親2人+子世帯(夫婦+幼児1〜2)/玄関・水回り・LDKを原則共有
      部分共有型40〜45坪(約132〜149㎡)45〜55坪(約149〜182㎡)玄関別 or 一部共有(浴室・洗面の片方共有など)/各世帯に個室+簡易キッチン
      完全分離型50〜60坪(約165〜198㎡)60〜70坪(約198〜231㎡)玄関・LDK・浴室・トイレすべて別/2LDK×2世帯相当を想定

      収納は延床の10〜15%、洗濯→物干し→収納の短い動線、寝室×水回りの遮音・個別換気を設計に組み込むと快適度が上がります。

      リノベ・増改築はどこに頼めばいいの?
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      二世帯住宅の増築のリフォームを激安・格安でするには?

      二世帯住宅の増築のリフォームを激安・格安でするには、相見積もりを取り、業者の費用を比較することです。


      全てのリフォームに適用!リフォームを激安・格安にする方法は?

      二世帯住宅の増築のリフォームを依頼できる業者は、ハウスメーカー・工務店・各業者・建築事務所など各県に数多く存在します。理想のプランや費用で対応してくれる業者を探すには、複数の会社・業者を比較しながら見定めます。

      相見積もりとは?

      相見積もりとは、数社から見積もりを取り、価格や費用を比較検討することを意味します。

      二世帯住宅に増築するリフォームを安くするには、相見積もりが重要となりますが、相見積もりを自分で行うと手間と時間がかかります。また、優良会社を見定め依頼をしないといけないので会社探しが難しく最悪の場合、悪質業者に依頼することがあり、想定以上の高い費用で二世帯住宅の増築のリフォームを行うことになってしまいます。そうならない為にもオススメなのが、一括見積もり無料サービスを利用しましょう。

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      参考:
      増築するリフォームの費用と価格の相場は?






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